金沢より見所満載!?石川県の別世界「奥能登」のドライブスポット(輪島編)

能登での移住生活/田舎暮らし、国内外の田舎旅スポットやライフスタイルを、バックパッカー×クルマ旅をしながら発信。Inaka Backpacker Twitter: @iku203

能登半島の先端にある“奥能登”... スローでゆるやかな田舎/地方のライフスタイルを感じながら、クルマ旅を楽しめる場所だ。

 

ちなみに“奥能登”とは、能登半島の先端 最北部にある穴水町(あなみずまち)、輪島市珠洲市(すずし)、能登町(のとちょう)で成り立つエリアを指す。石川県と言えば、『金沢』をイメージしてしまう人が大半だろう。だが、石川県の奥の奥には、“盛沢山の別世界”が広がっている。

 

この記事では、「田舎バックパッカー」こと中川生馬が移住した、奥能登のクルマ旅ルートをご紹介しよう。イントロ編の記事はこちら / 穴水町編の記事はこちら

穴水町から輪島方面へ

奥能登のドライブは半日コース、ゆっくり一周するためには、9:00AMごろまでに、「田舎バックパッカーハウス」を出発することをお薦めしたい。

 

 

「田舎バックパッカーハウス」からだと、奥能登を能登町方面へと「左回りしたほうがいいんじゃない?」と思いがちだが、お薦めは輪島へと北上し、能登半島の先端へ向かうと、海沿いに面してクルマを走らせることになる。奥能登一周ドライブするなら、海の絶景を眺めながらドライブを楽しんではいかがだろうか?

 

「輪島」と言えば、「朝市」「輪島塗」「千枚田」などを思い浮かべる人たちが多いことだろうが、2015年にNHKが放送した朝の連続テレビ小説「まれ」のロケ地が「輪島」だったことから、「塩田」「間垣(まがき)の里」などを連想する人も少なくないはず。 まずは、そのメインロケ地となった大沢村へとクルマを走らせよう!(住所:石川県輪島市大沢町)

 

 

昔ながらの日本らしい村。大沢村は、日本海の強風から家を守るために、家々が3m以上の竹で作られた「間垣」で囲われており、「間垣の里」として知られている集落です。強風による被害を防止するだけではなく、夏の強い日差しも遮ることもでき、大沢町に住む人々にとって必要不可欠なものになっています。

 

 

大沢村の山のほうへとクルマを走らせると、「桶滝(おけだけ)の森」と呼ばれる森が広がっており、桶滝に続く遊歩道が整備されています。そして、その先にはダイナミックな「桶滝」が流れています。岩に丸く穴が空いており、その穴を滝が流れている日本でも珍しい滝です。落差は約30mと、水が激しく落ちる姿は、迫力満点。さらに滝壺から三段にわたって流れる様子も独特で、美しい景観が広がっています。(住所: 石川県輪島市大沢町 )

 

大沢村を後にしたら、次は輪島の朝市へ。

輪島の「朝市」へ

そして、輪島と言えば「朝市(あさいち)」。とれたての魚介類などの里海の幸、新鮮な野菜、輪島塗など能登の伝統工芸品が軒先に並んでいる。ここで、今晩の食材を購入しておくのもありだろう。

 

 

「朝市」の露店では、フレンドリーな“能登のお母さん”たちが元気に話しかけてくる。「朝市」のそんな雰囲気を感じながら、ただ散歩するのも心が愉快になれて楽しいことだろう。

 

< 輪島の朝市 >

・住所: 石川県輪島市河井町朝市通り

・電話: 輪島市朝市組合/0768‐22‐7653(午前中のみ)

・営業時間: 8:00~12:00

・定休日: 毎月第2・4水曜日、1月1日~1月3日

次は… 能登を代表する棚田「白米千枚田」

 

日本海に面した棚田で1000枚以上ある田んぼから成り立つ「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」。道の駅と隣接しているスポットだ。日本古来の農法「苗代田」を復活させ、実際に種籾から苗を育成し、稲作を行う取り組みを行っている。これも見ごたえある棚田で、「日本の棚田100選」にも選定されている、能登半島を代表する秘境だ。

 

 
春、ゴールデンウィークごろからは田植え、夏は水をはった棚田が鏡のように空を映し出し、秋前は稲穂が黄金色に輝き、冬は田んぼが冬眠、雪の銀世界となり、季節問わず見事な風景となる。四季を通して絶景を楽しめるのが魅力だ。

 

稲刈りを終えた秋から冬は、ロウソクやLEDのイルミネーションが棚田を灯し、幻想的な景色が広がる
  

隣接する「道の駅 千枚田ポケットパーク」ではお土産品を購入することができる。お薦めは地元産の「おにぎり」!ちなみに、稲刈りを終えた時期は千枚田の米のおにぎりを楽しむことができるが、量が限られるため、他の時期は“地元産”となる。(が、それでも、もちろん美味しい!)

 

 

わかめ、めかぶ、岩のり、干物などのお土産もお薦め。また、おにぎりを食べた後、ヨモギ入りのホカホカ鯛焼きも一押しだ。

  

< 道の駅 千枚田ポケットパーク >

・住所: 石川県輪島市白米町八部99-5

・電話: 0768-34-1242

・営業時間: レストハウス 8:00~20:00(無休)

能登の天日干し塩 「輪島塩 揚げ浜塩田」へ

 

人は日々「塩」を体に取り入れる。言うまでもないが、塩は体に必要不可欠。日々、体に取り入れる塩、体に良い塩を選びたい。

 

 

世の中にはあらゆる塩が流通しているが、「自然の塩とは?」「本当の塩とは?」を発見できるスポット。フレンドリーなスタッフの人たちが丁重に、塩の完成までのプロセスを説明してくれる。

 

 

天日干しされた塩と、市販で売られている食塩とは全く成分が異なるので、その点についても注意してお話しを聞いてほしい。

 

 

目の前で、塩の製作工程を見ることが出来る、貴重な機会がそこにはある。

 

 
そして、塩の他にお薦めなのが、濃厚なソフトクリームだ。チョコレート、バニラなどの定番の他、ごまソフトも。ソフトクリームに塩をふりかけると旨味が増して美味しい!
 
 
< 輪島塩 揚げ浜塩田 >

・住所: 石川県輪島市町野町大川八17番2号

・電話: 0768‐32‐1177

・営業時間: 9:00~17:00(3月~11月は毎日営業、12月~2月は土日祝日営業)

 

ちなみに、輪島の先、珠洲(すず)でも塩づくりは盛んで、NHKの朝ドラ「まれ」の舞台となった塩田ロケ地がある。それでは、次の記事では珠洲の魅力をご紹介しよう。

 


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