京都市の伏見区で、キャブコン「COYOTE号」をCarstayに登録されている、服部夫婦。
Carstayステーションの運営や空き家コンサルティング、民泊清掃事業を展開し、車両購入以降は、「京都キャンピングカーレンタルCOYOTE」というキャンピングカーの貸出し事業をされています。
Carstayには車中泊スポットと車両のどちらも登録されていて、前回はCarstayステーション「京都アボカドヴィレッジ ホームステイ&シェアハウス」のお話を伺いました。
そして今回はCarstayのカーシェアに登録してあるキャンピングカーについてインタビュー!
※現在は「COYOTE号Ⅱ」が掲載されています。取材時に撮影した車両写真とは異なります。
服部さんがキャンピングカーを購入されたのは2020年。地域活性化を考え、Carstayへの車両登録はキャンピングカー購入当初から検討していたそうです。購入までにどのようなストーリーがあったのでしょうか?
ワインソムリエの資格を持つ奥様の景さんと、話題豊富なご主人ひとしさん
私たちは、2020年にキャブコンを購入しました。
その理由は3つ。まず1つは、自分たちがキャンピングカーで、暮らすように旅をしたかったから。
約30年前の出来事ですが、ニューヨークに住んでいる友人を尋ねた旅行中、部屋を借りたんです。その頃はまだAirbnbのような個人の部屋を借りるサービスはなかったので、人の部屋に泊まるとその異文化には驚きの連続。「暮らすように旅する」という感覚を知って、衝撃を受けました。それからは、ツアーよりローカルに溶け込んで楽しむ旅のスタイルを好むようになりました。
NYでの服部さん
そのあと妻と出会い、似た感覚をもっていたことから意気投合。今は京都で「出会いのある場所」や「国際文化交流の場」を作りたくて「京都アボカドヴィレッジ ホームステイ&シェアハウス」を運営しています。
5年前、Airbnbを始める頃にキャンピングカーを知り、より「暮らすように」旅ができると興味をもちました。
キャブコンを選んだ理由の1つは、個人的に「キャンピングカーといえばキャブコン」のイメージが強かったから。実は、Carstayをに車両登録して初めて、バンコンや他にもたくさんのキャンピングカータイプがあることを知りました(笑)
2つ目の理由は、維持費を払う方法として、レンタルキャンピングカー事業を考えたからです。キャンピングカーを使って、車でしか行けない京都のスポットを知ってもらえたら!と思っています。
そして最後の理由は、海外のAirbnbでキャンピングカーが宿泊施設になっているのを見て、これをいつか日本でやってみたいと思ったから。そのための一歩として、まずはキャンピングカーを持つことから始めました。
まずは自分たちが使って、使い方や使用感を感じてみようと思い、旅に出ました。
実際に使ってみて、すごく快適でしたよ。1週間程度、伊豆半島や山梨県など行きたい場所を巡りました!2020年秋に開催された「バンターテイメント」にも参加をして、オリジナリティあふれるバンや、若いバンライフ実践者とも出会えて"車中泊旅の未来"を感じました!
キャブコンのCOYOTE号は、2人には十分すぎる広さ。荷物もたくさんつめるので、長期の旅も安心です。車内も高さがあるので、立ったまま着替えられることや、運転席の上にあるベッドスペース(バンクベット)に2〜3人は余裕で眠れるところも気に入っています。
電子レンジや冷蔵庫などの電化製品が使えるのも便利なところ。
僕はサービスエリアで食べ物を買うのが好きなんですが、買ってきてすぐ食べられるスペースが車内にあるので、どこでもレストランに早変わりするんです。その感じがとても気に入っています。
あとは、レンタル事業を検討していたので「使う人にとって運転しやすいこと」も重視しました。「COYOTE号」は、目線が高いので視界もよく、小回りが効きます。キャブコンは初心者でもすぐに運転に慣れますよ。
視界も広く、ハンドルも軽いので運転しやすい!
京都市内の地元から愛される商店街内、新大宮広場とのコラボ事業で、キャンピングカーCOYOTE号の貸し出しと車中泊スポットの運営をスタートしました!昭和レトロ感漂う銭湯(夜中まで営業)や、八百屋、豆腐屋、居酒屋、お洒落なカフェ、スーパーマーケットもある便利な「City型 RVパーク」です。レンタル自転車もあるので、金閣寺など世界遺産巡りや寺社仏閣ツアーにもオススメです!是非、京都観光のベース泊(拠点)にどうぞお越しください!
Mobility Park@新大宮広場
くるま旅ステーション
〒603-8208 京都市北区紫竹西桃ノ本町60番地4
はい。車の受け渡しは、ご要望があれば二条城周辺か伏見区アボカドシェアハウスでも可能です。
また、伏見区のアボカドヴィレッジシェアハウスでは、民泊として併用して利用できますよ。
キャブコンは運転しやすいですが、快適な空間と引き換えに、2.9メートルという車高があります。運転時には空気抵抗もあるので、楽しく旅をしてもらうためにも、制限速度や高さなどの注意点をお伝えしています。
さらに、ベッド展開や、万一電源のヒューズが飛んだ場合の対応など、万が一にも困らないように一通り説明しています。全く初めてのかたであれば、30分以上かかることもあるので、出発までの時間を考慮していただければと思います。今後、説明動画などで事前に説明できるように準備中です。
▼キャブコン運転の注意点についてはこちらの記事もご参照ください。
Carstayは、キャンピングカーや車中泊について調べているときに知りました。
キャンピングカーのレンタルも、普通に貸すだけでは面白くない。もっと面白いことをやりたい。元々ローカルとの連携に興味があり、交通の便や宿泊先を考えたときに、キャンピングカーで地方に行くのはおもしいろいなと思っていました。
キャンピングカーで地域活性の夢を語るひとしさん
Carstayの「誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」というミッションや、車でないといけない場所に価値があるという考えにも共感して、キャンピングカーが到着してすぐ、Carstayのバンシェアとステーションの登録をしました。これから、Carstayともうまく連携できたらと思っています。
京都府綾部市にある廃校活用施設。自然豊かな場所へ出向いて調査中!
僕たちは、車中泊場所について色々な場所を開拓中です。地元京都の地域を繋いだり、盛り上げていきたいと思っています。最近では、廃校を活用した場所や地元の人がみんなで作っている新たなキャンプ場を知る機会もありました。まだ課題はありますが、今後、Carstayステーションの登録に繋がり、新しい体験が提供できればと思っています。
レンタルされたご家族との記念写真
2020年3月以降に車両とステーション(車中泊スポット)登録をして利用してもらっています。元々コミュニケーションが好きな私たちは、来られた方と色々お話できるのが楽しいですね。
正直なところ、直接電話で予約をとることに慣れている世代なので、アプリでの管理は少し面倒だと感じています。個人でもレンタルをしているので、予約管理には気をつけて対応しています。
Carstayにキャンピングカーを車両登録したおかげで維持費も少しはカバーできています。
キャンピングカーをいろんな方に使ってもらって、京都の良さを知ってもらえるといいなと思います。そのためにも、僕たちも新天地を探しに行きたいと思います!
伏見稲荷大社や鴨川など有名観光地の近くにあるCarstayステーション「京都アボカドヴィレッジ ホームステイ&シェアハウス」の運営や空き家コンサルティング、民泊清掃事業を展開。車両購入以降は、「京都キャンピングカーレンタルCOYOTE」というキャンピングカーの貸出し事業をされています。