キャンピングカーを3台乗り継いだストーリーと、購入時に押さえたいポイント

5歳児×2のアウトドアファミリーです✩彡ちょっと古いワーゲンの1BOXで、外遊びによく出かけています♪ヴァナゴンのホルダーをしています。

コロナ禍でより需要が高まってきたキャンピングカー。10年前と比べると、高速道路のSAやキャンプ場などで見かける機会がかなり増えたように感じています。


今はまだキャンピングカーを持っていないというかたでも、購入を検討していたり、今後購入予定があるというかたは多いのではないでしょうか。


キャンピングカーは種類も豊富。価格や使用方法なども考慮すると、どれを選んだらよいのか、迷ってしまう部分もあると思います。


そこで本記事は、現在までキャンピングカーを3台乗り継いできた筆者のキャンピングカーストーリーとともに、キャンピングカーの実際の使用感や購入時に押さえておきたいポイントについてお伝えしようと思います。


キャンピングカー購入・検討の際のヒントとなれば幸いです。

キャンピングカーストーリー1.国産キャブコン「OX(オックス)」

国産キャブコン(イメージ画)


筆者にとって最初のキャンピングカーは、YMS(ヨコハマモーターセールス)というビルダーから販売されていた「OX(オックス)」というキャブコン。運転した感覚はまさにトラックで、張り出したバンクベッドが広々としていたところが印象的でした。


この車両は自身が所有したものではなく、お世話になっていた知人がオーナーでした。当時20代だった筆者を乗せてくれる機会が何度かあり、小学生男子のようにテンションが上がったのを覚えています。


この機会ですっかりキャンピングカーに憧れてしまい「いつか自分も欲しい!」と思うようになったのです。


そんなとき、この知人が諸事情で長期間オックスを運転する事ができなくなりました。「車も車内の装備も動かさないとダメになっていくから、使ってみないか?」という話になりオックスを貸してもらえることに。それから約1年ほど自由に使わせていただきました。


突然夜中に長距離を走ってどこかに泊まり、息をのむような美しい夜明けと共にコーヒーを飲んだり、友人を乗せられるだけ乗せてバスのようにして大騒ぎしながらキャンプに行ったり。筆者にとってのカーシェアとキャンピングカーに関する強烈な原体験でした。


キャンピングカーをカーシェアとして使用したことが、その後の自分の「キャンピングカーライフ」に大きく影響したように感じています。

キャンピングカーストーリー2.初めての外車バンコン 「コーチメン19RD」


いよいよオックスとお別れ。きれいに掃除と洗車と手入れをしてオーナーにお返ししました。強烈な体験をした筆者は「マイキャンピングカー購入」しか考えられなくなりました。


そして古いデザインのクルマや外車の雰囲気が好きだったため、20代での人生初のマイカー購入は「旧車かつ外車かつキャンピングカー」という、かなりニッチなゾーンを選択。


結果、アメリカのFordによる「エコノライン」というフルサイズバンに、カナダのコーチビルダー「コーチメン」が架装したバンコン「コーチメン19RD」を購入することになりました。(19フィート=5.8mで、リアにダイネット=小さい食卓があるという意味です)


千葉の老舗RV店にお世話になり車体を購入。購入当時で年式が30年近くあって、ほぼ当時の自分と同級生くらいのクルマでした。全長5.8m、車高3.1m、車重3.8t、排気量はまさかの5,800ccで燃費はリッター4〜5km!友人からは「道路にガソリンを垂れ流してるようだ」とよく笑われていました。


それでも、乗りたい自分にとってはまさに「最高のクルマ」でした。


一般的なクルマと比べて、キャンピングカーの場合は一度乗ったらクルマと過ごす時間がとても長いかと思います。キャンピングカーは年間の稼働の日数が少ないとも言われますが、その分、一度乗ったら長いのです。


筆者の場合は頻繁に稼働していましたので、まさに恋人と暮らすかのように、このクルマと共に過ごしていました。



オックスはカーシェアでしたが今回のコーチメンはオーナーとしての所有です。キャンピングカーのオーナーになってみると、いろいろと大変な部分がみえてきました。 

①駐車場問題

サイズと重量にもよりますが、一般的な駐車場にはそもそも入らないか、サイズとしてOKでも大家さんから嫌がられて契約できない事もあります。何度か引っ越しをしましたが、そのたびに大変だったのは駐車場探しでした。


キャンピングカー購入の際には、同時に駐車場問題をクリアする必要があります。 

②整備と手入れ

これは国産よりは外車や旧車のクルマが大変なのですが、故障や経年劣化によるトラブルがとても多いです。古いパーツが手に入りにくい場合や、そもそもパーツが日本に無いという場合もあります。当時はその点について初心者でしたので、購入店を中心に色々とお世話になっていました。


