年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
グリーンシーズンの車中泊の楽しみ方として、サーフィンをテーマにした海辺での車中泊をお勧めしてきました。
前回は「サーフィン×車中泊」に適した車の選び方について書きましたが、今回は車中泊場所の選び方がテーマ!
今まで道の駅やRVパークなどを利用してきたかたにとっては「サーフィンでの車中泊場所ってどうやって選んだら良いの!?」と思われるかもしれません。
そこで、車中泊スポットとしての駐車場の調べ方、海の目の前での車中泊ならではの注意点、おすすめのサーフィン車中泊スポットについてご紹介したいと思います。
▼車中泊サーフィンのおすすめ記事はこちらから!
朝から車を移動せずにサーフィンを楽しむなら、サーフポイントの駐車場に車中泊するのがベストです。
なので、どこにどんなサーフポイントがあるか調べるのが早いです。
1.波情報アプリ
波情報アプリは各サーフポイントの毎日の波情報を教えてくれますが、それぞれのポイントごとに情報が出てますので、どこにどんなサーフポイントがあるのか把握できます。波の高さやコンディションだけでなく、風の向きや海水温なども知ることができるので便利です。
おすすめは下記の4つです。
Windy以外は有料アプリですが、昔からある波情報サイト。情報量も豊富です。
2.ネット情報
「行きたいエリア+サーフポイント」で検索すると、ポイントの場所や様子など調べることができます。
3.本
波情報アプリ「BCM(ビーチコーミング)」のマガジンです。
毎年更新されており、全国のサーフショップで手に入れることができます。
波情報BCMの「プラチナ会員」になると、毎年無料で送付されてきます。
全国のサーフポイントのMAPや近くの飲食店や宿泊施設の情報も見れて、車中泊サーフトリップをする時などとても重宝します。
車中泊するサーフポイントを絞ったら、駐車場の状況やトイレの設備などをネットの口コミなどで調べましょう。
場所によっては夜間駐車場が閉鎖しているところもありますので、確認した方が良いです。
また、有料の駐車場は夜はゲートに人がいなくて入ることができますが、翌日出る際には係の人に駐車場代を払いましょう。
サーフポイントのトイレはきれいなところもありますが、場所によっては簡易トイレだけのところもあります。
道の駅に比べると清潔でないところも多いので、そこはあらかじめ認識しておきましょう。
また夜は電灯がつかないトイレも多いので、LEDライトなどの持参も忘れずに。
駐車場やトイレの有無の情報が載っていない場合は、Googlemapで確認すると良いです。
デフォルトの状態から航空写真に切り替えて見ると、駐車場はアスファルトか砂地なのか、近くにトイレはあるかどうか確認することができます。
サーフポイントも決めて、広めの駐車場がありトイレも近くにあることを確認済み。ではここでサーフィン車中泊しよう!
…と、その前に、そもそもその場所で車中泊しても大丈夫かどうかは確認しておきましょう。
車中泊をする人が増えるにつれてマナー問題(ゴミ・騒音など)がクローズアップされていますが、そういったことが原因で車中泊がNGになった場所もありします。ネットの口コミに載っている場合があるので、もしそのような記述がある時は気をつけた方が良さそうですね。
サーフポイントの駐車場は海の目の前にあり、人通りが少ないことも多いです。
道の駅ほど車の出入りがないので、周囲に防犯の目がありません。
外灯も少ない場合が多いので、車の防犯対策はしっかりされた方が良いです。
車の窓の目隠しや貴重品をわかりやすいところに置かないなど、注意しましょう。
昼間でも、海に入っている間に車上荒らしにあうという話もチラホラ聞きますので...
夏のシーズンにビーチで車中泊する場合は、暑さ対策が必須になります。
高度の高い場所に車中泊して暑さをしのぐということができないので、車の断熱をしっかりしたり、風通しを良くする工夫など対策をしましょう。
車中泊の暑さ対策については、ページ下に参考記事を載せていますので、参考にしていただければ幸いです。
道の駅ほどトイレ設備は整っていないので、そこは予め想定しておきましょう。
場所によって異なりますが、虫がいたりあまりきれいでない所もあります。
和式しか無かったり、夜間は電気の点かない所も。
トイレ設備が整っていないところで車中泊は無理...というかたは事前に確認できると安心ですね。
暑さ対策のために、車の窓を開けて網戸の状態で寝ることもありますが、風が強い日だと、砂が車内に入ってきてしまいます。
そんなときは風向きに合わせて車の停車位置を変えたり、開閉する窓を変えたりするなどの対策ができると良いでしょう。
週末前日の夜にサーフポイントの駐車場に到着し、ちょっと外に椅子を出して波の音を聞きながらお酒を飲む。
1週間の仕事の疲れを癒すこともできて、私たちは車中泊でのこのひと時が大好きです。
ただし寝る前は、車の周囲に出した椅子やテーブルなど荷物はきちんと片付けましょう。
夜の間は周囲に誰もいなくても、サーファーは朝が早いので、翌朝4時過ぎから人がどんどんやってきます。
その際に、車の駐車スペースを邪魔しないように配慮しておくことが必要です。
ローカルルールとはその土地特有のルールのこと。
サーフィンは地域やポイントごとに、その土地独自のルールがあったりします。
例えば、地元の人しか入ってはいけないサーフポイントとか、ショートボードやロングボードの入るエリアが決まっていたり、車を止めてはいけない場所があるなど...
