この取り組みは、特殊な車両 キャンピングカーの利用中の事故や損傷リスクを低減し、安心安全にキャンピングカーでの旅行を楽しめる環境を構築するために実施するもので、車両オーナーにとっても所有する車両の貸し出し時の不安を和らげる効果が期待できます。
Carstayはキャンピングカーに特化したカーシェア・レンタルのプラットフォーム提供者として、車両オーナーと、車両利用者向けに、以下3つの取り組みを実施します。
1. 安全運転教育の徹底: マニュアル動画と面談の実施
◆ 初めてキャンピングカーを運転する利用者に向けて、事故啓発に関する動画マニュアルを提供します。
◆ キャンピングカーを利用する前に、キャンピングカーの運転や事故リスクなどに関する知識が得られる動画の視聴が必須となります。(5月2日以降の予約から実施予定)
◆ 過去のデータから事故発生の可能性が高い利用者や、車両オーナーに対して、オンラインで面談を実施します。
◆ 必要に応じて、事故事例や利用者の運転特性から、より安全で運転しやすい車両を個別に提案・助言し、また、安心できる旅行計画の立案を支援します。
2. システムのアップデート: 安全管理体制の支援強化
◆ 過去のデータから、事故発生を未然に防ぐために、その可能性が高い一部の利用者の予約を制限します。
◆ 運転経験、免許取得日、年代データの取得による、利用できる車両とのマッチング精度の機能を強化します。車両利用者の運転に関する情報を収集し、必要に応じて、利用できる車両の制限や、一部データを車両オーナーにも開示します。(5月下旬の予約から実施予定)
◆ 車両オーナーと利用者向けのチャット・システムの一元管理機能を強化。必要に応じて、Carstay
スタッフがチャット上に介入し、安心安全にキャンピングカーを利用するための情報などを提供します。
※機能の更新は順次行います。
3. コミュニケーションの強化
◆ 新たに「Safety Share Policy(カーシェア安全運転ポリシー)」を策定します。
◆ 「事故防止説明会」と「キャンピングカー安全運転講習会」を定期的に実施します。
※この講習会は、公安委員会などの法定講習ではありません。
これら取り組みにより、キャンピングカーの運転に関する安全性の向上を目指します。
Carstayの利用者は現在6万人以上で、現在も増加傾向にあります。その一方、若年層による、運転ミスの増加、高さ制限の誤認による駐車場での損傷事故などが発生しています。
大小問わず、このような事故防止のために、これまでも、キャンピングカーの運転に関する説明の徹底、注意喚起のマニュアルや走行ガイドの提供、定期メンテナンス・貸出前点検の推奨、利用者向けの運転ガイド動画の配信なども行っていましたが、今後も事故が増加する可能性も十分あるため、より抜本的な再発防止策が必要であると判断し、今回の3つの取り組みを実施することになりました。
今回の「交通安全運動」は、組織的かつ継続的にキャンピングカーの安全文化を根付かせるための、中核施策として位置づけています。
Carstayは今後も、安心で快適なキャンピングカーでの旅行を通したバンライフ体験を提供するとともに、モビリティ社会の安全と持続可能なプラットフォームの運営に努めます。
※バンライフ: 車を通じた旅や暮らしにより“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイル。