軽自動車もキャンピングカーになる?軽バンのおすすめと注意点

Carstayメディア【VANLIFE JAPAN】編集部です。Carstayメンバーや、全国のバンライファーのみなさまからの寄稿記事をご紹介しています。

VANLIFE JAPANでは以前「軽バン生活」のあかねさんとはやとさんにインタビューをしました。2人がバンライフをしている車はマツダのスクラムワゴン、いわゆる「軽バン」です。昨今、軽自動車をキャンピングカーとして楽しんでいる人が増えてきています。



今回は、なぜそのような人が増えているのか、軽バンの魅力と注意点をご紹介します。

軽自動車はキャンピングカーになる?

軽自動車をキャンピングカーとして楽しんでいる人が増えている昨今。軽自動車が「軽バン」としてのキャンピングカー機能をもてる背景には、下記の2点が挙げられます。

 ①車内空間の広い軽自動車が増えている

軽自動車といえば「小さい」「狭い」ものが多かったのですが、近年は軽自動車規格ギリギリで、かついわゆるハイトールタイプを採用することで広々とした車内空間を持つ軽自動車も増えています。そのため、キャンピングカーとしてのニーズに対応できる軽自動車も増えてきているのです。

 ②カスタムの選択肢が広がっている

カスタマイズやDIYの選択肢が広がっている点も軽自動車のキャンピングカーが増えている理由のひとつです。

例えば、カスタマイズによってコンセントやUSBポートを搭載することも可能になりました。車内を十分に活用するだけではなく、軽自動車の元々のシートアレンジと組み合わせることで、大人一人程度であればキャンピングカーとして十分に機能させることができます。



軽自動車をキャンピングカーにするメリット

軽自動車をキャンピングカーにして楽しんでいる人が増えているのは、軽自動車をキャンピングカーとして運用できる点に加え、いくつかのメリットがあるからこそです。

そこで軽自動車をキャンピングカーとして運用するメリットを3点ご紹介します。

 ①キャンピングカーとして取得・保有しやすい

軽自動車をキャンピングカーとして運用するのであれば、実際のキャンピングカーよりも購入・運用がしやすいです。

価格を例にとってみると、一般的にキャンピングカーの車体価格は1,000万円以上がほとんど。車体価格が高い場合、金銭的な負担はもちろんですが、ローンで購入する際の審査のハードルも高くなってしまいます。

それに比べて軽自動車の場合、新車であっても乗り出し価格が100万円台のものもあり、車体価格もキャンピングカーほど高くなく、ローンのハードルも下がります。さらに、キャンピングカーは専門業者のみが取り扱っているケースが多いですが、軽自動車は多くのディーラー・中古車店にて取り扱っています。

 ②コストパフォーマンスに優れている

キャンピングカーは大きな車なので排気量も多く、維持費も多くかかります。

仮に、キャンピングカーを購入した場合は自動車税などの維持費が必要になりますが、やはり高額。その点、軽自動車は自動車税は10,800円で、そして一般的に軽自動車の排気量は1.0リットルと、普通自動車としては排気量が小さいモデルであっても自動車税が29,800円なので、維持費に優れています。


また、最近では燃費に優れている軽自動車も多くなってきました。キャンピングカーは、居住性の高さは申し分ありませんが、燃費に関しては軽自動車に比べると断然低いです。


1リットルで数km程度の低燃費のキャンピングカーは珍しくありませんが、軽自動車であれば20km/L以上の低燃費の車種も多数登場しています。

税金、燃費等、維持費の面では、軽自動車をキャンピングカーにした方がコストパフォーマンスが高いと言えます。

 ③狭い道でもグイグイ進める

軽自動車は普通乗用車よりもサイズがコンパクトです。

普通乗用車は年々大型化しており、かつては5ナンバーだった車も、気付けば3ナンバーに変わってきています。これは国外のニーズに合わせているためですが、軽自動車は基本的には国内市場のためのものです。

