車中泊初心者からベテランまで誰でも楽しめるイベント「バンタメフェス2024」をレポート!
車中泊初心者からベテランまで誰でも楽しめるイベント「バンタメフェス2024」をレポート!

車中泊初心者からベテランまで誰でも楽しめるイベント「バンタメフェス2024」をレポート!

年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。

「VANTERTAIMENT  FES」(通称:バンタメフェス)は、車中泊初心者からベテランまで、誰でも楽しめるバンライフ(車中泊)イベントです。

Carstayが主催するこのイベントは、敷居の低い雰囲気と「Chill Adventure」をテーマにした癒しの体験が魅力。


今年は、2024年11月9日〜10日の2日間で「那須塩原ニワトコ RVパークにて開催されました。

敷地面積約2000坪と東日本最大級のRVパークでありながら、緑に囲まれた非日常的なロケーションで、サウナやヨガなど心身をリフレッシュできるコンテンツが盛りだくさん。


今年はどんな車が集まり、どんなコンテンツや交流が楽しめるイベントだったのか。

写真とともに詳しくご紹介します。


※記事の下に「バンタメフェス2024」のイベントの様子がわかる動画を掲載しています

車中泊イベント「バンタメフェス」とは

Carstayが運営する幅広い層にアプローチしたイベント

「バンタメフェス」は今回で3回目の開催になります。

運営会社のCarstayがキャンピングカーや車中泊スポットのシェアリングサービス、キャンピングカーの販売やリノベーションをやっていることもあり、今回はCarstayサービスの利用者さんやキャンピングカーのオーナーさんなど、バンタメ初参加の人が多く集まった会となりました。


そこで、イベントのターゲット層をCarstay代表の宮下晃樹さんに聞いてみました。


Carstay代表 宮下晃樹さんにインタビュー


宮下代表:

色んな人からよく話を聞くんですが、キャンピングカーイベントは敷居が高いという声を耳にします。

そこのハードルを下げて、色々な人に参加して欲しいという思いでやっています。

実際にバンタメに来ると、立派なキャンピングカーでなくても肩身の狭い思いをすることなく、どんな車でも参加していいんだなと感じてもらえるかと思います。


昨年のバンタメはCarstayのサービスを利用しながらバンライフの魅力を発信する「Carstay公式アンバサダー」を中心に、SNSでの発信力を持つインフルエンサーが沢山集まりましたが、今年はそういったことに関係なく、参加者の皆さんがフラットにバンライフを楽しめるイベントにしたいと思っています。

実際に最近バンライフを始めて、同じ趣味を持つ人たちとの交流を求めている方が参加されている感じですね。

今回は「チル&アドベンチャー」がコンセプト


バンタメは毎回開催場所を変え、イベントのコンテンツ内容も異なりますが、今回のコンセプトについても宮下代表に聞いてみました。

宮下代表:

今回は"Chill Adventure"というテーマで、今までで一番ゆるっとした回かなと思います。

今年は僕自身が疲れたので、都会の喧騒を離れた非日常空間で、癒しを求めて参加者の皆さんにもゆっくり楽しんでもらえればなという想いでやってます。


コンテンツも、サウナ・ヨガなど身体と心を癒す内容。

場所選びも私自身がこだわりを持ってやっていて、皆さんがゆっくりできるサイトと、交流できるスペースの両方が大事だと思っています。

せっかくのイベントなので、非日常的な会場の方が良いのではないかと思い、今回の開催場所である「那須塩原ニワトコ RVパーク」に決めました。

車中泊イベント「バンタメフェス」の様子(1日目)

受付

開場の13時と同時に続々と車が入場してきます。

入り口には、Carstay独自開発のキャンピングカー「SAny.VAN」の車両がズラリ。

スタッフの誘導のもと、私たちも指定された場所に車を駐車しました。


この「那須塩原ニワトコ RVパーク」は今年の4月27日にOPENしたばかりとあって、とにかく作りがおしゃれ。

車中泊スペースも瓦チップが敷かれており、区画はウッドフェンスで仕切られているので、プライベート感も満載。



まずは受付に向かいます。



エアストリームのキャンピングトレーラーの中が受付になっていて、そこにはCarstayの女子スタッフと小学生の看板娘が...!


施設の設備とイベントスケジュールの説明を受けたあと、タイダイの可愛いリストバンドや寒さをしのぐホッカイロ。

そして今回スペシャルコラボが実現した、車中泊の旅漫画「渡り鳥とカタツムリ」の第一巻や、オリジナルステッカーがもらえました!

これは嬉しい...!!

