ヨーロッパでバンライフ!やってみたいを形にするタビワライフの実験記録vol.4(バン紹介編)

死ぬまで新婚旅行をする夫婦。一度きりの人生、好きな人と一緒に生きていくための旅の途中。九州・ヨーロッパ・四国でのバンライフを終えて、今後の展開を計画中。 ・Twitter & Instagram: @tabiwalife

こんにちは。タビワライフの大地です。現在、僕たち夫婦はヨーロッパを約3ヶ月かけてバンライフで旅をしています。この「VANLIFE JAPAN」さんではヨーロッパでのバンライフの様子を連載させていただいておりまして今回がVol.4となります。前回の記事はこちら(出発編レンタル編ドライブ編)!

 

今回は、僕たちの家であり、足である「バン」について詳しくご紹介していきたいと思います。バンライフってちょっとやってみたいけど、正直言って車の中で生活するって狭くて不便そうと思っていませんか?僕は思っていました(笑)

 

じゃあ、実際にバンの中はどうなっているの?居心地、寝心地はどうなの?そんな疑問にお答えしていきたいと思います。この連載を通して、ヨーロッパでのバンライフ旅を一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。

まずは僕たちのバンをご紹介!

まず僕たちがいま乗っているバンはFordのTRANSITという車です。

 

 

全長約5m、横幅約1.9m、高さ約2mと少し大きな車ですが普通免許で運転することができます。内装はカスタマイズされており、シートベルトが設置されている場所が運転席と助手席のみになるため乗車定員は2名です。Fordはアメリカの自動車メーカーですが、このTRANSITはヨーロッパで人気があり、運転しながら時より見かけます。形がシンプルで使いやすいため、日本でいうハイエースのように業務用に使われることも多いみたいです。ちなみにディーゼル車になります。

バンのこだわりポイント!

 

次にバンの中を紹介していきます。このバンの内装はベルギー人カップルのオーナーがDIYをしたものです。天井には、実際の木が使われているため、車の中ではありますがぬくもりを感じられます。収納もかなり充実していて僕たち2人分の洋服、保存できる食料など入れてもまだ余裕があります。

 

一番の特徴はやはりこのソファーベットです。昼間はソファーの状態にしています。ここでご飯を食べたり、パソコンを広げてブログを書いたりYoutubeの編集などを行っています。夜はこのソファーをベットに変形させて寝ています。大人2人が寝ても十分に足を伸ばせて寝られるため特に狭さや窮屈感などは感じません。

 

そして、また朝を迎えたらソファーに戻すという感じです。30秒もあれば変形できてしまうのでとても簡単です。ベットをソファーに戻すことで気持ちも切り替えることができ、なんだかシャキッとします。何よりスペースが狭いため、掃除をするのが簡単です(笑)

限られた空間を活かす暮らし

  

その他にも、この狭い空間の中にはさまざな工夫が施されています。実際にバンの中にある特徴的なものをピックアップしてご紹介します。

 

・冷蔵庫

小さめですが冷蔵庫があります。2人分の食材であれば十分に入れておくことができ物価の高いヨーロッパでも自炊することでかなり食費も抑えられます。

 

・ガスコンロ2口

2口のガスコンロと2.75ℓのガスタンクを積んでいるため大半の料理であれば作ることができます。

 

・食器棚

今回バンをレンタルさせてもらうにあたり、食器や調理器具なども一式貸してもらえたためとても充実しています。

 

・収納

収納スペースは主に壁側とソファーベットの下になります。壁側のみで洋服などは収まってしまうためソファーベットの下には外で座る折りたたみイスや机を収納しています。

 

・コンセント

車内には3箇所のコンセントと前と後ろに2箇所ずつUSBケーブルをつなげるソケットがあります。車が走行中に蓄電する電気と屋上にある太陽光発電で夜でもパソコンや携帯電話なら充電することが可能です。

 

このようにある程度の設備が整っているためバンの中でご飯を作ること、仕事をすること、寝ることができてしまいます。

便利な時代に「不便さ」を楽しむ

 

とても快適な車内ではありますが、家のように全てが揃っているわけではありません。逆にこのバンの中にないものを挙げていきます。

  

・トイレ

・シャワー

・洗面所、流し

・電子レンジ、オーブン

・洗濯機

・テレビ

 

…という感じでしょうか。キャンピングカーであればこのような設備も兼ね備えているものが多いです。そういった点がバンライフとキャンピングカーの大きな違いだとも言えると思います。また、実際に使ってみてもっとこうなればいいのになと思う点は機能面で言えば、「網戸」です。現在、ヨーロッパは夏で地域によっては夜であっても寝苦しい日があります。窓を開けると風が通り気持ちいいのですが、夜に車内で電気をつけていると虫も寄ってきます。そのため、網戸が付いている窓があればよりいいなと思います。

 

妻にも聞いてみたのですが、やはりトイレ、シャワー、洗面所などの水回りが多少不便を感じるそうです。ただ、もともとないことをわかっているため今はそんなに気にならなくなり、むしろシャワーを浴びられるという家があれば当たり前のことにもテンションが上がると言っています。

 

あとは、車内で料理した際に出るゴミなどの処分も課題ではあります。ヨーロッパではRVパークなどの車中泊できるスポットが多く、設備も充実しているところが多いため助かっている部分があります。

バンライフで「暮らし」を見つめ直す

 

いかがでしたでしょうか?おしゃれなイメージがあるバンライフですが、実際には見た目以上に生活する上での機能面がとても考えられています。家のようになんでも揃っているということはありませんが、限られた空間だからこそどのように工夫して使うかが考えられており、不必要なものが極力削ぎ落とされています。

 

今回、ご紹介させてもらったのは僕たちがいま使っているバンの中身でありあくまで一例です。ご興味のある方はぜひインスタグラムで「#vanlife」と検索してみてください。それぞのライフスタイルに合わせたカスタマイズ、その上でおしゃれを楽しんでいる様子は見ているだけでもワクワクします。(詳しいVanlifeムーブメントについての記事はこちら



 

何事にも良い面、悪い面があると思いますが、ミニマリスト、アドレスホッパー、ノマドワーカーなどいま注目されている新しい生き方をミックスしたような生き方がバンライフにはある気がしています。不便を楽しむことができれば、いまの生活に改めて感謝できるきっかけにもなると思います。ぜひ一度、Carstayでお試しバンライフをやってみるのはどうでしょうか?

 

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