そのため、車幅1,480mmの上限に変更はないので、例えばアウトドアの狭い道でも、グイグイ進めます。


従来のキャンピングカーでは進入・旋回ができない場所でも、軽自動車であれば走行可能なケースもあります。

つまり、軽自動車をキャンピングカーにする方が、行動範囲が広がり、よりアウトドアシーンを楽しむことができます。

軽自動車をキャンピングカーにするデメリット

では、次にデメリットはどうでしょうか。軽自動車をキャンピングカーにした際に考えられるデメリットを3点ご紹介します。

 ①カスタムが必要になる車種が多い

軽自動車をキャンピングカーにする場合、基本的にカスタム(DIY)することが前提となります。

軽自動車をそのままキャンピングカーとして運用するのではなく、キャンピングカー化のためのカスタマイズが必要になるので、車体価格だけでなく、カスタマイズ費用も必要になります。

 ②大人4人での運用は厳しい

軽自動車の乗車定員は4名ですが、キャンピングカー化すると、車内に必要な設備を設置するので、現実的に考えると大人4人での運用は厳しいです。

1人、あるいは2人が限界です。

③ 重量によっては走りに不安が出る

軽自動車は排気量が660ccです。

これは普通乗用車、あるいは一般的なキャンピングカーと比べると少々心許ないものです。現実的に、大人4人が乗車していると、急斜面を上る際にはエンジンをベタ踏みしてもなかなか加速しません。

そのため、キャンピングカー化して車中に様々な設備を置いてしまうと、それなりの重量になるため、走行性には期待ができません。

アウトドアを楽しみたいと思っても、高速道路を使用しての移動の場合も思うように加速ができない可能性があります。


▼排ガス規制についてはこちらの記事もチェック!


キャンピングカーにも使える軽自動車

軽自動車をキャンピングカー化することは決して難しいことではありませんが、軽自動車も多種多様です。

様々なモデルが登場していますが、その中からキャンピングカー化しやすい軽自動車をいくつかご紹介します。

 ホンダ・N-BOX


ホンダのN-BOXは軽自動車とは思えない車内空間が人気を呼び、軽自動車の代名詞となりつつあります。

人気車なので中古車市場に多くの数が出回っており、比較的入手しやすい点やカスタムに対応している業者の多さなどからおすすめのモデルです。

 スズキ・エブリイ


こちらはお洒落とは言い難いかもしれませんが、軽自動車の中では圧倒的な車内空間を誇るので、様々なアイテムを設置したい場合に向いている車種です。

また、エブリイも多くの数が出回っていますが、先ほど紹介したN-BOXよりも安価です。そのため、安価な中古車を購入し、思いのままにカスタムを楽しむ遊び方も可能です。


Carstayに登録されているMOTOCO(Room1)も、エブリイをDIYした軽キャンです!


 ホンダ・アクティ

アクティはホンダの軽商用車ですが、中でもトラックがキャンピングカー化するのに人気を集めています。

荷台をカスタマイズすることでキャンピングカー化し、楽しんでいるユーザーが多いようです。

車体価格の安さや、最初から二人乗りと割り切っていることから、あくまでも二人乗りのためのキャンピングカー化としての人気が高いモデルです。

 トヨタ・ピクシストラック


こちらはトヨタの軽トラックです。アクティ同様、軽トラックなので2人乗りと割り切ったキャンピングカー化が可能です。

また、ピクシストラックはトヨタの軽自動車とあって、人気も高かったことから中古車市場に多くの数が出回っています。安価なものも多いので、入手しやすい点も特徴です。


軽トラといえばモバイルハウス作りにも人気の車両!バンライファー川瀬悠大さんも1台目のキャンピングカーは軽トラでモバイルハウスを製作されていました。


まとめ

キャンピングカーは決して遠い存在ではありません。

軽自動車という身近なモデルをキャンピングカーにすることもできるので、キャンピングカーに興味があるけどなかなか気軽に購入できないな…と思っているかたは、ぜひ軽自動車をキャンピングカーにして楽しんでみてはいかがでしょうか。


また、まずはサイズ感やお試し車中泊をしてみたいという方は、ぜひCarstayでご自分に合うキャンピングカーを使ってみてくださいね。


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