これによりCarstayは、実証実験として、運転に不慣れな旅行者と、キャンピングカーの運転・旅行が好きで自身が所有するキャンピングカー以外も運転してみたい運転手をマッチングするサービスを実施いたします。Carstayのサービス拡充で、今後、訪日外国人含め、より多くのキャンピングカー旅行者の増加を目指すとともに、国内旅行の振興や地方経済の活性化を目指します。
一般運転手(2種免許を持たない普通免許保有者)が有償で顧客を送迎する「ライドシェア」が2024年度から一定の条件で解禁される予定です。
一方、キャンピングカーは大型で特殊な車両にも関わらず、キャンピングカーの運転に精通したドライバーと、その運転サービスを利用したい旅行者をマッチングするプラットフォームはこれまでありませんでした。自家用車を有償の運送に供する場合や、有償で車を使用して旅客を運送する事業を行う場合、国交大臣の登録または許可を受ける必要があります。
今回、Carstayはこれまでのカーシェア事業の経験から、キャンピングカーの相乗りマッチングサービスにも一定の需要があると判断し、実証実験を申請、謝礼金の実績金額を記載しつつ、「支払が任意である」旨を明記するという条件の下、国交大臣の登録または許可が不要な形態として認定されたものです。
Carstayは2019年1月に車中泊スポットのスペースシェアを、2020年6月にキャンピングカーなど車中泊仕様に特化したカーシェア事業を開始しました。キャンピングカーや車中泊仕様のバンなどの車両を使わないときに使いたい人にシェア/共用・レンタルしたい所有者と、キャンピングカーで旅行を楽しみたい運転手をマッチングするカーシェア事業を展開しており、今回、キャンピングカーや車中泊事業でのノウハウを利活用し、キャンピングカーの相乗りマッチングサービスの実証実験を行うことで、自社サービスの拡充を図り、国内経済の活性化につなげることを目指します。
キャンピングカー旅行はコロナ禍 需要が拡大、宿泊施設や移動手段が十分にない地域や、観光客が過剰に集中する地域にとって、新たな宿泊・移動手段を提供することが可能となります。
また、災害時の防災インフラ整備拠点「動く休憩所」としても応用利用することができ、社会貢献性が高いものとして評価されています。
実際、Carstayの売上は前年度比2~3倍増、広島県や長野県などの市町村との協業、災害時でのキャンピングカーの利用実績があることから、キャンピングカーという乗り物をカーシェアで増やすだけでなく、運転手の増加と可視化を図ることで、より幅広い宿泊と移動手段の提供が可能となることを見込んでいます。
※バンライフ: 車を通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイル。