三原市車内寝泊計画「YASSA CAMPモニターツアー」開催概要と募集要項
◆ 日時: 2022年8月13日(土)10:00 ~8月15日(月)13:00
◆ 場所: 広島県三原市糸崎特設会場(三原市糸崎1丁目11)
◆ 主催: 三原市車内寝泊実行委員会(Carstay/KOTOYA/三原商栄会連合会/
三原交通/ネッツトヨタ広島/ウエルビー広島/ぽっぽの湯など)
◆ 車中泊可能な車両台数: 20台(1区画8m×4m)予定(サイズの大きい車両は要調整)
◆ 参加費: 1台1,000円/1泊(税込)
◆ 申込方法: 【やっさ祭りモニターツアー参加者限定】糸崎車中泊スポットより
https://carstay.jp/ja/stations/chugoku/station/62e58554ab5a117a27ebb5cf/
◆ 主な設備: 電源・トイレ・水道・バスの巡回など
◆ 主なスケジュール:
・8月13日(土)10:00~15:00 チェックイン
16:00~16:30 開催挨拶、やっさ祭りのレクチャー、記念撮影
・8月14日(日)午前~18:00 自由時間、やっさ祭りや市内観光
20:00~20:45 花火大会
18:00~19:00 ジャンケン大会(特産品のプレゼントあり)
・8月15日(月)午前中~13:00 チェックアウト
入浴に関して: 毎日 19:00~23:00「ぽっぽの湯」へのバス運行予定
◆ 参加特典:
① 50名限定で「三原やっさ祭り」花火大会観賞の特別スペースを確保。会場往復送迎バスあり。
② 8月13日・14日「三原やっさ祭り」送迎バス定期巡回
(車中泊会場 ⇒ やっさ祭り会場 ⇒ 三原市街 ⇒ 風呂施設「ぽっぽの湯」間を巡回)
③ 入浴は露天風呂とサウナがある「ぽっぽの湯」です。
・車中泊スポット チェックイン時、三原市の観光資料と地元サイダーをプレゼントします。
④ 広島県内のお肉やお魚などのBBQ用食材 購入可能。(要事前申込)
・申込URL: https://www.koto-ya.shop/items/65498260
⑤ 車中泊会場には毎日、地元食材を使った焼きラーメン、フルーツサンド、かき氷などのキッチンカーが来場予定です。
⑥ 三原市でCarstayを介してレンタルできるキャンピングカーなども展示しています。
◆ その他:雨天決行、荒天中止
◆ 「YASSA CAMP」に関する参加希望者からの問い合わせ先: https://carstay.jp/ja/contact/
なお、Carstayは2022年7月29日、広島県が実施する 広島県内外の企業や人材が、様々な産業・地域課題の解決をテーマにプロジェクトを展開し、実際の経済効果を得るための「実装支援事業 ひろしまサンドボックス」から約1,000万円、これにより、Carstayは2022年、広島県三原市からの「地域経済活性化提案事業補助金」含め合計約3,000万円の補助金事業に採択されました。
Carstayは引き続き、「三原車内寝泊計画」の実装を行い、車中泊/バンライフ関連のイベントを展開、KOTOYA内に事務局を設置して、三原市内で快適な車中泊/バンライフ旅ができるよう、車中泊スポットやキャンピングカー含む車中泊仕様の車両登録を加速、より現場に根差した営業活動を展開します。
※1「三原車内寝泊計画」の「YASSA CAMP」:
当初、数百台規模の参加者募集を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、「三原やっさ祭り」の規模が縮小したため、限定20台での開催となりました。
※2バンライフ: 車を通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”やキャンピングカーを家やオフィスなどのように作り変え、車を旅行・働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”や旅行スタイル。「バンライファー」は「バンライフ」を実行する人々。
参考情報 ①: 「三原やっさ祭り」について
広島県三原市が毎年開催している「三原やっさ祭り」とは、1567年、戦国時代の智将とうたわれた、毛利元就の三男小早川隆景が、瀬戸内の水軍を統率するために水、陸、交通の要地である備後の国三原の湾内に浮かぶ小島をつないで海城を築きました。やっさ踊りは、この築城完成を祝って老若男女を問わず、三味線、太鼓、笛などを打ちならし、祝酒に酔って思い思いの歌を口ずさみながら踊り出たのがはじまりと言われ、それ以来、大衆のなかに祝ごとは“やっさ”に始まり“やっさ”に終わる習わしになったと伝えられています。
「三原やっさ祭り」は、毎年8月の第2日曜日を含む金・土・日の3日間で開催され、中国地方を代表する夏祭りとして40数万人の人出で賑わいます。2日間のやっさ踊りでは、約7,000人の踊り手が、17時頃から三原駅前周辺の踊りコースを「やっさ、やっさ」と練り歩きます。また、花火大会は、20時頃から約1時間、糸崎沖から打上が行われます。
第47回「三原やっさ祭り」は2022年8月12日(金)から14日(日)までの3日間で、3年ぶりの開催となりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、規模を縮小します。(三原市と三原やっさ祭り振興協議会のホームページ参考)
参考情報 ②: 「三原車内寝泊計画」について
Carstayは2021年10月、地域に根差した持続可能な地域観光モデル「Local Vanlife Project(ローカル・バンライフ・プロジェクト)」の一環として、広島県三原市でキャンピングカーでの旅行を中心とした三原市での滞在型観光の定着を目指し関係人口の増加を図るプロジェクト「三原市車内寝泊計画(みはらししゃないねとまりケイカク)」を発足・実施しました。
2021年に三原市で実施した「三原車内寝泊計画」は、Carstay、KOTOYA、三原市が中心となり、①民家・商店・事業所・キャンプ場・温泉旅館・ホテル・シェアハウスなどの駐車場や空きスペースを車旅人/バンライファー向けの車中泊スポットとして拠点を整備、②それに加え地域ならではの体験を発掘、③広島県内をはじめ、関西や九州地域など、広島県周辺地域でカーシェアできるキャンピングカーの登録・利活用を促進、④そして、地元住民にバンライフに関する啓蒙活動を行うプロジェクトです。これにより、キャンピングカーでの旅行を中心とした三原市での滞在型観光の定着、キャンピングカーや車中泊仕様の車での旅行者「バンライファー」にとって、三原市を「日本で最もキャンピングカーにやさしい街」を目指し、関係人口の増加を図ります。
三原市で持続可能な新たな旅スタイルとして、バンライフを根付かせることで、広島県の課題となっている旅行者の滞在日数を延ばし、観光消費の増加を図り、将来的には「定住」も視野に入れた取り組みを目指しています。三原市では繁忙期に宿泊施設が不足、市内に分散する山や海が豊かな自然の観光資源への交通手段が少ないことから、旅の“足”となる従来の移動手段に加え、車内で就寝・仕事が可能なプライベート空間を持つ“動く家”“動く宿泊部屋”“動くホテル”となるキャンピングカーなどの車中泊仕様の車を“動く拠点”とし、“泊められる”空き駐車場を登録できるCarstayのITプラットフォームを活用します。また、地元の温浴施設、飲食店、スーパー/商店などの既存のインフラ施設と連携することで、新たな施設に莫大な建設や運営費用をかけることなく、長期にわたり、持続可能な地域観光基盤を確立することが可能となります。
Carstayは2021年4月から11月までの期間で、広島県内外の企業や人材が様々な産業・地域課題の解決をテーマとして実証実験を行う「ひろしまサンドボックス」のデジタル技術を活用した課題解決につなげるアイデアを募り、その実証実験を行う「D-EGGSプロジェクト」(約400件の応募に対して30事業の採択)に約1,300万円で採択されました。
近年、地方の人口減少、それに伴う税収の減少が避けられない中、地域経済の活性化には地域の価値を高め、“稼ぐ力”を向上させることが喫緊の課題です。来訪者を増やし、消費活動を活性化することが求められています。しかし、三原市では観光スポットが点在し、公共交通手段によるアクセスが弱いことから地域への集客が難しく、来訪者の滞在時間を確保できないという課題を抱えていました。このため、今回「バンライフ」を通した「Local Vanlife Project」の一環として「三原車内寝泊計画」を発足。三原市でこの「車内寝泊計画」を幅広く推進するために、三原市とCarstayはモニターツアーやプロモーション活動を実施しました。
