年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
トヨタ ハイエース(HIACE)は100万km以上もの過走行に耐えられる設計や、豊富な積載量から宅配や旅客輸送など商用車として広く用いられています。その車内空間の広さやカスタマイズのしやすさから、RVパークや道の駅など車中泊シーンでの利用も見かけることが増えてきましたよね。
私たちも5年前からハイエースバン・ワイド・ミドルルーフで、家族4人で車中泊を楽しんでいます。
これから車中泊を始めたいかた、今の車での車中泊が手狭になってきてハイエースを検討しているかたへ。
ハイエースが車中泊カスタムに向いている理由、家族で快適な長期車中泊旅をするために私たちが実際にやっているカスタム事例について、詳しくご紹介します!これから車中泊を始めたいかた、今の車での車中泊が手狭になってきてハイエースを検討しているかた、ぜひお読みください。
車中泊で最も重要なのは車内の広さ。
車の中で寝泊りして、それに必要な荷物も積んで、車中飯も作るとなると広い空間が無いと長時間過ごすのはしんどくなってきます。
圧倒的に荷室スペースが広いハイエースなら、足を伸ばして寝るベッドスペースや、食事をしたりリモートワークをするテーブルや、収納など色々なカスタムを施すことが可能。
そして大事なのが、寝るスペースを確保した時に荷物をどこに置くか問題。
写真をご覧いただくと分かる通り、ハイエースのセカンドシートからバックドアまでなんと1855mmあります。
上部を寝床にしても、ベッド下のスペースはまるっと収納が可能。
これだけの長さがあれば、スキーやスノーボードなどの長さのあるものはもちろん、アウトドアグッズをはじめとする大量の荷物も収納できます。
ハイエースバンは商用車としての利用がメインのため、如何に荷室効率を高めるかにこだわって設計されています。
写真をみていただくとわかるように、今どきの車と比べてなんとシンプルなこと...!
極力モノが積めるように最低限の装備になっています。
余計なものがないので、用途に応じて自分好みにレイアウトを考えたり、DIYで必要なパーツを加えたりと他の車に比べてカスタムしやすい作りになっています。
またハイエースはその荷室の広さから、車中泊車として利用する人が多い!
なので、車中泊仕様にできるカスタムパーツが豊富です。
トヨタからもベッドキットのオプション装備が用意されているほど。ネットなどで探していただくと沢山出てきますが、ベッドキットからウィンドーネット・シェード・マットなど簡単に取り付けできるものがラインナップされています。
車種に適したカスタムパーツだと、例えば窓の大きさにぴったり合うシェードなど、事前に自分の車に取り付けできるサイズか悩む必要が無いので便利です。
ではハイエースを車中泊仕様にしてバンライフを楽しみたい場合、どんな選択肢があるのかをご紹介します。
DIYをしないで、最初から車中泊できる二段ベッドやキッチンなど、便利な装備がついているハイエースを手に入れたい場合。
キャンピングカーの展示会に行くと沢山見かけますが、バンコン(ハイエースやキャラバンなどバンをベースにルーフなど載せキャンピングカーに改造してあるもの)を購入するのがおすすめです。
普通免許でも運転は問題なく、サイズもキャンピングカーほど大きく無いので、バンコンは最も人気があるタイプのキャンピングカーです。
ところが、コロナの影響で世の中はかつて無い車中泊ブーム。
キャンピングカーも売れに売れていて、車両によっては納車まで1年〜2年かかる場合もあります。
また、キャブコン(運転席部分を残してトラックの荷台に住居スペースを載せたもの、日本でよく見かけるキャンピングカーの形)よりバンコンの方が価格帯が高いので、予算があって納期まである程度待てる方であればおすすめです。
車には寝れるスペースだけあれば良い!ということであれば、例えば写真のようにベッドキットのみ付いた最低限の車中泊仕様車を購入する、という方法もあります。
こういった車は市場にもたくさん出てますので、バンコンに比べたら価格も納期の面からも手に入れやすいです。