初めて行く場所でそのルールを知ることは難しいですが、ネットの口コミで載っている場合もあります。
また地元のサーフショップに聞く、地元のサーファーに挨拶をきっかけに聞いてみるなどして、気持ちよくサーフィン車中泊できると良いですね。
千葉県の九十九里ビーチはサーフタウンとして有名。
東京オリンピックのサーフィン会場にもなっている通り、片貝海岸・中里海水浴場・一宮海岸・古所海水浴場・太東海水浴場などメジャーなサーフポイントが沢山あります。
エキスパート向きのポイントもあれば、初心者や子連れ向きのポイントもあります。
海に面した駐車場も多く、アスファルトのところが多いので二駆の車でも安心です。
トイレや簡易シャワー設備の整っている駐車場も多いので、車中泊にも向いてます。
何よりも都心から近いので、週末に向けて金曜日の夜からサクッと行けるのが◎。
海に入った後は、太平洋眺めながら白子温泉でさっぱりして帰るのも良いですね。
茨城県の大洗ビーチもサーフスポットとして有名です。
東水戸道路の「水戸大洗インター」からも車で10分とアクセスも良いです。
大洗サンビーチ海水浴場の目の前に大洗海浜公園駐車場があり、そこで車中泊が可能です。
ただし、週末(金曜〜日曜)は夜間閉鎖される時間があるのでご注意を。
またバーベキューなど火気の利用が禁止されています。
周囲には大洗アクアワールドという水族館や、アウトレットパークや新鮮な魚が買える魚市場などもあります。
日帰り温泉施設も多いので、波がイマイチの時でも楽しめるスポットが豊富です。
静岡県伊豆半島の下田市は何と言っても海がきれいです!
白浜ビーチなど下田には最高ランクの水質を保つ、透明度の高いビーチが沢山あります。
下田市は伊豆半島の先端にあるので、都心からは車で約3時間と結構遠いですが、白い砂浜と透き通る青い海はまるで海外のリゾートに来たかと錯覚してしまうほど。
コンスタントに波がある訳ではないですが、このビーチを目の前に車中泊できるのは最高ですよね。
ただ、ビーチ近くの駐車場は台数も限られており、週末は混雑することも多いので、お勧めしたいのはキャンプ場での車中泊です!
伊豆にはキャンプ場がたくさんあります。
日中は海でサーフィンをし、夕方から緑に囲まれたキャンプ場で車中泊すれば、海と山の両方を楽しむことができます。
海と山が近い、伊豆ならではの楽しみ方です。
車中泊なら、テント設営のための時間もと手間も必要ありません。
キャンプ場なので、伊豆の海の幸をバーベキューで堪能し、夜は焚き火をすることも可能!
お休みに余裕のあるときは、伊豆まで足を延ばすと満足度の高いサーフィン車中泊ができますよ。
愛知県の渥美(あつみ)半島にある伊良湖ビーチもサーフポイントとして有名!
海岸沿いに駐車場がたくさんあり、関西・関東方面から多くのサーファーが集まります。
ポイントも「ロングビーチ・ロコ・港・全日本・新日本」の5つあります。
駐車料金も無料で、水シャワーと有料の温水シャワーがあり、トイレも設備が整っていてきれいです。
伊良湖名物の「大アサリ」やしらす、またマスクメロンの産地としても有名なので、地元のグルメも楽しめますよ。
サーフィン車中泊の際の、駐車場の探し方や気をつけるポイントなどご紹介しました。
道の駅やRVパークに比べるとどうしても設備が簡素になってしまうのと、駐車場場所によってそれぞれのルールがあるので、ちょっとハードルが高いかもしれないですね。
まずはメジャーなスポットでサーフィン車中泊にトライしてみて、ぜひ海の目の前での車中泊の素晴らしさを体験してみてください。
自然のパワーをたくさんもらえること間違いなし。
いつもの車中泊にアクティブスポーツが加わることによって、さらに充実した旅をお楽しみください!
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。