犬とのおでかけは、普段お留守番の多い愛犬にとってとても楽しく、特別な経験となります。
筆者も愛犬のぶんたと一緒に旅行やカフェに行ったり、ドライブをしたり、ハイキングやSUPをするなど、おでかけを日頃から楽しんでいるんですよ。
今回の記事では、愛犬と初めての車旅を予定しているかたに、事前に知っておいてほしい注意点やポイントを、「おでかけ編」として6つご紹介します。
愛犬と一緒にクルマでおでかけしたい!と考えているかたは、ぜひ記事を読んでみてください。
▼犬とお出かけする前の準備はこちらの記事をチェック!
おでかけは、愛犬の「ストレス解消」になります。
普段から家での留守番が長く、1人の時間を過ごすことの多い犬たち。運動や刺激不足から、家の中で吠えたり、壁や椅子を齧ったりと、人にとって望ましくない行動が出ることもあるんです。
おでかけをすると運動や探査欲求を満たすことができるので、ストレスの軽減や問題行動の予防など、犬・人双方にさまざまなメリットがあります。
「うちの犬が元気すぎて困っている!」というかたこそ、犬との落ち着いた生活のために、おでかけをしてしっかりと運動をさせてあげてくださいね。
愛犬を膝の上に乗せた状態で運転したり、犬が窓から顔を出した状態で走行しているクルマをみかけたことはないでしょうか。
実は、これは人・犬双方にとって、とても危険な乗せ方なんです。
筆者も「愛犬が一緒に運転しているように見えるのが可愛い」「犬も外をみて風を感じたいだろう」という声を聞くこともありますし、「うちの愛犬は大人しいから大丈夫」と考えているかたもいらっしゃるようです。
しかし、愛犬を膝の上にのせての運転や走行は、犬が突然動いて視界を遮ったり、足元に潜り込んでしまう可能性もあり、大きな事故につながる危険性が高いです。
万が一事故を起こしてしまうと、車内にいる大切な家族や友人・愛犬だけでなく、誰かにとって大事な人を巻き込んでしまうこともあるんです。
また、犬が窓から顔を出していると、窓から脱走してしまったり、すれ違うバイクや木々に当たってケガや落下する心配もあります。
「犬がパワーウィンドウのボタンを押してしまい、突然窓が全開になってしまった」ということもありますので、犬をクルマに乗せる時には、必ず人も犬も安全に乗れるように、クレートやドライブボックスを使用するようにしてくださいね。
犬の性格によっては、クルマの中から外を見せないほうが、快適に過ごせることがあります。
「車内から外にいる人に吠え続けてしまい、ドライブスルーでの注文ができない」という飼い主さんも、多いのではないでしょうか。
大抵の場合、最初から吠えていたわけではなく、クルマに乗せる回数が増えてきて「だんだんと吠えるようになってしまった」というケースが多いようです。
おでかけを何度もしてクルマに慣れることで、車内が自分のテリトリーになるため「クルマ(テリトリー)に近づくものを追い出そう!」と思い、吠えているのです。
吠えるのを避けるためには、愛犬が入っているケージの上にタオルを掛けたり、外が見えない位置に犬を座らせるなどをしてみましょう。
「クルマの中から外を見せない」ようにすると、予防することができますよ。
また、移動を快適にするためには、人も犬もこまめな休憩が必要です。事前に、ドッグランや公園などの休憩ポイントを調べておき、愛犬が気分転換できる場所を把握しておくこともとても大切です。
愛犬とのおでかけは、楽しいだけではありません。犬がいるからこそ予想外のトラブルに巻き込まれることもたくさんあるんです。
犬は、新しい環境や刺激に興奮したり、不安を感じることにより、普段とは異なる動きをすることもあります。
おでかけに慣れていない間は、「愛犬が普段と違う行動をとるかもしれない」ということを頭にいれておくとよいでしょう。
特に、突然人や犬がたくさんいる場所に行くと、トラブルのリスクがかなり上がります。
刺激が強すぎた場合にはトラウマになってしまうこともあるため、最初は人も犬も少なく、家族と愛犬がゆったり過ごせる場所を選ぶのがおすすめです。
また、首輪が破損したり、リードを手から放してしまうと、犬が脱走する心配もあります。
ハーネスや首輪を適切に装着すること、迷子札をつけること、予備の犬具を持っておくことで、万が一のときも対処することが可能になりますよ。