我が家もベッドキットだけが付いたハイエースを購入し、バグネット(網戸)やシェードをカスタムパーツのネットショップで購入し取り付けています。その後、車中泊してみて必要だなと感じた、スライドキッチンやフリップアップテーブルなどを自作でDIYしています。
コンプリートカーまで要らないけどいますぐ車中泊したい!という方にはこの方法はおすすめです。
通常のハイエースを購入し、自分たちの車中泊スタイルに最低限必要なものだけを装備するという方法もあります。
ベッドキットがなくても、シートをフルフラットにしてインフレーターマット( 使用時は空気を入れて膨らませ、移動時には空気を抜いて小さく畳んで収納)を敷いたり、布団を敷いたりしても寝床は作れます。
キャンプ用のミニテーブルなどあれば、ちょっとした食事スペースを作ることも可能。
インスタグラムでよく見かけるような、自分なりのこだわりを持ったおしゃれな車中泊用のハイエースに憧れている方は、最初からDIYする方法もあります。床や天井に木材を貼ったり、テーブルやキッチンスペースを作ったり。
ハイエースは荷室が広いので、自分好みのレイアウトに合わせたDIYができるのが最大のメリットです。
ここからは、実際に私たちのハイエースで施しているカスタム例についてご紹介します。
車中泊するために一番必要なのは、車内でもぐっすり眠れるスペース。
私たちのハイエースは「ミドルルーフ」と言って車内の高さもある程度あるので、それを活かすために、上部分はベッドスペースになり、下部分は収納として使えるベッドキットを入れています。
これなら子どもが小学生のうちは家族4人縦に並んで寝ることができます。
実は予想以上に子供の成長が早く、ハイエースワイドの横幅で家族4人が並んで寝るのが厳しくなってきました...
そこで取り付けたのが二段ベッド。
ベースはイレクターパイプで作成し、厚みのあるコンパネの上にインフレータブルマットを敷いてます。
簡易な作りですが、結構快適に眠れます。
ポイントは前後にスライドできること。
荷物の収納や車中泊時のセッティングに応じて、位置を調整できます。
車内でご飯を食べたり、簡単な調理をしたりするのに車内テーブルがあると便利!
使わない時はしまえるフリップアップテーブルをDIYで付けました。
外で調理が可能な場合は、このスライドキッチンを出して調理可能。
カウンターには3wayの引き出しがついていて、よく使うものを収納しています。
我が家は夏は海で車中泊することが多いので、このスライドキッチンを使う頻度は高いです。
使っていると、通りすがりの人に「それいいね!」とよく言われるお気に入りのカスタムキッチンです。
バグネットとは車用の網戸のことです。ネジや工具などは必要なくはめ込み式で装着できます。
こちらは市販のものになりますが、車種別にラインナップがあるので車のドアの大きさにぴったり合います。
我が家はこのバグネットをバックドアとサイドドアの片方に付けており、暑い時はドアを少し開けておくと、虫も入ることなく風通しをよくすることができます。
こちらはDIYによるもの。
アシストグリップにバーを取り付けて、そこに収納用のスペースを作りました。
普段は寝袋や枕などを収納しておき、冬はここにスキーで濡れたグローブやブーツインナーなどを置いておくと、走行中の暖房で一気に乾かすことができます。
ハイエースはとにかく車内が広くて、カスタムパーツも豊富、DIYしやすいのが最大のメリット!
周りのハイエースキャンパーにも、サーフィン・釣り・犬をつれての旅・スキー&スノーボードなど、自分の趣味に合わせた車中泊使用にカスタムして旅を楽しんでいる人がたくさんいます。
日本の道路事情や立体駐車場の高さ制限・荷物の積載量などからみても、あらゆる点をクリアーしているのがハイエース。車中泊旅でハイエースに乗っている人が多い理由も、納得いただけたのでは無いでしょうか。
ぜひ皆さんも自分好みのカスタマイズをして、素敵な旅を楽しんでください!
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