「LivingAnywhere Commons八ヶ岳オートキャンプ場&カーポート」のホスト・渡鳥ジョニーさんに聞いた、Carstay導入で感じたメリット

2019年10月からハイエースでバンライフ!(が、只今休止中w) 喋り好きの関西人です♡新しい体験や、面白そうな人のいるところへフラッと移動中!最近は伊豆下田の海が好きです。

ハイエーススパーロングバンでバンライフ中の矢井田千秋です。今回は、ベンツのトランスポーターで(通称トラちゃん)、都市&地方でバンライフの経験を持つ、「渡鳥ジョニー」さんをインタビューしてきました。「無い物は作ろう!」、クリエイティビティと求心力のあるジョニーさん。

 

2020年6月にオープンされた「LivingAnywhere Commons八ヶ岳オートキャンプ場」の展望は?Carstayステーションを始めて約2ヶ月。今感じているメリットは?Carstayの導入検討中のホスト、そして、この地を未体験のゲストへお伝えします!

理想を作り出したいという願望から生まれたサービス

「LivingAnywhere Commons八ヶ岳オートキャンプ場&カーポート」のホスト渡鳥ジョニーさん


ーーー 自己紹介をお願いします。


ジョニーさん:

渡鳥ジョニー、"ハイパー車上クリエイター"です。現在は、バンライフをしながら、「LivingAnywhere Commons」(※)という、定額制コリビングサービスの八ヶ岳拠点のプロデューサー兼コミュニティーマネージャーとしての活動と、フリーランスWebデザイナーとして、企業やECサイトの構築を中心に行っています。(※場所やライフライン、仕事などの制約に縛られることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere) 」の実践を目的とした定額シェアリングサービス)


©Van à Table


ーーー 2018年からご夫婦でバンライフされていたので、その後に定住し、プロデュースをされていることに驚いたのですが、その経緯を教えていただけますか?


ジョニーさん:

実は僕は昔、「デジタル百姓」になりたかったんですよね。時は遡りますが、大学4年生(2003年)の頃、突然僕は「純粋に物が作りたいんだ」という思いに辿り着きました。それまでは建築物を創るキャリアを夢見ていました。


ただ、自分の好きな家を建てられるまでの道のりですら果てしないと感じ、パソコンでできる「デジタル」での物づくりを目指すようになりました。それが、プログラミング、デザイン、写真、映像などパソコン1台で、場所を選ばず、農家の問題を解決していく「デジタル百姓」です。

 

©Van à Table


それからは、独自で技術を磨いていきました。苦手な分野もありましたが、大学の課題とは違って、純粋に作りたい物があると意外と簡単に思えて、、何事も要は、モチベーションだと思った経験があって・・・自分がやりたい理想のスタイルがあって、でも世の中にはそのプロダクトが売ってない、手に入らない時に、人は諦めるか、突き進むかになる。


大抵は諦めて、あるものですます人が多い。けど、僕は理想を作り出したいと考えます。そして、バンライフをやっている人は、みんな自分のスタイルをDIYで作り出していると感じています


バンライフフェスでは30台以上の車が集まった。

photo by Hayato Matsuo


ーーー バンライフフェス(2020年8月1日こちらの施設にて開催)でも、集まったバンライファーや車中泊に興味に持っている方も、それぞれ自分なりに工夫したスタイルの車ばかりでしたね。


ジョニーさん:

やってみて、ハードルはいくつもあるけど、やりたい気持ちが強いから色んなことができてるんだと思うんです。やらされてるより、やりたいことがあればなんでもできるんですよね。


photo by Hiroki Hayakawa


ーーー「やりたい」は、行動への原動力になりますね。ジョニーさんは、どのような生活が理想なのですか?


僕は、自分の意思で生きられないのが辛いと思うタイプ。なので「縛られない生活」が理想です。約10年前のノマドブームにも憧れはありました。だけど、最終的に「スタバで仕事」みたいなもので落ち着いてしまい、僕の考えるノマドではなかった。ネット環境も現在のようにどこでも自由に使える状況ではなかったことも大きな要因だと思いますが、当時はまだ、「バンライフ」という選択肢なんてなく、よくて別荘を買って2拠点というイメージでした。


その頃僕は、アウトドアの経験はなかったけど、ヘンリーソローの「ウォールデン森の生活」や、田淵義雄さんの「アウトドアライフ入門」を読み、キャンプや自給自足、森で住む生活にハマっていました。当時は東京に住んでいたので、いつか、八ヶ岳のような、いい環境のなかで暮らしたいという思いを持ち始めていました。