のちに筆者は自分でも整備するようになるのですが、まずは信頼のおける主治医的な整備工場とお付き合いできると安心です。

 キャンピングカーストーリー3.ヴァナゴン(2台目の外車バンコン)

コーチメンの後には、キャンピングカーではない旧車かつ外車を1台、そして初の国産車を1台乗り継ぐのですが、キャンピングカー漬けになった筆者には満たされず。再びキャンピングカー購入の道へと進みます。ここで、現在所有していてCarstayでもカーシェア登録している、フォルクスワーゲンのヴァナゴンに行きつきました。


現在この愛車はCarstayでシェアしています。


ヴァナゴンは、サイズはほぼワンボックスカーで、高さが2m弱、大手ショッピングモール等の2.1m立体駐車場にも平気で入れます。


それでいて年式30年近くの旧車なのでネオクラシック感満載であるにも関わらず、ドイツのアウトバーンを念頭に設計されたエンジンは、日本では街乗りよりも高速道路にて時速120kmほどで走行する時の方が、はるかに安定して伸びを感じさせてくれます。


就寝の際には天井をポップアップすることで4人が問題なく就寝でき、双子の子供がいる筆者には最適なキャンピングカーといえます。


普段の買出しから1,000km越えの長期旅行まで、これ1台でこなすことが可能です。

 キャンピングカー購入・検討の際に押さえたいポイントとは


キャンピングカー選びという観点で、筆者が最初の2台のキャンピングカー生活を通じて最も重要に感じたのは「自分の希望する運転・生活・旅行(遊び)のスタイルに合う1台を見つける」ということでした。


例えば、「夫婦2人+ペットで日本の観光地や温泉巡りをしたい」、「各地の食材を買って車内で調理したい」とか、「子供が一緒に旅行についてきてくれるうちに、たくさんアウトドアな旅をしたい」「普段使いもしたい」など、オーナーごとの旅や生活スタイルがあると思います。


ヴァナゴンが我が家の旅・生活のスタイルにはピッタリの1台であっても、他の方も同じように感じるとは限りません。



展示場で見たり触ったりすることや試乗することも可能ですが、正直その程度では実際のスタイルにあうかどうかまでは分からないのが現実。


通常のキャンピングカー旅であれば、車内に荷物をたくさん詰め込みますし、ベッドを使用して睡眠を取ります。どれもキャンピングカー使用には重要なシーンなだけに、事前にチェックしておきたいポイント。ですが、これを展示場等で実際に試すことはほぼ不可能といえます。

「実際に車に乗り、実際に旅行や車中泊をしてみる」ことが一番


ではどうすれば良いかというと、展示場や中古車店などに行き実車を見たあと、すぐに購入をせずCarstayをはじめとするカーシェアサービスやレンタルキャンピングカーで実体験してみることを強くおすすめします。


レンタルしたキャンピングカーで車中泊をするも良し、旅行をするも良し。実際に使うことで、自然と気に入ったところや不満なところが見えてきます。何度も試すなかで最も自分や家族のカタチに合う車両をみつけたら、そのキャンピングカーを購入されるのが良いのではないでしょうか。


筆者が最初にキャンピングカーを購入した当時は、個人でキャンピングカーをシェアするサービスはありませんでした。自分なりにネット等で情報を集め、お店のかたに何度も不明点を聞き、試乗もしてきましたが、レンタルをして実際使ってみることには及びません。


個人で保有しているキャンピングカーであれば、カーシェア利用で使わせてもらいながら、実際に使っているオーナーから車両のいいところや悪いところ、そして維持のコツや利用している整備工場などを教えてもらうことが可能です。


この辺りは実際にキャンピングカーを持ち日々使用しているキャンピングカーオーナーでないとわからない、真の情報だと思います。

まずはカーシェアから!キャンピングカー購入前に体験してみよう

キャンピングカーの世界は踏み出すには少しハードルが高いように感じますが、カーシェアでしたら一気にそのハードルが下がります。


キャンピングカーのある自由なライフスタイルに興味を持たれたのであれば、まずは実際にキャンピングカーを体験できるCarstayなどのカーシェアサービスの利用がおすすめです。


さまざまなタイプのキャンピングカーがありますので、納得がいくまで何度も利用し、ご自身のスタイルに合った1台をみつけてください。


この記事で紹介したキャンピングカー/車中泊スポット/体験アクティビティのご予約はこちらから

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