バンライファー夫婦のとおるんよしみんです!日産キャラバンで車に住むおうち型バンライフをしながら日本各地を旅しています。 2018年は世界一周、2019年6月から日本一周中。車中泊初心者&女子向けの情報を発信中(^^)!
VANLIFERS特集では、次世代のライフスタイル「VANLIFE(バンライフ)」を送る素敵な方々をご紹介します。今回は、埼玉県のときがわ町でキャンプ民泊を経営している「野あそび夫婦」。
キャンプをするだけではなく、日産のキャラバンを購入しバンライフにも挑戦しているおふたりに、キャンプ、そしてバンライフについてお話を伺ってきました!
私たち夫婦は2019年6月から埼玉県のときがわ町でキャンプ民泊「NONIWA(ノニワ)」(以下NONIWA)を経営しています。コンセプトは「私達が住む民家の庭でキャンプ体験をしてもらうこと」
そのキャンプ民泊で送迎車が必要だったのでキャラバンNV350を購入しました。それから半年間かけてカスタマイズをして、2020年の夏に車で北海道に行ったのがバンライフの始まりです。
キャンプ民泊とは「キャンプ場」と「民泊」をかけあわせた造語です。キャンプ場と民泊のいいところ取りをしたいと思ってこの名前にしました。キャンプ場では、どうしても「トイレや水洗い場が衛生的かな?」「お風呂は入れるかな?」などの不安をもっている方が多く、初心者だとなかなかキャンプを始めることにハードル高く感じる方もいらっしゃいます。
そこでNONIWAでは初心者でも気楽にキャンプできるように、綺麗なトイレやお風呂、キッチンを用意しました。
キャンプ初心者が不安に思うポイントを押さえている分、ハードルは低いかなと思います。
ほかには、キャンプギア(キャンプ用品)の貸し出しもしているので、テーブルやたき火などのキャンプグッズを持っていない方でも楽しんでいただけます。また、キャンプ初心者のかたでわからないことは私たちが教えるので、安心してキャンプすることができますよ。
キャンプって、テントの設営や食事作りなどたくさんのことを覚える必要があるので、お教えするプログラムをつくりました。2021年からは3回にわけて行っています。
1回目は「キャンプ講習」。キャンプをするために必要最低限の道具やマナーについて。そして、参加者みんなで3タイプのテントを設営します。
2回目は「デイキャンプ体験」。1組ずつテントやタープを設営したり、火起こしに挑戦して焚き火でマシュマロを炙ってみたり。またキャンプ場でも道具の細かい使い方や過ごし方について学びます。
3回目は「1泊2日キャンプ体験」。道具はすべてレンタルで1泊2日のキャンプにチャレンジ!ガスバーナーやホットサンドメーカーを使った朝食作りにも挑戦します。
この3回でキャンプの基礎を学べるので、キャンプの基礎を習得した方向けに【アレンジキャンプ体験】もご用意しています。NONIWAにあるキャンプギアを自由にレンタルしてもらって、お客様の好きなスタイルでキャンプを楽しむスタイルです。
不定期でワークショップもやっています。
ナンを焼くためのタンドール窯を作ったり、作ったタンドール窯でナンを作ってみんなで食べたり。その他は親子で楽しむ火育などもご用意しています。
キャンプをあまりしたいことのないご家族がNONIWAにいらっしゃったのですが、テントを一緒に張ってキャンプを勉強した数ヶ月後には「キャンプギアを全部揃えました!」と報告がありました。そういうキャンプ好きな方が増えたときは嬉しいですね。私たちがおすすめしたものも取り入れてくれているとなお嬉しくなります。
ほかにも、NOMIWAでキャンプのことを学んで「今日はここのキャンプ場に行ってキャンプ楽しんできました」と連絡をもらうときもすごく嬉しくなります。
お客さんがキャンプにハマって、逆に「このキャンプギアおすすめですよ」と私たちに教えてくれることもあります。キャンプが好きな人とこうやって交流できるのは楽しいですね。
車を購入した理由は2つ。
1つ目はお客さんを送迎するため。
後部座席は折りたたみの座席があり、8人も座ることができるんです。
そして2つ目はキャンプイベントに出店などをする時に荷物を乗せて移動するため。
後部座席は折り畳みが簡単なので、人が乗らない時は荷物もたくさん載せられます。後部座席を折り畳めば人が寝ることができるくらい広いスペースがあるので、使い勝手がとても良いです。
この2つをクリアしていたのが日産のキャラバンやトヨタのハイエース。
ハイエースも広くていいのですが、私たちはキャラバンNV350を選びました。
購入後はバンライフビルダーのCielBleu.(シエルブルー)さんにカムタマイズを依頼しました。断熱材と遮音板を入れて、車内は天井と側面は木材を使用。木の香りが最高です。
実は車内に寝ることはほとんどなく、ルーフテントの中で寝てます。
ルーフテントにソーラーパネルがついていて、そのソーラーパネルで発電した電気をバッテリーにためて、電動で開閉ができます!シェードがあるので、雨が降ってもルーフテントの中には雨が入ってこなくて快適です。
そしてテントの中から見える景色が最高なんですよね。
車内よりは高い位置から景色を見ることができるので、朝起きて絶景が見れたときは最高です。
ルーフテントをつけると車高が2.3mを超えるので、立体駐車場に入れなかったりキャンプ場で低い木の枝にぶつけたりするデメリットもありますが、慣れれば対応方法も身につくので大丈夫。ルーフテントはとてもお気に入りです。
去年の夏は一週間北海道へ。近場だと2泊3日と短期で長野や山梨に行ったこともあります。
北海道では北海道キャンプに行ったことある方におすすめされたキャンプ場に行ったのですが、今までしていたキャンプとは全く違って、北海道ならではのキャンプ文化があるんだって感じました。関東のキャンプ場ではお気に入りのギアを持ってきて並べ、ランタンをつけて、友達と大勢で話しながら楽しく過ごす方が多いですが、北海道では自然を見て感じて癒される方が多かった印象です。
ソロや2人組みが多くて、灯りは手元を照らす最小限の灯りと焚き火だけ。燃え唸るランタンを使っている人はいませんでした。みんな湖畔に溶け込むようにひっそりと自然の中でのキャンプ。北海道でのキャンプを知ってすごく衝撃でしたね。
壮大な自然に包まれる初めての感覚。そして空には満天の星空。
北海道のキャンプは最高でした。
私たちはキャンプをすることが多いので、今まではテントを設営、撤収する必要があったのですが、それがバンを取り入れることでなくなったことは大きい変化です。テントの設営、撤収には意外と時間がかかります。バンで旅をする時にはその分時間をゆっくり使うことができ、キャンプ場のオーナーさんとお話ししたり、2人でゆっくり過ごしたりできているので、NONIWA号があってよかったと思いました。
また、私たちの感覚だとキャンプギアの一つとしてバンがあるという感覚です。「バンライフ」というよりは「バンキャンプ」かな。バンがあることによってキャンプがもっと楽しくなるし、旅やキャンプの広がりをもてるので、バンも大切なキャンプギアの1つです。
埼玉県ときがわ町でキャンプ民泊「NONIWA(ノニワ)」を経営されているご夫婦のサイト。
キャンプ体験や地域密着型のワークショップも開催しています。
キャンプ民泊NONIWA HPはこちら!https://noniwa.jp/
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