東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
おいしいものを食べることは、車中泊旅の楽しみのひとつですよね。旅先でおいしいものを食べて、楽しくお酒を飲む時間は至福のひととき。
外食で済ませる方もいらっしゃるとは思いますが、アルコールを楽しむなら、車内や宿泊地の簡易キッチンで自炊をすると、移動が必要ない分ゆっくりとお酒を楽しめるのでおすすめです。
そこで今回は、季節の食材を使って作る、手間も材料も少なめのおいしいおつまみレシピ(夏編)をご紹介します。
どれも滞在先の道の駅や産地直売所、スーパーやコンビニで手軽に入手できる食材を使って作ることができるレシピです。ぜひチェックしてみてください!
車中泊旅の際に道の駅や産直、スーパーを訪れると、新鮮な季節の野菜が安価な価格帯でたくさん販売されています。旅先で入手した季節の野菜を使って料理をつくり、お酒と一緒にいただく瞬間は本当に最高ですよね!
筆者も車中泊旅の際には、毎回道の駅や産直で季節の野菜をたくさん購入し、新鮮なうちにいただくのが楽しみとなっています。
今回はそんな季節の野菜を使って作る料理の中から、「夏野菜」を使って作るおつまみのレシピを5つほどご紹介します。おいしいおつまみとお酒を車中泊でも堪能したい!という方必見のレシピばかりです。
最初にご紹介するのは、手軽に入手できる食材でパパッと作れる「きゅうりとサラダチキンの棒棒鶏(バンバンジー)サラダ」です。
夏場は比較的安価に入手できるきゅうり。道の駅や産直などでは採れたての新鮮なきゅうりを購入することができるところもあります。
さらに現地のコンビニやスーパーで手に入るサラダチキンを使うことで、鶏肉を茹でる手間や味つけを省きました。おいしい棒棒鶏(バンバンジー)があっという間に完成しますよ!
きゅうり 1本
サラダチキン 1パック
ごまドレッシング 大さじ2〜3程度
白ごま ふたつまみ
1.きゅうりは斜め薄切りにしてから千切りに、サラダチキンは手で細く裂いてほぐしておきます。
2.うつわにきゅうりの千切りを平らに敷き、その上に裂いたサラダチキンを盛り付けます。
3.ゴマドレッシングをかけ、白ごまを上からふりかけたら完成です。
ポイント:きゅうりをできるだけ平らに盛り付け、サラダチキンをその上にこんもりと中央が高くなるように盛り付けると見た目もよくなります。ドレッシングはコンビニに売っている小袋タイプのものを持参することで安全に持ち運ぶことができ、荷物を減らすことが可能になりますよ。
夏の定番のおつまみといえば冷やっこ。豆腐にしょうゆをかけるだけでもおいしくいただけますが、きざんだ薬味をたっぷりとのせた「薬味たっぷり冷やっこ」なら、さっぱりとした味わいながらも満足度はかなり高め。
現地で購入した豆腐や新鮮な野菜を使用すると、さらにおいしさが増しますよ!
豆腐 小さめ2個(1パック110g〜150g、3個パックで売っているものを2個使用)
ミョウガ 小さめ1個
ネギ 10センチ程度
大葉 4枚
梅干し 3粒
白ゴマ ふたつまみ
ごま油 少々
しょうゆ(またはポン酢) 少々
1.ネギは輪切り(薄切り)に切り、ミョウガは縦半分に包丁を入れてから斜め薄切りにしていきます。大葉はくるくると丸めて端から細切りに。
2.梅干しは種を外し、包丁で実をたたいてつぶしておきます。
3.うつわに豆腐を1個入れ、豆腐の上に薄切りにしたミョウガ、ネギ、たたいた梅肉を半量のせていきます。
4.1番上に細切りにした大葉をのせて白ごまをひとつまみ振りかけたら、ごま油をまわしかけて完成です。(残りの材料を使い同じ手順でもうひとつ作ります)。しょうゆをお好みの量かけてどうぞ。
ポイント:薬味はそのときに入手できるもので代用が可能です。しょうがやかつおぶし、小さくきざんだきゅうり・トマト、もみ海苔などでもOK。梅肉を納豆に変えてもおいしくいただけます。
きゅうりとキムチを混ぜるだけで完成!とても簡単に作ることができる「きゅうりのキムチ和え」は、辛いものが好きな方におすすめのおつまみです。
きゅうりに少量の塩をもみこむことで塩分が加わり、酒に合う味つけになりますよ。
きゅうり 1本
キムチ 80~100g
塩 ふたつまみ
ごま油 少々
1.きゅうりは8ミリ幅程度の輪切りにします。