おでかけ先によっては、野生動物との接触によりトラブルがおこる可能性もあります。野生動物に無闇に近づかせたり、凝視させ続けることは厳禁です。
過去にも犬がヘビに噛まれたり、トンビに連れていかれそうになる事故もありました。遊び好きの犬や、狩猟本能の高い犬は、ウサギやシカを見つけて勢いよく追いかけることもあるようです。
強くリードを引っ張られることにより人がケガをすることもあるため、周りをよく観察しながら愛犬を上手にコントロールすることで、トラブルを避けることができますよ。
犬によっては、環境の変化や気温により、体調が悪くなる場合があります。まだおでかけに慣れてない状態で人や犬が多い場所へ行ったり、大きな音のする場所に滞在すると、大きなストレスを感じてしまうのです。
ストレスを感じると下痢をしたり、急にフケが出たりします。また、いつもはよく食べる大好きなおやつを食べなくなることもあるようです。
このような症状がある場合は、途中でおでかけ場所を変更することも検討してください。
その他に注意して欲しいのが「熱中症」です。暑い日に車内に犬を放置すると、あっという間に熱中症になってしまいます。
JAFの調査によると、真夏の炎天下の車内は、エンジン停止後わずか30分で約45℃まで上昇するそうです。
子犬や老犬、鼻の短い犬種や肥満の犬は特に熱中症になりやすく、発見や治療が遅れた場合には死亡してしまうこともあるそうです。
命の危険もあるため、絶対に車内放置はしないでください。
遊園地や水族館、キャンプやハイキングなど、犬と一緒に行ける場所が年々増えています。愛犬家にとっては、とても嬉しいことですよね。
しかしその一方で、犬の過剰な吠えだったり、排泄物の放置など、飼い主のマナーの悪さが問題になるケースもあります。
おでかけ先では特に「トイレマナー」に注意を払い、壁や柱から離れるようにして、マーキングもさせないようにしてくださいね。
さらに、施設によっては、マナーベルトや服を着用することを求められる場合があります。
服にはさまざまな役割があり、室内で服を着せることで、抜け毛を防止することが可能になります。必要に応じて購入し、持参するのがおすすめです。
愛犬家には理解し難いかもしれませんが、すべての人が犬好きなわけではありません。
犬に対してトラウマを抱えていたり、犬アレルギーがあるなど、見るだけで不快な思いをする人も一定数存在します。
「すべての人が犬好きというわけではない」ということをしっかりと理解し、他者と適切な距離を保つことよう心掛けましょう。
人の多い場所では伸縮リードの使用を避けるなど、常に配慮を忘れないようにしたいですね。
まだおでかけ慣れしていないワンちゃんに「クルマでのおでかけは楽しい!」と覚えてもらうためには、ドッグランやハイキングなど、犬が楽しむことができる場所へのおでかけがおすすめです。
特に元気な犬や子犬には、思い切り走り回ったり、たくさん歩くことができる、広々とした「運動ができる場所」を選んであげてください。
「うちの犬は家の中ではほとんど寝ているから、おでかけは嫌いなのかも」と思っているかたも多いですが、ほとんどの犬にとって、家の外はとても魅力的な世界なんです。
おでかけや自然の中での遊びを通して、今までとは違う野生的な一面が見られるかもしれませんよ。
筆者の愛犬ぶんたも、家では大半の時間を寝て過ごしています。しかし、アウトドアが大好きで、山道を6時間以上歩いても疲れ知らず!飼い主が思っているよりも体力があり、その元気さに毎回驚いてしまいます。
おでかけは「愛犬の好きなこと」を見つける、ひとつのアクションなのかもしれませんね。
愛犬とのはじめてのおでかけで不安があるかたは、自由度の高いキャンピングカーをレンタルするのがおすすめです。
家庭用エアコン付きの車両なら、エンジンを切っているときでもエアコンをつけることができるため、夏場の熱中症予防にぴったり。体温調整が苦手な愛犬のおでかけにも最適です。
さらに、車内での調理も可能なため、食事場所で困ることもありません。テイクアウトした食事を車内でゆっくり食べることもできますよ。
現在Carstayでは、100台以上のペット乗車可能な車両から、希望の車両を選んでレンタルすることができます。
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ぜひ、キャンピングカーに乗って愛犬とのお出かけを楽しんでみてくださいね!