「SAny.VAN」展示コーナー


次は「SAny.VAN」の展示コーナーへ。

ハイエースやキャラバンなどをベースにカスタマイズした、Carstayオリジナルキャンピングカーがざっと4-5台ほど展示されてました。



Carstayは今、キャンピングカー作りに力を入れていて、その理由も宮下代表に聞いてみました。

宮下代表:

車中泊という旅スタイルが定着してきた今、キャンピングカーを借りる人が増えています。

そして借りたあとに自分たちも買おうと思った時に、欲しい車が見つからないという声をここ2年くらいでよく耳にするようになりました。


実際にこれ欲しい!と思ったキャンピングカーでも、納車まで3年待ちという現状。

それじゃ自分でDIYして作ってみよう!とやってみたものの、車検が通らないなど、欲しい車はあるけどなかなか手に入らないというギャップがあります。


そこで「Mobi Lab.(モビラボ)」(※1)でカーシェアだけでなく車を作って売るか、ということになりました。

ハイエースとキャラバン、ボンゴバンが主な車種ですが、徐々に車を小さくしていきたいという思いがあります。なぜなら、大きくて豪華なキャブコンはすでに沢山あるからです。


Carstayで販売している「DIY組み立てキット※2)も、3Dモデリングすればどんな車種でも作れるんですよね。

「Mobi Lab.(モビラボ)」にご自分の車を持ち込む方も多いので、それに合わせた車中泊DIYができれば、わざわざ車を買い替えなくてもキャンピングカー仕様にできます。


※1 Mobi Lab.(モビラボ):Carstayが、神奈川県横浜市に構えるキャンピングカーが好きな人のためのバンライフガレージで、キャンピングカーの販売や見学・レンタルなどのサービスを提供

※2 DIY組み立てキット:最短2時間ほどでハイエース荷台に木目調の床、荷台右側にスライド式ソファベッド、左側に収納キャビネットを設置することが可能な組み立てキット



「SAny.VAN」の車両を見学していたイベント参加者の方とお話ししたのですが、市販のキャンピングカーだとすべての設備がフル装備されていて、そこから自分に必要なものだけをピックアップしてオーダーするのがなかなか難しい。


トイレや洗面などは必要なくて、ベッドキットやテーブルなど最低限なものがあれば車中泊には十分だけど、それを自分で作るのにも時間がかかる...

その点こうしたキットがあれば、手軽に車中泊DIYできるし、車中泊のハードルも下がっていいよねと。


実際にカスタマイズされた、様々なキャンピングカーの実車を車中泊スポットでみれることで、より車中泊のスタイルが具体的にイメージできました。



アウトドアでサウナが楽しめるサウナカーの展示や(実際にサウナ体験できます)、


2024年7月にテレビ・アニメ化が決定した車中泊と旅漫画「渡り鳥とカタツムリ(著者:高津マコト)」の作品展示コーナーもありましたよ。

動く家鑑賞会(参加者の車両見学)

イベント参加者の工夫を凝らしたDIY車両や、様々な車中泊スタイルを垣間見れるのも、車中泊イベントの醍醐味。

私たちも早速気になった車に、突撃インタビューしてきました...!



まず最初に気になった車はこちらの「三菱デリカスターワゴン」。

なんと、私たち夫婦が25年前に最初に車中泊を始めたのがこの車でした。まさに原点!


平成6年式の車で、四駆。

デリカが欲しくて探されたそうで、とても大事に乗られてました。



次に目に入ってきたのは、鮮やかな黄色い外装の丸目のハイエース。

ランクル・ハイエース・USトヨタ専門店 flexdreamの展示車で、この黄色にオーナーさんが一目惚れされたそう。

サイドオーニングやルーフテントも、展示されていたものをまとめて購入されたそうです。



次に見せていただいたのは、なんと1988年式のフォルクスワーゲンのT3バナゴン!

36年前の車ですね。

クラシックな外観はもちろん、車内もこの当時の車なのにバンライフに便利な装備がたくさん。オーナーさん自ら電気系統もいじられて、さらに快適な車になっていました。


年間50泊されているそうで、今回は三重からのご参加。

数日前に出発し、途中車中泊をしながら那須に来られたそうです。



次にご紹介するのは、今まで見たことのない外装のキャンピングトレーラーです。

ヘッド車はなんと、リンカーンナビゲーター...!



内装も見させていただきましたが、よく見るキャンピングトレーラーのレイアウトと全く異なり、自分の家のように落ち着ける空間はまさに動く部屋...!

外装もエアストリームのようで、シンプルでかっこいいですね。


オーナーさんにお話を聞いたら、なんとエアストリームのカスタムなどをされている会社(KRJ Japan)の代表の方でした!