2.フリーザーバッグにきゅうりを入れたら塩をふたつまみほど入れ、フリーザーバッグの口をきっちりと閉めて袋の上から軽く塩もみします。
3.フリーザーバッグを開けてキムチを入れたら、再度フリーザーバッグを閉めて全体がよく混ざるように袋の上からもみ込みます。
4.5分ほど置いてからうつわに出し、ごま油をまわしかけて完成です。
ポイント:フリーザーバッグに入れてもみこむことできゅうりにキムチの味がしっかりとしみこみ、洗い物も減らせます。最後にごま油をまわしかけて風味アップ。キムチは辛さに応じてお好みで量を調節してください。
トマトの甘さをしっかりと堪能できる「プチトマトのチーズ焼き」は、小さめのフライパンで作ってそのままテーブルにサーブできる手軽さが特徴。味つけも塩コショウだけととてもシンプルながら、トマトとチーズのおいしさをしっかりと堪能することができます。
滞在先でおいしいチーズとプチトマトをゲットしたら、ぜひ作ってみてください。
プチトマト 8~10個程度
とろけるチーズ ふたつかみ程度(スライスタイプなら1~2枚)
オリーブオイル 小さじ1程度
塩コショウ 少々
乾燥パセリ 少々
1.プチトマトは半分にカットします。
2.フライパンにオリーブオイルをいれてからプチトマトを並べていき、火をつけます(中弱火程度)。
3.火をつけたらすぐにとろけるチーズをプチトマトの上にのせ、フタをしてチーズがとろけるまで加熱します。
4.チーズがとけたら火を止め、乾燥パセリを散らして完成です。
ポイント:トマトは加熱すると甘くなりおいしさが増します。分量のチーズをフリーザーバッグに入れて保冷剤と一緒にクーラーボックスに入れて持参しましょう。チーズはスライスチーズでもOKです。スライスチーズは1枚でもじゅうぶんおいしいですが、2枚使用する場合はそれぞれを少しずらしてトマトにのせてください。強火で加熱するとトマトが焦げてしまうので、中弱火程度でじっくりと加熱してくださいね!
「とうもろこしと枝豆のおやき風ミニお好み焼き」は、手でパクパクと食べることもできるお手軽おつまみ。とうもろこしや枝豆は新鮮なものを産直で購入して茹でても良いですし、車内で茹でるのが大変ならあらかじめ茹でてあるものを購入してもOK!
冷凍のコーンや枝豆でもおいしく作ることができますが、産直や道の駅、スーパーでは茹でてあるものを販売しているところも多くあるので、そちらを使うのがおすすめです。
トウモロコシ(茹でてあるもの) 1/2本
枝豆(茹でてあるもの) 10~12サヤ程度(30粒ほど)
お好み焼き粉 大さじ3
水 大さじ2
サラダ油 大さじ1
お好みでしょうゆかポン酢 少々
1.とうもろこしは実と芯の間に包丁を入れ、実を削っておきます。枝豆はさやから実を出しておきます。
2.小さめのボウルにとうもろこしと枝豆を入れ、お好み焼き粉、水を加えて全体をよく混ぜます。
3.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、1個分ずつ具材を大きめのスプーンですくってフライパンに落とし、上からスプーンの背で押して平らにします。(5〜6個分できます)
4.フライ返しで裏の焼き色を確認し、こんがりと焼けたら裏返しにしてさらに焼きます。
5.両面がこんがりと焼けたら完成です。しょうゆかポン酢をつけてどうぞ。
ポイント:小麦粉+塩コショウでおやきにできますが、出汁や調味料が入っているお好み焼き粉を使うことで、調味料を持参する手間を省きました。このまま食べてもおいしいですが、お好みでしょうゆかポン酢をつけていただくとおつまみに最適です。
今回は、夏野菜を使用してせまい車内でも手軽に作ることができる、とても簡単なおつまみのレシピを5つご紹介しました。
車内で晩酌ができると、酔ってしまっても時間を気にしたり宿泊地に戻る必要なく、そのまま寝ることができるのでおすすめです。自炊なら、季節の食材やその土地の食べものを低価格で楽しむことができますよ。
次の車中泊旅では今回のレシピを参考に、家族や気の合う仲間と「車内晩酌タイム」を楽しんでみてくださいね!
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東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。