車中泊が好きな人たちが一つの場に集まると、そこはちょっとした車中泊仕様車の情報交換会になります。
各々がクルマに乗って集まり、お互いの愛車のことを見たり聞いたり、久しぶりに会ったバンライフ仲間と近況を共有したり。
自分で車内をカスタムした人もいれば、お気に入りのビルダーから購入したキャンピングカーでやってきた人、別の方から譲り受けた人など、クルマの持ち方もさまざまです。
そして、夜になると近くの人たちと焚き火を囲んだり、お酒を飲んで会話に花を咲かせる人、車内の寝床を整えてリラックスタイムに入る人も。
互いの楽しみ方をリスペクトし合うことで、心地よい空間が生まれているのだなと感じられます。
私はこれまでに参加してきたバンライフのイベントでは、いつもクルマを介して人々が楽しむ光景が見られました。
各々が好きなように時間を楽しみながら互いの車中泊スタイルを共有し合うことは、車中泊イベントならではの楽しさですね。
今回は、そのような車中泊好きな方々が集まったイベントの中でも、特に私の思い出として特に残っている
「VANTERTAIMENT FES 2023 fest. 車中泊会議」、通称「バンタメフェス」をご紹介します。
「VANTERTAIMENT」とは、「バンライフ」と「エンターテインメント」を掛け合わせたこのイベントの造語で、以下では「バンタメフェス」と記します。
初めて開催されたのは2020年11月、場所は山梨県の西湖でした。
それから3年、バンタメフェスは、「車中泊会議」という、Carstay公式アンバサダー2023だったハイエースパパが定期開催している車中泊イベントとのコラボで実現したのです。
ハイエースパパが主宰を務める車中泊会議は、自分たちの好きな食事やお酒を持ち込んで、各々で時間を過ごすことがコンセプト。
バンタメフェス2023はその車中泊会議とコラボして2023年の11月末、茨城県高萩市で、Carstay公式アンバサダーのみなさまと一緒に開催することになりました。
イベントは2023年11月25日~26日の2日間開催されました。
初日はとてもいい天気に恵まれ、会場のオートリゾートinはぎビレッジには、昼過ぎから続々とクルマが集まりました。
会場のステージ横には、Carstayのバンライフガレージ「Mobi Lab.(モビラボ)」がリノベーションを施した車両「Brunswick(ブランズウィック)」も展示され、この優しい外観と内装のおしゃれさを見に、多くの人が集まりました。
ちなみにこちらの車両を製作したMobi Lab.では、オリジナルブランドのキャンピングカー「SAny.VAN(サニー・バン)」を売り出し中です。
横浜のMobi Lab.で車両見学や試乗をご希望の方は、ぜひお気軽にMobi Lab.公式ホームページからお問い合わせください。
Carstay公式アンバサダー2023は、Carstayのサービスを利用しながらバンライフの魅力を発信したり、キャンピングカーや車中泊スポットの紹介、日本での車旅に興味がある訪日外国人への魅力を発信するプロジェクトです。
このプロジェクトのメンバーは、キャンピングカーでの旅や暮らし、バンライフに対する情熱や気概がCarstayの企業理念「Stay Anywhere, Anytime.」と合致していることから、アンバサダーとして選出されました。
当日、アンバサダーのみなさんのクルマは並んで展示され、イベント参加者のみなさんとの交流が深められました。
また、キッチンカーやお酒の販売コーナーも設けられました。氷点下近くまで冷え込んだ会場では、温かいカレーが大人気。
私もいただきましたが、スパイスが香りが効いている、おいしくて体がぽかぽかになるカレーでした。
また、夜のチルタイムに向けてお酒の販売もされていました。
クラフトビールを展開する「IB BREWING」のスタッフの方はなんと広島から参加!キャンピングカーに乗って冷え冷えのビールを持ち込んで来てくれました。
2024年現在は福岡県に醸造所があり、こだわりのIPAやペールエールをつくられているそうなので、気になる方はぜひサイトをご覧ください。
ほかにも、元競馬記者で現在はYouTube「競バンライフ」を運営する鈴木ショータさんによる競馬実況中継が開催され、馬券をもった参加者でにぎわいました。
日が暮れるとキャンプファイヤーが点火され、お酒を片手にゆっくり話し込む方もいれば、手をつないでマイムマイムを踊るする姿も見られました。
氷点下に近い気温でしたが、皆さん思い思いの時間を過ごされたようすでした。
「車中泊会議」ののれんがかけられたここは、アンバサダーのハイエースパパやバンライフ狂さんが開催されていた飲み会会場。その名も「スナック小娘」です。
限られた空間で日本酒を酌み交わしながら、わいわい笑いあって盛り上がる雰囲気はまさにスナック。深い時間になればなるほど雰囲気が出てくる、大人の楽しい酒場でした。
一方こちらはマリオカート!アンバサダーのノスケさんの愛車前で大きなモニターが用意されました。
氷点下近くでもヒートアップした激戦が繰り広げられ、決勝トーナメントでは見物客の方々もたくさん集合!
クルマに囲まれた場所でカーレースをするという状況はとても楽しく、おもしろい場でした。
夜の会場で目を引いたのは、Mobi Lab.の製作した、Carstayのオリジナルブランド「moonn.(ムーン)」です。近未来的なデザインを持つ、日本初のEVキャンピングカーが、横浜から高萩まで250kmを走破してきました。参加者のみなさんも興味津々。
横浜のMobi Lab.で車両見学や試乗をご希望の方は、ぜひお気軽にMobi Lab.公式ホームページからお問い合わせください。
2日目は、1日目の天気から変わってくもり空。
途中から雨が降ってきたため、じゃんけん大会は途中からステージ屋根の下での開催となりました。
それでも会場は大盛り上がり!
アンバサダーの掛け声に合わせて、参加者のみなさんはじゃんけんで景品獲得に挑みます。
今回、企業さまからの協賛品や、アンバサダーのみなさんからの持ち寄りで集まった景品はなんと30点以上。
ポータブル電源やクーラーボックス、キャンパートイレセット、キャンプチェアなど、車中泊に使える便利なグッズのほか、くだものやお酒、ヨガマット、高級イヤホンなど、普段の生活を彩る素敵な景品が用意されました。
こちらの写真はポータブルバッテリーを当てた10歳の女の子です。
子供も大人も楽しめる、豪華じゃんけん大会になりました。
SNSの発信に力を入れてこられた方や、バンライフでいろんな場所に訪れて地元の魅力をたくさん見つけた方、クルマのDIYやカスタムに取り組んだ方など、十人十色の活動報告でみなさん熱弁。グランプリの方には賞金が渡され、このイベントの締めとなりました。
アンバサダーのみなさんやCarstayのスタッフがみなさんに手を振るなかで「また近いうちにね!」「またイベント開いてね!」という言葉が飛び交い、同じ場所に集まる楽しさと、バンライフをする仲間に出会えた喜びを感じました。