©Van à Table


その後は、暮らしかた冒険家として「新しい暮らしのかたち」を模索し、熊本や北海道といった地方で、毎日食事や仲間との団欒に価値をおいた生活を実践していました。離婚という人生の転機で都心へ戻り、必要な物と生活を見直す機会に立ち、自分にとって必要なものは、スーツケース2つ分ほどだったことに気付いたんです。そこから、地方暮らしと同じ暮らしを都心で行う為にかかる生活コストの高さや、その為に稼ぐということに納得ができなくなったんです。

ジョニーさんが実践したバンライフ。北欧系の内装とインテリア


そこで、丁度いいタイミングで今のバンに出会い、シェアリングエコノミーをフル活用したバンライフを実験的に実行しました。答えとして、都市でのバンライフができることが分かってきました。そこで、次のフェーズへ移り、「オフグリッド(エネルギーの自給自足)」「ゼロウェイスト」「自給自足」といった環境に優しい「外の空間」をここで作り、都市や地方にかかわらず、どこでも暮らしたり、働けたりできるようにする為の実験をしていきたいと思っています。



ーー一ジョニーさんの理想生活を実現するための環境として、この場所を選んだということですか?


ジョニーさん:

そうですね。タイミングよく、LivingAnywhere Commonsの新拠点立ち上げの話があり、「LivingAnywhere」(自分らしくを、もっと自由に)という概念に共感し、この八ヶ岳のプロデュースを開始、Carstayステーションにも登録させて頂きました。

自分の理想のライフスタイルを実現する場所がない人のための手段や設備を提供

LivingAnywhere Commons八ヶ岳オートキャンプ場はどんな場所?

バンライフフェスでの一コマ。(photo by Hayato Matsuo)


ーーー私もバンライフを始めてから、「オフグリッド」や環境についても興味を持ったので、ジョニーさんが創る空間が楽しみです!ですが、実際に滞在してみて、現在のLivingAnywhere Commons八ヶ岳オートキャンプ場は普通のキャンプ場ではない気がしますが・・・


ジョニーさん:そうなんです(笑)実はこの施設、キャンプ場と言っているんですが、僕自身、キャンプ場ではないなとは思っています。なぜかというと、キャンプ場に必要な設備が整っていなくて、どちらかというと、景色や自然はあるけど、広場に近い。一からキャンプ場として開発したいとは思っていなくて、最小限のコストで自然にも優しい、先ほども言っていた、オフグリッドなお外の場所を作って行きたいと思っています。うまくまとめる言葉が見つからないので、今はキャンプ場と言っていますね。


photo by Hiroki Hayakawa


そもそもここはキャンプ場の前に、コリビングの拠点「LivingAnywhere Commons八ヶ岳北杜」にキャンプ場がついている形なんです。「LivingAnywhere Commons八ヶ岳北杜」は、3つの施設、①オフグリッドのキャンプ場②シェアスペース(シェアキッチン、シェアオフィス)③住民たちが物づくりを実践できるラボから構成されています。



まず、①のキャンプ場は人が来て、体験し、学ぶ場所。その人たちがたくさんくると、次は②のシェアスペースを使って、利用者や地元の人が利用して客商売などの仕事が生まれていく。そして、③のラボでは、暮らしながらものづくりができる環境です。その3つが循環することでイノベーションが生まれる場所を目指しています。オートキャンプ場はその一つの施設なので、これからどんどん進化していく予定です!

ホストが施設利用を期待するゲストとは?

 photo by Hayato Matsuo


ーーージョニーさんは、どんな方にこの施設を利用してもらいたいとお考えですか?


ジョニーさん:

今はまだ始まったばかりで、何もない広場なので、物づくりをする人(メイカーズ)にきて欲しいと思っています。特に、この消費文化のなか、バンライフを始めている人たちは消費することに疑問を持ち、自分たちの欲しいものは自分なりに作るというスピリットを持っている人が多いと思っていて、そういう人たちを僕はメイカーズだと思っています。


メイカーズは、僕がそうだったように、自分たちの理想のライフスタイルを持っているけど、実現化する手段や設備がなかったりするんじゃないか?という仮説を持っていて、そういう人たちが長期滞在したり、実際に住んで、物づくりができないかと考えました。


photo by Hiroki Hayakawa


それが、LivingAnywhere Commonsのコンセプト、リビングラボです。暮らしながら、自分たちの必要な物を自分たちで作っていく。そのためには、シェアスペース(ラボ、キッチンなど)が必要で、どんどん使える設備を導入して、皆んなの研究結果をフィードバックしてもらう。そして、お外で、例えばですが、食材を一から作る、進化系BBQとか面白い体験ができる場所にしたいなと思います


他にも、建築、家具、プロダクト、バンの内装など、設備をメイカーズが作って行って、ここに来た人が体験していく。今後2年がかりで外でも快適に暮らしたり働いたりできる場所にしていきたいと思っています。なので、まずは、体験としてこの場所に訪れてもらいたいです。


新しいライフスタイルを始めるための一歩はここから。

ーーージョニーさんの周りには、クリエイティブな方が集まるので、これからどんな方が集まってくるのか楽しみですね。私は初めて北杜市に来たのですが、自然も近く、景色もいい場所で、かつ、必要な物も車であれば不便もなく暮らせる場所でいいなと感じました。今年は特にウィルスのこともあり、今までの生活に疑問を持つ方も増えているのではないかと感じます。


ジョニーさん:

時代は変わって行きますし、ライフスタイルも変わって行きます。僕は、じゃあ、自分たちの理想を作ろうよと思っています。現在、都市から移住したい人も多いと多いのではないかと思いますが、移住後の仕事で悩む人もいるでしょう。漠然とした不安はあるけど、バンライフを始めるのはどうか?と思う人もいると思います。


そんな方の一歩になるように、まずは、ふらっとキャンプする感覚でここへ来て、何か学びを持って帰ったり、繋がりを持ったりできる仕組みを検討していきたいです。例えば、Carstayで車中泊体験をすることや、バンライフ体験が手ぶらできるような拠点にもできたらいいなと思っています。



僕は、メインストリームに違和感を持っているような人、社会の既成の枠組みにとらわれず、独自の思想・信念の元に行動する人をアウトサイダー(OUTsider)」と言っています。バンライファーも思いっきりアウトサイダーだと思います。WITHコロナ時代以降、アウトサイダーが感じていた生きづらさは、実はこれからの社会では解消されていくのではないでしょうか。


今までアウトだったものがセーフになっていく、逆にセーフなものがアウトになる。そういう時代を僕たちは生きていると思います。

Carstayステーションのホストを検討中のかたへ

ーーー最後にCarstayステーションのホストを考えている方へのメッセ―ジをお願いします。



ジョニーさん:

始めてから2ヶ月ですが、純粋にキャンプを楽しまれる方だけでなく、オフグリッドの遊び場を作っている方が訪ねて来てくれることもあり、Carstayに登録したことで、得られた新しい出会いがありました。これからも新しい、面白い出会いがあるのではと楽しみにしています。


また、初期コストゼロで予約管理や決済まわりが一括でできてしまう、Carstayのシステムは画期的だと思います。Carstayの仕組みを入れるだけで、何もなかったこの広い土地に何台も車が停まっている様子をみると、感慨深いものがあります。


photo by Hayato Matsuo


遊休地に息が吹き込まれている感じがいいですね。セルフでやってもらえる環境が整ってくると、適度な接点を持ちながら、管理も楽になっていくなと感じています。遊休地など持っている方は、取り入れて見てはどうでしょうか?


新しい出会いを見つけるために

Carstayステーションは車中泊と言う体験だけでなく、それぞれの背景を持ったホストに触れる場所でもあると思います。ホスト、ゲスト双方がそこでしかできない出会い、体験ができるCarstayステーション。ホストを検討している方は、そんな新しい出会いの間口を広げる一つのきっかけとして、Carstayステーションに登録してみるという選択はいかがでしょうか?


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※ホストの渡鳥ジョニーさんとの対談を希望の場合は、予約時に確認をお願いします。都合上対応致しかねる場合もありますのでご了承願います。今後別途イベントなのどの開催の可能性もありますので、下記SNSのチェックをお願い致します


【ホスト】渡鳥ジョニー:Twitter, Instagram,Instagram(van a table)

【写真提供】Hayato Matsuo:Twitter, Instagram / Hiroki Hayakawa:Twitter, Instagram


>>車中泊体験記事:

「山梨県で車中泊!八ヶ岳の自然が映える絶景オートキャンプ場 「LivingAnywhere Commons八ヶ岳





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