東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
みなさんは車中泊にでかける際、車中飯用食材の持ち運びはどのようにしているでしょうか。
休日バンライファーとして1〜2泊程度の車中泊旅やワーケーションを、月に数回は楽しんでいる私たち夫婦。
1〜2泊程度の短期間のおでかけが多いためあまり多くの食材を持ち運ぶことはないのですが、車中飯作りに備えてスムーズに食材を持ち運べるよう、車内スペースを確保したり、食材を保管しておくためにさまざまな工夫をしています。
今回は私たち夫婦が1〜2泊程度の車中泊の際、車中飯用の食材をどのように持ち運んでいるか、その方法と工夫しているポイントなどをご紹介していきます。
短期間であれば、車載用冷蔵庫を持っていなくても食材の持ち運びは可能です。
冷蔵庫がなくても意外となんとかなる!その持ち運び方法とは?興味のある方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
車中泊旅では外食することも多い私たち夫婦ですが、車内で簡単な調理をして車中飯をいただくこともよくあります。
車中飯で使用する食材は自宅から持参したり、現地の道の駅やスーパーなどで購入していますが、食材を保存するための「車載用の冷蔵庫」は持っていないんです。
「冷蔵庫がない」ということは、要冷蔵の食材や調味料を持ち運ぶ際に多少の工夫が必要となります。
私たち夫婦が食材を持ち運ぶために車内に積んでいるものや、対策として行っていること、実際どのように持ち運んでいるのかなどを、さっそく以下で詳しくご紹介していきます。
車中飯用の食材の中で特に「保冷しておく必要のあるもの」に関しては、いつも車内に積みっぱなしにしている小さめのクーラーボックスにいれておくようにしています。
私たち夫婦は現在箱根の山中に住んでおり、自宅周辺にスーパーがありません。
毎週スーパーへ30分以上かけて1週間分の食材を買いに行っており、その際に生鮮食品等をクーラーボックスに入れ、ドライアイスや保冷剤などを使い冷やした状態で持ち帰っているんです。
車中泊旅以外にも日常的にクーラーボックスを使用する必要があるため、車内ベッド下の位置にクーラーボックスが置けるスペースをあらかじめ確保し、常に定位置に置いて積みっぱなしにしているんですよ。
日常的に使用しているクーラーボックスが、車中泊旅やワーケーションの際にもかなり役に立っています。
車中飯を作ることがわかっているときには、でかける前に必ずクーラーボックスの中に保冷剤を入れるようにしています。1日程度であれば、中に入れた食材もしっかりと冷えたままです。
使用しているクーラーボックスは、写真のようなちょっと小さめサイズ。クーラーボックスを買う前に車内のどこに置くのかを決めておき、設置場所のサイズを測ってから購入しました。
車内スペースの確保を考え、少し小さめのクーラーボックスをチョイスしています。
あまりたくさんの量は入りませんが、1〜2日間、夫婦2人分であれば問題はありません。
実際に2年ほど車中泊や買い出しで使用していますが、今まで特に問題はなく、万が一入り切らない場合はベッド下に保管してある布製の保冷バッグなどを使用して対応しています。
クーラーボックスの中には保冷剤や蓄冷剤をいれて使用しています。
自宅の冷凍庫に蓄冷剤を3個ほど入れて常に冷やしてあり、突然のおでかけにも対応が可能。3個すべてをいつでもクーラーボックスに入れて、でかけることができるようにしています。
しっかりと冷やした大きめの蓄冷剤が3個ほどあれば、クーラーボックスで長い時間食品を冷やしておくことができますよ。
暑さが厳しく保冷剤もあまり長持ちしない夏場などは、食材を購入するために立ち寄った現地のスーパーで保冷用の氷をいただいたり、コンビニに立ち寄って氷を購入するなどして、クーラーボックス内の温度を保つようにしています。
クーラーボックスには要冷蔵の食料品や、車内にそのまま置いておくと痛んでしまうような食材を入れておくようにしています。