内装は動画で紹介しています

最後は私たちの隣の区画に停まっていた、TOYOTAハイラックスのキャノピー付きのピックアップ。

荷台の中は自作だそうです。

一人仕様の車中泊スペースには、シェラカップやスケボーなどがまるで展示品のようにディスプレイされてました。


オーナーさんにお話を聞いてみると、やはりサーファーの方...!

なるほど、独自のスタイルを持つ車だなと思いました。


皆さん、それぞれのこだわりが存分に車に反映されていて、見ているだけで車中泊スタイルやカスタマイズの参考になりました。

バンタメフェスは宮下代表の言う通り、本当に様々な車種やスタイルを持つ人が集まるイベントだなと感じた「動く家鑑賞会」でした!

バンタメフェス開会式


展示車両や動く家も見させてもらって、15時からはいよいよ開会式。

宮下代表の挨拶の後、今回のイベントのスペシャルゲスト「競バンライフ」鈴木 祥太 さん、「バンライフ社長」宮本 芽依さんからもご挨拶がありました。

(「バンライフ狂」るいぱち & 小娘さんは事情により今回は不参加でした)

夜の焚き火とお酒のチルタイム


コンテンツを色々楽しんでいる間にあっという間に暗くなってきました。

皆さん自分の車に戻って、それぞれ食事やお酒の準備。

おつまみを持ち寄って、イベント参加者と交流する風景があちこちで見られました。



キャンドルでサイトを素敵に飾られている方も...

気になってお話を聞いてみたら、なんとキャンドルの様々な事業を展開されている「日本キャンドル協会」の代表の方でした。

(バンタメは本当に色々な人が参加されているので、交流するだけでも刺激的...!)



そしてさすが、那須高原。

日が暮れると一気に空気が冷えてきました。

ステージ付近に設けられた焚き火には、次々と暖を求めて集まる人たちが。


皆さんお酒片手に会話が弾んだり、子供たちは花火を楽しんだりして、非日常空間でのチルタイムを楽しんでいました。


夜もだいぶ更けてきた頃、展望デッキに上がってみたら夜空が最高にきれいだったのですが、iPhoneでは上手く写真が撮れず...

これだけでも那須高原に来た甲斐がありました。

車中泊イベント「バンタメフェス」の様子(2日目)

アウトドアヨガ


前の晩にどんなにお酒を飲んで潰れようが、翌朝はヨガでリセット。

というわけで、8時からはアウトドアヨガタイムです。


朝日を浴びながら体を動かしていると、あら不思議。

まだ寝たままの状態だった頭もシャキッとしてきました。

豪華賞品が当たる...!?じゃんけん大会


そしてお待ちかねのじゃんけん大会。

アウトドアギアなどの豪華賞品が当たるとあって、ヨガをサボっていたおじさんたちも続々と集まってきました。


ランタンやブランケットなどのキャンプ用品から、DJミキサーやNintendo Switchまで...!

子供から大人までもらって嬉しい賞品が盛りだくさんでした。



こちらはじゃんけんの末にパイオニア DJミキサーを当てたお二人。

あれ...!右側の女の子は確か昨年のバンタメでもポータブル電源を当ててましたね。じゃんけん大会強し...!



日本最大級のキャンピングカーイベントCAMPINGCAR VACATION様からの協賛である、Nintendo Switchを当てた方、おめでとうございます!

閉会式&退場


そして、10時から閉会式。

Carstay宮下代表からの挨拶が始まるころ、ちょうど雨がポツリポツリ。

天気予報で心配された雨ですが、なんとかイベント開催中はそんなに降られずに済みました!



最後は片付けをして、Carstayスタッフの皆さんに見送られながら「那須塩原ニワトコ RVパーク」を後にしました。

イベントを振り返って


私たちは第一回目に山梨県西湖湖畔で開催された「VANTERTAIMENT  FES」(通称:バンタメフェス)からすべて参加させてもらっています。


他の車中泊やキャンピングカーイベントにも参加して感じることは、バンタメは場所選びと場の雰囲気作りが素敵だな...ということ。

場所選びにも、宮下代表自ら徹底的にこだわっていることもあり、すごく居心地の良い空間なので、まだ車中泊始めたばかりの人やこれから始めたい人も参加しやすい雰囲気があります。


そうしたこともあり、今回は初めて車中泊イベントに参加する人、Carstayでキャンピングカーをレンタルしてきた人など、様々なスタイルの人が集まって、こだわりの車を披露したり、交流したりといった充実した時間を過ごすことができました。


また改めて宮下代表にインタビューすることで、「バンタメフェス」のイベントの裏側やストーリーも知ることができました。



また次回の「バンタメフェス」はどこで開催されるのか、どんな人たちに出会えるのかを楽しみにしています...!

運営スタッフやスペシャルゲストの皆さまもありがとうございました。

動画で楽しむ

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