2021年10月~11月、CarstayはKOTOYAと共に、三原市内で、①旅慣れした女性5名による車中泊体験と魅力発信「カメラガールズ・フォトウォーク」、②15組合計40名が参加したキャンピングカーで巡る離島体験「三原市離島佐木島体験会」、③広島市と大阪府出身の3組家族合計11名によるキャンピングカーでの車中泊旅「都市部ファミリー農業体験」の合計6日間の三原市の魅力と車中泊体験イベントを企画・実施、④三原港、三原市役所、三原駅前広場、ショッピングセンター「フジグラン三原」や「イオン三原店」、旧和木小学校でのマルシェなどの会場では合計13日間、地域住民 約500人以上に、キャンピングカー/バンライフの認知拡大を図るための活動を実施しました。
Carstayの営業責任者や他スタッフは延べ約3カ月間、三原港含め三原市内に、Carstayのキャンピングカーを駐車、ホテルなどの宿泊施設などではなく、そこを“出張現場”と“暮らし”の拠点並びに事務局にするなどして、現場に重視した活動を展開しました。
また、情報発信面では、「三原車内寝泊計画」専用サイトの立ち上げ、加えて「カメラガールズ」と連携した記事制作、現場での写真撮影、広報活動なども行いました。
三原市内での認知拡大を図るための活動現場で、三原市民約110人向けに行ったアンケート調査によると、9割以上が、バンライフや車中泊プロジェクトを「歓迎」「期待する」と回答。実証実験の活動の結果、バンライフでの地域活性化プロジェクトを介した、観光振興や関係人口の創出などに対して、前向きな見込みがあったことから、2021年11月、三原市、KOTOYA、Carstayは包括連携協力協定を締結しました。
2022年、Carstayは三原市内の事業者の売上増進や集客促進を実施や事業者と連携する取り組みとして、「車内寝泊実行委員会」を発足し、三原市から「地域経済活性化提案事業補助金」2,000万円(上限)を受けることが決定。2024年までに三原市で「三原車内寝泊計画」が定着するよう基盤構築から取り組み、訪日外国人の観光なども視野に初年度約7,500万円の約3倍となる経済効果を目指します。
密になりがちな交通手段や宿泊施設などを避けてプライベートな空間/“動く宿泊部屋”となる“足”や“宿”として、旅行ができるキャンピングカーでの旅行スタイルは、コロナ禍でも自由度が高く、安心安全で快適な旅を確保することができます。バンライフの旅行スタイルは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための3密(密閉・密集・密接)を避けることができ、公共交通機関・宿泊施設が少ない地域で、自由な車旅を楽しむことができる、コロナ収束後の時代に求められている新しい旅行手段です。災害時ではキャンピングカーを防災インフラとして活用した地域貢献活動にも取り組めます。
キャンピングカーの2021年の国内総保有台数は約13万6,000台となり、10年間で3倍に増加(一般社団法人日本RV協会調べ)。旅の新しい移動手段や“動くホテル”になるとして、需要が高まっています。
Carstayはサービス開始わずか約3年で、車中泊スポットとキャンピングカーの“バンライフ”シェアサービス事業を展開する先駆者として、全国各地に車中泊スポットを320箇所に、キャンピングカーなどの車中泊仕様の車のカーシェア登録車両を285台に拡大し、バンライフ事業で国内最大のプラットフォームを構築、車中泊スポットと車両所有者と密に連携して、サービスの拡充を図ってきました。
Carstayのバンライフ・プラットフォームを利活用することで、バンライファー/キャンピングカーなどを使う旅行者は、有名な観光地だけでなく、地方の新たな観光スポットや文化の魅力、“眠った”魅力的な観光資源を再発掘することができ、地方経済の活性化にもつながります。
新たな旅のスタイル「バンライフ」による観光促進や、ワーケーション促進による関係人口の増加は、既存の遊休観光スポットや社会インフラを工夫して利活用し、最小限の観光投資で実現可能なため、施策としても有効です。
Carstayではバンライフを実践しやすいプラットフォーム環境の整備を全国で進めると共に、三原市でのバンライフの事業を本格化させ、広島県内や中国地方への「Local Vanlife Project」の波及効果も視野に入れ、取り組んでいます。
【「カメラガールズ・フォトウォーク」や「三原市離島佐木島体験会」の写真(2021年)】