色々な生き方を集めるため。私はモバイルハウスで日本全国旅をした| 大堀幹生

色々な生き方を集めるため。私はモバイルハウスで日本全国旅をした| 大堀幹生

VANLIFERS特集では、車で生活する次世代のライフスタイル「VAN LIFE(バンライフ)」を送る、素敵な方々をご紹介します。今回は、東京から高知へ移住したのち、2ヶ月間、日本全国をモバイルハウスで旅した大堀幹生(おおほり・みきお)さん(※ 写真左)にその活動について伺いました!


大堀さんのバンライフ歴と、そのキッカケを教えて下さい



僕はNPO法人ひとまきという団体に所属しており、「何度でも生き方を選ぼう」をコンセプトに掲げ、高知の山奥で生き方に悩む若者の受け入れを行なっています。今回は2019年1月から「#Coトラックというモバイルハウスで日本全国旅をしながら車中泊をしました。実は、この「#Coトラック」でのモバイルハウス旅企画は、ひとまきというNPOの活動の一環だったんです。

なるほど!ちなみに、なぜ「若者の受け入れ」をしているNPOでモバイルハウス旅を行なったのでしょうか?



一言で言えば「色々な生き方を集めるため」です。具体的には2つの活動を行いました。


1、47都道府県で47人を取材し「次世代生き方図鑑」を作る

2、色々な生き方に出会えるイベントを全国17箇所で開催する


僕たちは普段、高知の嶺北地方という、人口の50%以上が65歳以上の高齢者となっている「限界集落」で若者の受け入れを行なっています。しかし、高知の山奥までは来れない人も多いですし、若者支援を行なっている僕らスタッフ6名も全員20代で、限界を感じていました。


というのも、仕事や生き方に悩んでいる若者が来ても自分たちの経験でしか解決策を提示することができないんですよね。なので、日本全国にいる色々な生き方の人に会いに行こうという話になりました!



そんな時に出会ったのがモバイルハウスだったんです。「動く家!?面白くね!車中泊で宿代も節約できそうだし・・・。」となって、今回一緒に旅をしたNPO法人ひとまき代表の矢野大地と計画がドンドン進んでいきました笑


47都道府県47名取材ってすごい!どなたか印象的な方はいましたか?



個人的には、長野の佐久という場所でコワーキングスペースiitoco!!を営む江原政文さんが話されていた、「移働」という概念がとても面白かったです。"「移働」というのは移動しつつも、移動先のコミュニティの役に立つような血の通った働き方をするということ。人間の幸せって、自由になることだけでは満たされなくて。大切なのってコミュニティに貢献している感覚なんですよね。なので、移動しつつも自分のスキルを移動先のコミュニティに還元して役に立つ。それが「移働」なんだ"と江原さんは言っていました。


これって、VANLIFEにも通ずるところがあるかなと思っていて。どこに行ってもホストで、「もてなしてもらい続ける」って面白くないと思うんです。自分が移動することで世の中が良くなったり、滞在先のコミュニティに貢献できたりすると、旅とかVANLIFEはもっと楽しくなるはずです。


「移働」...! 面白いですね!ところで、そもそも大堀さんはなぜ大企業を辞めてまで、高知へ移住されたのでしょうか?


元を辿ると、大学のときの原体験がキッカケです。高校までの僕は勉強も運動もできず「自分は能力が低い。」「何もうまくいかない人間なんだ」と思って過ごしていました。でも、大学でロードバイクと出会ったんです。ロードバイクでの自転車競技は自分に合ってたみたいで、試しに大会に出てみたら、これまでスポーツで活躍できなかった僕が入賞することもありました。



この時に“闘うフィールドを変えるだけで、こんなに成果が出ることがあるんだ”って衝撃を受けたんです。その経験から、他人の可能性を最大限発揮できる仕事がしたくて、東京の人材会社に新卒で入社しました。しかし、僕が配属された新規開拓の営業は自分には合っておらず、いつしか、また自分の力を発揮できていないことにジレンマを感じるようになっていました。そして、最終的には、4年間営業として働いた後に、2018年11月に会社を辞めてしまいました。


意外と最近の出来事で驚きました。大企業を辞めるのに不安はなかったのでしょうか?


そりゃ、すごい不安でしたよ(笑) でも、ある方との出会いを通じて、“僕は、就職活動で企業選びはしたけれど、生き方選びはしなかったな”ということに気づいてしまったんですよね。その方というが、「住所不定キャンパー(現ハイパーキャンプクリエイターズ)」のお2人です。当時の2人は車にキャンプ道具を積み込んで、日本全国を旅しながらいきていました。「え!キヤンプをしながら生きてる人!?どういうこと?」初めて見た時は衝撃を受けましたね。そこで、すぐに会いに行きました。


画像出典:Hyper Camp Creators(https://camp-in-japan.com/)より


フットワークの軽さ!それでは、お二人との出会いが退職を決めたんでしょうか?


はい、間違いないです。その後、住所不定キャンパーの2人がやっていたようにブログでの副業を始め、路上商売・せどりなどの副業も含めてある程度稼げるようになったタイミングで会社をやめました。退職後は車にロードバイクとキャンプ道具を詰め込んで旅をしていたのですが、だんだん貯金も減っていき「もう少しブログでの収入を増やしたいな」と思うように。


そんなタイミングでプロブロガーのイケダハヤトさんがアシスタントの募集をされていて、「日本トップブロガーのもとで学びたい」と思いDMしてみたら5分でお返事を頂けて。イケダハヤトさんがいる高知に移住したのが2018年12月です。


フットワークの軽さ!!!(2回目) 地方移住は抵抗なかったのですか?


はい、むしろ僕はキャンプとか自然が好きなので、今は最高の住環境ですね(笑) そうして、高知に来たタイミングで出会ったのが冒頭で紹介した「NPO法人ひとまき」です。ひとまきでは、生き方に悩む若者の支援をしていて、1週間・1ヶ月・1年の滞在プログラムを運営しています。



この取り組みを見た時に「あれ?これって僕が人材会社に入社してやりたかった、他人の可能性を最大限引き出す活動時じゃね?」と思って、いつのまにかスタッフになっていました。そして、モバイルハウスで旅に出るというわけです(笑)


なるほど!やっと話が繋がりました(笑) それでは、今回の旅を踏まえて、これからのビジョン等あればお聞かせ下さい!



色々な「暮らし方」「働き方」「生き方」を実践していきたいと思っています。今回、日本全国色んな人に会って、「暮らし方」「働き方」「生き方」って本当にたくさんのバリエーションがあるんだなと思いました。VANLIFEもその1つ。


今回はモバイルハウスでの車中泊旅・VANLIFEという暮らしを実践しましたが、多拠点生活・ワーケーション・海外生活(海外の労働観)などにも興味があります。自分でやってみないと分からないですから、色々実践してみたいですね。



新しい生き方をどんどん実践されるんですね。素晴らしいです。最後に、そんな新しい旅・暮らしの1つ、“VANLIFE” に興味を持つ読者のみなさまにメッセージをお願いします!


とにかく行動することが一番大切だと思います。今回の旅で「この人の生き方かっこいいな」と思う40〜50代くらいの大人が口を揃えて「とにかく行動しろ」と言っていました。若い人はすごく頭がいい。スマホを駆使して情報を得るのも上手い。でも頭で考えているだけで行動が足りないよね。と。確かに僕の場合を思い返しても、わけもわからずブログを立ち上げた時・住所不定キャンパーさんに会いに言った時・思い切って高知に移住した時。行動した時に大きく道が拓けました。



とにかく、面白いことに飛びついていくのがいいですね。そういう意味でも、どこでも自由に動けるVANLIFEというライフスタイルは、多くの機会に恵まれていると僕は思います。それでも悩んでしまったら、ぜひ高知にいつでも遊びに来て下さい!お待ちしています。


お話を伺った方:大堀幹生(おおほり・みきお)さんプロフィール


NPO法人ひとまき代表の矢野大地氏と一緒に日本全国をモバイルハウスで旅しながら新しい生き方を伝える「#Coトラック」を主宰。


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バンライフが大好きな28才!車中泊旅ライター。 「VANLIFE」の魅力を多くの人に知って貰えたら嬉しいです! ・Twitter: KCarstay
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