東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
車中泊時に出た「ゴミ」の処理、みなさんはどうされていますか。
調理をした際の生ごみや移動中に飲んだドリンクのカップ、購入したお弁当の容器など車中泊中にもさまざまなゴミが出ます。
基本的には立ち寄った道の駅やサービスエリアなどで捨てることはマナー違反にあたるため、ほとんどの方が自宅に持ち帰っているのではないでしょうか。
筆者も車中泊中に出たゴミは、キャンプ場や車中泊スポットなどで回収可能な場合をのぞきすべて自宅に持ち帰っています。必然的にゴミを減らしたり密封するなど、多少の工夫が必要となってくるんですよね。
そこで今回の記事では、筆者が1〜2泊程度の休日バンライフ(車中泊)でゴミをどうしているのか、捨てる&持ち帰るときに気をつけているポイントと、ゴミを減らすためのアイデアについてお話します。
長期間車に住んで旅をする、完全な「バンライフ」ではないからこそ可能になることや、使用できるアイテムなどについてもご紹介していきます。
筆者が車中泊でゴミを減らすためにしている工夫やアイデアを以下に4つまとめてみました。どれか1つを実行するだけでも、ゴミ削減にかなりの効果がありますよ。
長期のバンライフと変わらず、やはり調理にはカット済み野菜や味付け肉など、ある程度下処理を済ませてある袋入りの食材を使用するようにしています。
カット済み野菜であれば皮を向いたりヘタを取ったりする必要もありません。袋から出してすぐ調理できますので、包丁・まな板もなくてOKです。
また肉は食品トレー(発泡スチロールのトレー)に入った肉ではなく、袋入りの味付け肉をチョイス。調理後は肉が入っていた袋を小さくたたんで持ち帰ることが可能です。
下処理済みの野菜や肉を使用することで、調理の際に周囲が汚れることもなく洗い物も激減します。キッチンペーパーやウエットティッシュなども必要なくなるので、かなりの量のゴミを減らすことができます。
ゴミをあまり出したくないのなら、無理に自炊をせず思い切って外食するのもアリ!飲食店を利用することで、調理や食事、片付け時に出るゴミをゼロにすることが可能になります。
さらに滞在先でご当地メニューを味わったり、絶景を眺めながら食事ができるお店に行ってみるなど、旅ならではの楽しみを味わうこともできちゃいます。
筆者は車中泊の日程が2〜3泊程度といつもより長めになるときに外食し、ゴミを減らしながらおいしい食事を堪能するようにしています。
無理に自炊にこだわらず、旅の予算や日程と相談しながら、上手に外食を取り入れることをおすすめします。
筆者夫婦は目的地までのドライブ中や車中飯の際、車内でお茶やコーヒーなどを飲んでいます。特に走行中は眠気覚ましにコーヒーを飲むことが多いのですが、その都度購入しているとゴミも増え、お金もかなりかかってしまうんですよね。
そこで節約とゴミ削減を兼ねて、車中泊にでかける前の段階で飲み物を準備しておくようにしました。自宅から水筒やタンブラーに入れて持参することで、ペットボトルやカップなどのかさばるゴミは出ず、余計なお金もかかりません。
車内でコーヒーを淹れることもよくありますが、その際も持参したマグカップ等を使用し、極力ゴミがでないよう心がけています。
もちろんカフェやコンビニでドリンクをまったく購入しないわけではありません。店舗で購入した場合にはできるだけ店内か店舗前などで飲み切り、カップ類はそのまま購入店舗のゴミ箱に捨てるようにしています。
以前は調理する際にキッチンペーパーを使ったり、車内を汚したときティッシュペーパーで拭き取るなどしていたため、紙ゴミがかなり多めでした。
紙なのであまりかさばらないと思っていたのですが、車中泊する数日分の紙ゴミをまとめてみると袋いっぱいの量に。その量に驚き、紙ゴミも意識的に減らそうとさまざまな工夫をするようになったんです。
工夫といってもキッチンペーパーを布巾に、ティッシュの代わりにタオルやハンカチを使うようにするだけ。たったそれだけのことで、紙ゴミの量がとても少なくなりました。
持参するタオルの量は増えますが、ゴミは減り肌にも優しい使い心地で大満足です。
筆者がゴミを持ち帰る際に使用しているアイテムや、生ごみなどの臭い漏れを防ぐためにしている工夫などを以下でご紹介します。
筆者が車中泊中に出たゴミをまとめるために使用しているのが、ホームセンターや100円ショップで購入することができる「消臭バッグ」。
一般的なゴミ袋より臭いが漏れづらく作られているため、車内に長い時間置いておくのに最適。生ごみやおむつ、ペットシートなど臭いが気になるゴミが出てもこれがあれば安心です。
サイズも豊富にそろっていますので、車中泊の日数や用途に合わせていくつかそろえておくことが可能。筆者も生ごみやティッシュなどの紙ゴミは小さめサイズを、お惣菜やお弁当の容器・ペットボトルなどは大きめのサイズと、ゴミの種類や大きさによって使い分けるようにしています。
おむつや生理用品などに使用するなら、色付きで中身が見えにくくなっている商品がおすすめですよ。
車中泊に食材を持参する際に使用する「クーラーボックス」。実はゴミを持ち帰る際にかなり重宝します。
持参した食材を使い切ってクーラーボックスがカラのときは、クーラーボックスの中にゴミをまとめたゴミ袋をIN。クーラーボックスはしっかりと密封ができるため、車内に嫌なゴミの臭いが広がりません。
大きめのクーラーボックスなら量もたっぷりと入りますので、車中泊中に出たゴミをすべていれることが可能。ビンや缶など重さや大きさがあるゴミをいれても、持ち手やショルダーベルトがついているので持ち運びがラクチンです。
今回は、筆者が1〜2泊程度の休日バンライフ(車中泊)でゴミをどうしているのかや、ゴミを減らすためのアイデアについてご紹介しました。
バンライファーのように自宅をもたず長期間旅をするスタイルと、筆者のような短期間の車中泊。大きく違う点は、ゴミをとりあえずまとめておき、すぐに自宅に持ち帰ることができる部分と荷物の総量だと思います。
におい漏れや生ごみの痛みなどに気をつけておけば、消臭タイプのゴミ袋を使用して密封状態にし車内に保管しておけばOK。すこし手間をかけるだけで、安心して自宅までゴミを持ち帰ることが可能になります。
もし屋外でバーベキューを楽しだり、いつもより手間も時間もかけて料理をするなどゴミが大量に出ることが予測できる場合には、ゴミを回収してもらえるキャンプ場や車中泊スポットの利用がおすすめです。
車中泊において筆者が1番気をつけているのは、「マナーやルールを守る」ということ。今後もゴミに関する問題だけでなく、利用する車中泊スポットや他の利用者に配慮した手段を、その時々で選ぶようにしていきたいと思います。
長期の車中泊旅の工夫はこちらの記事もチェック!▼
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。