例えば、カット野菜やベーコン・ウインナーなど肉類、要冷蔵のサラダや開封済みのマヨネーズなどの調味料、飲み物やフルーツ、たまごなどは保冷剤と一緒にクーラーボックスへ。
現地調達した食材についても、冷やす必要のあるものは全部クーラーボックスにIN。クーラーボックス自体が小さいため、ボックス内にどの程度余裕があるか、あとどのくらい入りそうかなど、常に中の状態を把握しておくように気をつけています。
クーラーボックスが小さめなこともあり、常温で保存していても大丈夫な食材についてはクーラーボックスには入れず、袋に入れて保管するようにしています。
保管場所は助手席の後ろ側。助手席背面にフックを取り付けてあり、移動中はそこに食材を入れた袋を掛けて保管しています。
袋にいれて持ち運んでいる食材は、常温保存が可能な根菜類や現地で購入したプチトマトなどの野菜、パンやレトルト食品などです。
冷やしておく必要のない食品をクーラーボックスと分けておくことで、小さめのクーラーボックスしかない状態でも問題なく車中飯用の食材を持ち運ぶことができているんですよ。
また現地のベーカリーや産地直売所、道の駅等に立ち寄ることが旅の楽しみにもなっているため、自宅用に購入した分も袋に入れて持ち帰るようにしています。
調味料類は荷物が増えるだけでなく、使いきれず自宅に持ち帰る必要があったり、長時間持ち歩くことで痛んでしまう心配もあります。そのため、あまりたくさんは持参せず、どうしても必要なものだけに厳選しているんですよ。
調味料が少ない分、新鮮な食材を使用してシンプルな味に仕上げていただくか、あらかじめ下味をつけてある食材を使用するなどし、おいしく食べられるようにしています。
おでかけの際に持ち歩いている調味料は、塩コショウ・しょうゆ・オリーブオイル・ハーブ類のみ。すべて一緒に保存袋に入れておき、液漏れしないよう注意して車内に保管しています。
主食は現地のベーカリーで買ったパンか、ごはん(白米)にすることが多いです。
ごはんを食べる際、以前は炊飯器を使ってお米から炊いていた時期もあるのですが、狭い車内で調理スペースが限られていたり、ポータブル電源の容量の問題もあって、最近は車内でご飯を炊く頻度がかなり下がりました。
そのかわりコンビニなどでおにぎりやパックのごはんを購入してきたり、お湯をいれるだけで簡単にいただけるアルファ米を持参して利用するようにしています。
特にお湯を入れるだけで食べることができるごはん(アルファ米)は白米だけでなく、五目ごはんやチャーハンなど種類も豊富。味もとてもおいしいです!
車内にそのまま置いておけるため持ち運びにも最適。現在では、いつでも食べられるように数種類を車内に常備しています。
今回は休日に車中泊を楽しむ私たち夫婦が、1〜2泊程度のおでかけ時にどのように食材を持ち運んでいるか、その方法と工夫している点などをご紹介しました。
一時期は、ポータブル電源で使用できる車載用冷蔵庫の購入を検討していました。
しかし冷蔵庫を置くのためにかなりのスペースが必要になることと、そもそも1〜2泊程度の量なら必要ないのではないかとの考えから購入をやめ、現在までずっとクーラーボックスメインで食材を持ち運びしています。
バンを車中泊仕様にDIYしおでかけするようになってから2年ほど経ちますが、今回ご紹介した方法で困ったことは一度もありませんでした。私たちの場合は特に必要がなかったため、冷蔵庫を購入しなくてよかったと思っています。
私たち夫婦は車中泊の際、食事を外食で済ますことが多いということもあると思います。旅のスタイルによって違いが出るため、残念ながらすべての方に私たちと同じやり方が適するとはいえないのです。
今回ご紹介した方法は参考程度にとどめ、ぜひ旅をしながら、自分たちらしい手段・方法を模索してみてくださいね!
▼普段から車に常備しているものや、収納のコツはこちらの記事でご紹介しています
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。