アウトドア好きの冒険心を刺激する、ジャパンキャンピングカーショー。幕張メッセで毎年開催されるこのイベントは、最新のキャンピングカーなどが一堂に会する、アジア最大級のイベントです。
日本RV協会の調査「キャンピングカー白書2023」によると、国内のキャンピングカー保有台数は145,000台を超えました。その数は毎年増え続けており、今後の国内マーケットのさらなる成長が期待されています。
そこでこの記事では、実際にジャパンキャンピングカーショー2024に参加した筆者が、最新モデルや人気モデルなど、魅力的な車両をたっぷりとご紹介していきます。
ジャパンキャンピングカーショーは、単なる車両の展示を超え、「旅行」、「ペット」、「食事」、「防災」、「アウトドア」など、多様な体験型コンセプトが特徴の、アジア最大級規模のアウトドア&レジャーイベントです。
前回2023年のイベントでは、国内外から集められた最新かつ人気のキャンピングカー350台を超える展示があり、4日間で50,000人以上が訪れるなど、大きな注目を集めました。2024年も継続して、「日本にキャンピングカー文化を根付かせる」というテーマが掲げられています。
キャンピングカーはただの移動手段ではなく、新たなレジャーのスタイル、災害時の避難所、テレワークができるオフィススペースとしての利用など、さまざまな活用ができる点も大きな魅力です。
ジャパンキャンピングカーショー2024の実際の雰囲気や車両を、3つの車両カテゴリーに分けてご紹介していきます。
まずは乗用車・商用車カスタムのカテゴリーからご紹介していきます。
ジャパンキャンピングカーショー2024では、車中泊カスタムの定番車両とも言えるトヨタ・ハイエースはもちろん、三菱・デリカD5などアウトドア好きに人気のある車両カスタムが数多く展示されていました。
そのほかにも軽乗用車や軽商用車(軽バン)のカスタム車両が多くありましたが、全体としては圧倒的にハイエースのカスタム車両が多かった印象です。
また、会場には抽選販売で話題となった、買いたくても買えないトヨタ・ランドクルーザー最新モデル(ランクル70)もあり、ベッドキットやカスタムパーツの展示がされていました。
筆者含め、ランクル好きにはたまらない展示です。
次にご紹介するカテゴリーは、トラキャン(トラックキャンピングカー)とキャンピングトレーラーです。
トラキャンは別名ピックアップキャビンとも呼ばれ、ピックアップトラックの荷台に居住用のキャンパーシェルを積載したキャンピングカーのことです。
トヨタ・ハイラックスのベース車両などが定番で、会場には展示車両がいくつかありました。
また、移動式の部屋として、クルマで牽引してキャンピングカーと同じように楽しめるのがキャンピングトレーラーで、こちらもたくさんの展示がありました。
ちなみにキャンピングトレーラーは、けん引免許が必要なモデルと不要なモデルに分けられます。
最後はキャンピングカーカテゴリーです。イベントは「ジャパンキャンピングカーショー」と謳っているわけですから、当然たくさんのキャンピングカー車両が展示されていました。
国内車モデルはもちろんですが、輸入車モデルも非常に目立っていました。特に、イタリアの自動車メーカーFIATが製造する大型バン「DUCATO」をベースとしたキャンピングカーの展示が多かったです。
DUCATOにはいくつかモデルがあり、今回のジャパンキャンピングカーショー2024では最新モデルの「TORINO」も展示されていて、たくさんの来場者が興味深そうに見学されていました。
以上、3つのカテゴリーに分けて実際の展示車両をご紹介しました。
最後は、筆者が個人的に気になった車両やカスタムをご紹介し、ジャパンキャンピングカーショー2024の現場レポートを終えようと思います。
では、今回のイベントで個人的に気になった車両やカスタムを2つご紹介します。
まず筆者が気になったのは、軽バンカスタムです。
先ほど、ハイエースカスタムの車両が全体的に多かったとお伝えしましたが、それに負けない勢いで多くの来場者を惹きつけていたのが軽バンカスタムの車両です。
実は、筆者も車中泊仕様にした軽バン(ダイハツ・アトレー)に乗っており、興味深く展示車両を見学させていただきました。
そのほかにも、スズキ・エブリイやホンダ・N-VANなど、気になる軽バンカスタムが盛りだくさんでした。
乗用車のカスタム車両や一般的なキャンピングカーと比べると価格をグッと抑えて楽しめるため、セカンドカーとしての需要やキャンピングカー初心者の需要に応えてくれます。
ソロキャンパーやカップル・夫婦などであれば、軽バンカスタム車両も非常におすすめです。
個人的に今回のイベントで強い衝撃を受けたのが、先ほども紹介したFIAT・DUCATOの、荷室が広大な「CREWCAB」というベースモデル車両です。
この「CREWCAB」はあくまでベース車両で、前述したキャンピングカー仕様の「TORINO」とは異なり、キャンピングカーというよりは大型バンという表現が適切かもしれません。
写真を見てもわかるように、とにかく荷室が広大。サーフボードからキャンプギア、ベッドやバイクまで、なんだって入りそうな気がします。
さらに衝撃なのはその価格で、この「CREWCAB」は700万円弱〜で購入でき、高級ミニバンより少し高いか、モデルによってはそれよりも安く手に入ります。
個人的には、「TORINO」のように最初からキャンピングカー仕様になっているものではなく、この「CREWCAB」を買って自分好みにカスタムしていくのがすごく楽しそうだなと思います。
夢が広がる、素敵な出会いとなりました。
このように、ジャパンキャンピングカーショーでは思いがけない出会いや発見があるかもしれません。記事だけではとても全車両を紹介しきれないため、ぜひ実際に足を運んでみてはいかがでしょうか。
Carstayのバンライフガレージ「Mobi Lab.(モビラボ)」がプロデュースしたSAny.VANはもうチェックされましたか?
こちらはハイエースベースのキャンピングカー。Mobi Lab.で展示や試乗も行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。