VANLIFERS特集では、車で生活する次世代のライフスタイル「VANLIFE(バンライフ)」を送る、素敵な方々をご紹介します。今回は、「ミニマリスト夫婦」として、軽自動車のハスラーで車中泊をしながら、日本全国を旅するように暮らす、えりたく夫婦(えり・たくや)のお二人に、その魅力に迫りました!
たくや:2019年4月から始めたので、2ヶ月ですね。私は、学生時代から車中泊旅の経験はあったのですが、えりは初めてです。キッカケは、2018年8月に初めて出会って、9月に婚約、10月に入籍したことですね。実は、私たち出会ってからまだ1年経っていないんです(笑)
えり:2人とも出会うまではTwitterでお互いの存在は知っていたんですよ。当時私はシンガポールでコンサルタントをしていて。翌月の香港での仕事が決まっていたのですが、それまで自由な時間があって。なので、日本に一時帰国して、新宿のカフェにいたんです。そして、Twitterで「新宿いる人ぜひ会いましょう!」と呟いたところ、たくやが現れて。そして、こう言ったんです。「4日後に愛媛に車で行くんだけど、一緒に来ないか?」って。
ちょっと驚きましたが、私もちょうど時間があったのと、何かこの人面白そうだなと思って「行く!」と即答。そして、道中の大阪で付き合うことになり、1ヶ月に婚約、今に至りますね。なので、最初の出会いは、ドライブがキッカケでしたね。
たくや:よく言われます(笑) 多分、初めて会ったときに、“旅するように暮らしたい”という2人の価値観がピタッと合致したことが大きいですね。というのも、私たちはそれぞれ東京に住んでいた時期があったのですが、“同じ場所に住んだり、同じ場所を行き来するだけなのに、何故こんなにお金を払わないといけないの?”ということを2人ともずっと疑問に思っていて。
それで、じゃあ旅に出ながら、お互いの理想を追求してみよう!と意気投合しましたね。でも、実は結婚した当初は喧嘩ばかりしていました(笑)
えり:実は、当初は今の車中泊しながらという生き方ではなかったんですね。漠然と、旅をしながら一緒に働こうという感じで。たくやは元々、デザイン・サイト構築をフリーランスでやっていたのですが、ある時、彼が地元埼玉で友人と起業するという案が上がって。そこで、私が反対したんです。だって、それじゃ旅出来ないじゃん!って。
あと、私たちは一緒にいるだけじゃなくて、一緒に仕事しながら、2人で楽しいライフスタイルを送りたいと話していたからです。そんなときに、栃木の農業体験を記事にするお仕事を頂いて、2人で車で向かったのですが、それが本当に楽しくて。そこから漠然と車で移動しながらの暮らしを意識するようになりました。
たくや:そうだったんです。まさに、2人で継続的に働く方法を模索していたところ、Twitterで株式会社MOVEDがちょうどマーケティング広報の仕事を募集していました。そこには「リモート可」の文字が。そこで、すぐに応募したところ、面白がって頂いて夫婦で採用下さることに。
今では、夫婦2人でWeb制作・デザイン・ライティング・マーケティング広報・イベント設営を、業務委託という形で関わらせて頂いています。そのため、現在はイベントや取材の場所に向かって移動しながら、バンライフ生活をしています。
たくや:どこも素敵だったので全然選べないですね。。バンライフをしながら訪れた場所は、2019年4月以降からはYouTubeで発信しているんです。YouTubeを始めた理由は、私たちが思い出を記録として残しておきたいのと、バンライフを始めると言ったときに親が結構心配したので(笑)、動画を見て安心してもらいたかったからです。
あ、最近は埼玉県横瀬町へ「よこぜプレゼン部」というイベントの取材に行きましたね。関係人口創出に精力的に取り組んでいらっしゃる本当に素敵な地域で。
横瀬町を一望できる花咲山公園にて、ご案内頂いた富田町長と一緒にゴロゴロ
えり:この経験から、地域の隠れた魅力をもっともっと多くの方に知って頂きたいなと思いましたね。そのために、今後YouTubeやブログ、Twitter(えり、たくや)をより多くの方に見てもらえるよう発信力をつけて、日本全国の地域を盛り上げていきたいと考えています。
えり:バンライフを始める前は私も“こんな小さな車に2人で住めるの?”と思っていたのですが、たくやの車ハスラーは全部の席を倒すとほぼフラットになるので、大人2人でも快適に寝ることが出来ます。でも、車内でずっと1日過ごすのはキツイので、仕事はなるべく職場(笑)のスターバックスに行くことにしていますね。
ある日の道の駅で迎えた朝。バンライフ生活は毎朝見る景色が変わります
たくや:今は道の駅に滞在することが多いですね。事前に施設やトイレの写真などを調べて、女性でも快適に過ごせそうな場所を選んで行くようにしています。ただ、正直、道の駅の駐車場は、セキュリティ面で女性1人で車中泊するにはハードルが高いなあと感じてるので、Carstayのサービスに期待ですね。
ちなみに、先日は静岡県にある「道の駅 伊東マリンタウン」に行ってきたのですが、最高でした。目の前に海があり駐車場も広く、温泉もついてて、近くにあるメガドンキホーテにはちゃんと地域の食材も夜間に売ってて。そして何より建物が綺麗SNS映えすることですね。2人で大興奮していました。
えり:はい、基本的にたくやが(笑) 実は彼は元々マラソン選手だったんです。なので、食材の栄養価は常に気にしていて。なので、道の駅では栄養価が高いものを常に探していますね。美味しい食べ物を調達出来たら、車内で調理して、ご飯を食べています。あと、たくやは筋トレも欠かさないので、トレーニングの一環で毎日お姫様抱っこもしてもらっています(笑)
たくや:車中泊って面白いよってことを伝えたいですね。特に、デートプランの1つとしてカップルには強くオススメします。キャンプに似てると思うんですけど、2人で協力しないと上手くいかないので、距離感がぐっと縮まりますよ!今度、そんな私達がオススメするバンライフデートプランをご紹介します。乞うご期待下さい!
えり:意外と女性でもバンライフ楽しめるよってことですかね。キャンプよりもセキュリティは安全で、虫も入ってこないし、綺麗なトイレがある施設は日本中にいっぱい。ぜひ、興味ある方はぜひ1度試してみて欲しいです♬
リモートワークをしながら、軽自動車(ハスラー)で日本一周中の夫婦。夫・拓也(デザイナー・エンジニア)、嫁・恵利(ライター・マーケター)として、たまにある出張に合わせて、車中泊もしながら移動し続ける生活「バンライフ」を実践🚙