バンシェルター実行委員会は、キャンピングカーの製造販売とレンタル事業を展開する株式会社RVトラストから手配したキャンピングカー2台を被災地に貸し出しました。また、日本郵政株式会社が現在、全国19か所の「かんぽの宿」の駐車場を車中泊スポット「くるまパーク」として運営し、カーステイに登録している関係から、今回「かんぽの宿熱海」から、駐車場の提供と、施設内の大浴場、トイレ、外部電源の無償提供の協力を得ました。
2021年7月1日から続く豪雨により、土石流の被害を受けた静岡県熱海市をはじめ、全国各地で被害が報告されました。カタリバの災害時子ども支援プロジェクトチームでは、土砂災害によって家屋が流され大きな被害が発生している熱海市内で現地調査を行い、7月22日より、被災した子どものための居場所「みんなの遊び場・カタリバパーク in 熱海」を開設・運営。現地で「中高生が自由に過ごせる場所が欲しい」という声が上がり、夏休みで学校や学童に行けない中高生の居場所・学習支援「熱海 Youth Lounge」を開設しました。
バンシェルター実行委員会とカタリバの連携について
バンシェルター実行委員会では災害時の“動く休憩所” として、キャンピングカーやトレーラハウスなどのモビリティを活用し、被災地を支援しています。カタリバと共に、コロナ禍、被災場所などでの子どもの支援を実施、両社の強みを相互連携することで支援活動の質を向上させます。
< 連携事項 >
(1)コロナ禍、災害場所での課題に対しての相互連携(居住スペース・電源確保など)
(2)自治体などが提示する課題解決の支援(子ども支援にともなう拠点の開設など)
(3)その他、子どもが必要とする支援
バンシェルター実行委員会とカタリバは、新型コロナウイルス感染症の拡大、豪雨などの災害時に発生する課題解決を目指すため、2020年7月、豪雨で被災した熊本県での活動のときに、包括連携を締結しました。
バンシェルターについて
CarstayとCarLife Japaが運営するバンシェルターは新型コロナウイルス感染症が拡大する中、医療機関の簡易的な診療、医療従事者の休憩スペースなどの用途で、キャンピングカーを無償レンタルするなど、医療機関を支援するプロジェクトとして2020年4月に発足。これまで約30所の病院に約60台を超えるキャンピングカーを提供しました。今後、モビリティでの支援活動は医療機関だけでなく、水害や震災など災害地支援にも有効活用が可能なため、活動の幅を広げていきます。(https://carstay.jp/ja/vanshelter)
CarLife Japanについて
株式会社CarLife Japanは「車中泊を文化に、車中泊を日常に」というミッションを掲げ、「carlife=居住スペースとしての活用」を広げることでこれまでの「クルマ」に更に付加価値を見出し、新たな選択肢を創出する「carlife style」をご提案する企業です。(http://carlifejapan.jp/)
認定特定非営利活動法人カタリバについて
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。(https://www.katariba.or.jp/)
【医療機関・自治体・個人からの問い合わせ先】
・E-mail: van.shelter@carstay.jp