資金調達の背景と「Carstay 2025」
新規引受先として、栖峰投資ワークス株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:関 兵馬)、W ventures株式会社(本社:東京都渋谷区、代表者:新 和博、東 明宏)、ミナミインキュベート株式会社(本社:福岡県大野城市、代表取締役:江上 喜朗)がCarstayに出資、既存投資家からも追加出資を受けました。年内に同ラウンドの追加の資金調達も予定しています。
今回の資金調達は、3回目の第三者割当増資によるもので、Carstayのミッション「Stay Anywhere, Anytime. 誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」の実現に向けて、既存事業であるキャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay(https://carstay.jp/ja)」のユーザー満足度向上を図るとともに、今後の更なる事業拡大に向けて、プロダクトの強化や新規事業の立ち上げを目的として、エンジニアおよびカスタマーサクセス担当の採用を開始しました。
さらに、Carstayはミッションの世界観を示すことを目的として、「バンライフ」と「自動運転技術」が交わる、近未来の豊かさを表現するコンセプトアート「Carstay 2025」を発表します。
2025年までに100万人のユーザーに愛されるサービスの社会実装を目指し、世界観に共感・熱狂する仲間とともに、行政・自治体・事業者と連携しながら、「バンライフ」事業を推進します。
投資家のコメント
宮下氏 率いるCarstayはキャンピングカーに特化したCtoCのシェアサービスを展開。まだまだ未開拓なこの領域で、単なる移動プラットフォームではなく、車中泊という文化の醸成、“旅ナカ”の新しいコンテンツの提供という新しい旅のあり方を提案するプラットフォームとして注目を集め、ユーザーから強い支持も得ています。また、日本各地には溢れる魅力がありながら、二次交通や宿泊の問題で訪れることが難しい地域も多く、このような地域へ来訪し地域の魅力を発信していくきっかけとしての役割を担うことにも期待しています。チーム一丸となり難易度の高いこの領域へのチャレンジを推し進めるCarstayを全力でサポートしていきます!
株主として参画させていただくことができ大変嬉しく思っています。Carstayは、アウトドア、地方創生、MaaS、シェアリングエコノミー、DX、といったありとあらゆるトレンドが詰まったサービスで、なにより純粋にワクワクさせてくれるサービスです。そして、ニッチな印象を持たれるかも知れませんが、誰もが特別な体験を手軽に楽しめる、マス向けのサービスです。新型コロナ収束の先に待っているインバウンド旅行の復活に向けて、細かく地道な施策を着々と進めており、今後の成長が楽しみです。
自動運転の時代を見据え、移動と体験が融合していく領域で大きな可能性を持つ事業だと感じています。コロナ禍でのアウトドアやサウナ需要の盛り上がりだけでなく、インバウンド市場や不動産の延長としての活用も含め、キャンピングカーの価値がより多様化していくことを楽しみにしています。一方、興味はあってもやはり運転への不安からハードルを感じる潜在ユーザーも多いかと思います。そこで、自動車学校を母体とするコーポレート・ベンチャー・キャピタルとして、運転のサポートやより多くの人がキャンピングカーに親しみを持てる場づくりを通じて、一緒に盛り上げたいと思っています。
Carstay CEO 宮下晃樹からのコメント
人生の豊かさを決める基準は人それぞれですが、私たちは「自由であること」だと考えます。これまで、インターネットの誕生により、人々がオンライン上で理想の社会を作り上げ、スマートフォンが普及し現実世界をより便利な場所へと変えてきました。そして、次なる人類の命題は、我々ひとりひとりの人生がどれだけ豊かなものになるか?ではないでしょうか。
私たちは、“場所と時間の不自由さからの解放”をミッションに掲げ、可動性あるライフスタイル「バンライフ」のプラットフォームをつくっています。5G・EV・自動運転技術が導く近未来で、我々の旅や働き方、暮らしはより多様で個性溢れるものになるべきです。そんな自由で豊かな未来を実現するため、私たちは新たな文化と市場を創造して参ります。
Carstayの採用について
現在、以下の職種を積極採用しています。その他の職種も募集中です。コーポレートサイト(https://carstay.jp/ja/company)から、ぜひご応募ください。
「Carstay」のWebアプリのフロントエンドの開発。
デザイナーと連携しながら、最適なデザインを実装し、開発を通じて顧客課題を解決する業務を担当します。(詳細はこちら)
「Carstay」のiOS/Androidネイティブアプリの開発。
最高のUX提供を目指し、素早く動き、検索性能の高いアプリ開発を企画から運用まで担当します。(詳細はこちら)
「Carstay」に会員登録しているユーザー向けの多面的なサポートの実施。
顧客データを集計・分析し、コミュニケーションを通じて顧客課題を解決する業務を担当します。(詳細はこちら)
「バンライフ」市場の動向と未来について
車の自動運転技術や電気自動車(EV)、5Gや衛星インターネットなど、世界の自動車産業やライフスタイルは急激に変化しています。「動くホテル」「動くオフィス」「動く家/住居」など、車が動くことが“可”能な不“動産”「可動産」となる未来も近づき、自動車は既存の形から「動くX」へと変革、車と人々の暮らしは、これまで以上に密接になることが予想されます。
その象徴「キャンピングカー」の全国の総保有台数は約12万7,400台。10年で1.5倍に増加(一般社団法人RV協会調べ)しました。また、バンなどの車両をキャンピングカーなど車中泊仕様の車に改修する個人も増えています。コロナ禍、密を避けて旅(移動)ができる手段として、車を基盤とした新たな旅やライフスタイル「バンライフ」とその市場規模は、飛躍的に増加し、キャンピングカーは旅行の新しい移動手段であり、「動くホテル」としても需要が高まっています。
昨今、キャンピングカーなど“くつろぎ”空間を車に載せた「動く家」を利活用した旅人や、仕事と旅を両立しながら車でライフスタイルを送る「バンライファー」なども増加、現代のテクノロジーや既存にインフラを利用することで、「バンライフ」が受け入れられ、実現可能な社会になりつつあります。また、多拠点住居者など、「頻繁に移動をしながら、仕事・旅・生活などを実践して人生を楽しむ」現代版遊動民型のライフスタイル実践者が増え、それら実践者の拠点や運営会社も増えています。
大手自動車会社では、これまで以上に車が「未来の暮らし」に浸透し、暮らしをさらに豊かにすることを想定した車両の開発を進めており、Carstayではそれに合わせたインフラの利用や促進を提案し、より快適に過ごすためのITプラットフォームは必要不可欠と考えています。「バンライフ」を軸にした観光振興や関係人口増加を図る自治体もあり、Carstayでは、新たに「バンライフ」に熱狂する人々の“創出”や、潜在的な市場の開拓を含め、「バンライフ」事業に取り組んで参ります。
Carstayの概況と今後について
Carstayは、「動く拠点」となる車“バン”のカーシェア台数、“バン”で寝泊りすることができるスペースシェア登録数の増加を図るとともに、スマートフォンやパソコンを介して、それらの車両や車中泊スポットを簡単に検索・予約・決済ができるITプラットフォームの利便性や操作性の強化を図ります。
Carstayは車中泊スポットとキャンピングカーのシェアサービスなど「バンライフ」事業を展開する先駆者として、事業開始後、わずか3年で、全国各地に車中泊スポットを320箇所に、キャンピングカーなどの車中泊仕様の車のカーシェア登録車両を220台に拡大し、「バンライフ」事業で国内最大のプラットフォームを構築、車中泊スポットと車両所有者とも密に連携して、サービスの拡充を図ってきました。また、このプラットフォームを介し、キャンピングカーの“動くX”としてのメリットを有効活用し、地方活性化プロジェクトを支援、モビリティ各社やエンタテインメントとの連携、医療従事者や被災地の支援なども行っています。
また、Carstayでは年末年始に向けて、引き続き、3泊以上からの予約で30~50%割引になる「長期割引制度」や、現在までで100名以上が申し込んだ「ワクチン接種者向けバンライフ旅優待キャンペーン」、「大学生優待キャンペーン」(各キャンペーンAmazonギフト券3,000~5,000円分プレゼント)の利用促進を行い、より多くの人々へ「バンライフ」体験を提供していきます。Carstayは今後も引き続き、ミッション「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界」の実現に向けて、新たな文化と市場を創造し、今回の資金調達により、「Carstay 2025」で描いた世界の現実化を目指すために、「バンライフ」が実践しやすいプラットフォームの開発を加速して参ります。
※バンライフ: 車を通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイルです。