年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
「とうちゃんはテンネンパーマ」のかあちゃんです!
これまでVANLIFE JAPANにて、キャンピングトレーラーを購入する経緯から、DIYや、トレーラーを牽引して北海道を旅するようすをお伝えしてきました。
今回は、キャンピングトレーラーを購入して1年が経ち、実際に旅もしてみて気づいたトレーラーのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
キャンピングトレーラーに興味があるけど、実際どうなの?
運転など大変そうだけど、所有する理由は?
キャンピングトレーラーの気になる点について、率直にお伝えします。
日常生活や旅をするシーンにおいて、一番キャンピングトレーラーの大きなメリットだなと感じるのが、切り離しができること。
キャンピングカーのみの所有だと、日常の買い物やちょっとしたお出かけもキャンピングカーを出すことになります。
その点、キャンピングトレーラーだと、ヘッド車のみを日常使いにして、長期の車中泊旅などはトレーラーを牽引するというフレキシブルな活用が可能です。
旅先でも、RVパークやオートキャンプ場などを利用していれば、キャンピングトレーラーを駐車場に置き、ヘッド車だけで身軽に観光に出かけることができます。
以前ハイエースで車中泊旅をしていた時、車の中で常に腰をかがめていないと動けないため、3泊以上などの長期間になると体への負担がありました。
その点、キャンピングトレーラーなら車内で余裕で立てるほど、居住空間が広い!まるで部屋を旅先に移動している感じです。
家族4人でハイエースだとどうしても手狭に感じてしまうので、この空間を好きな場所に運べるのは究極の贅沢だなあと感じます。
キャンピングカーであれば、車内にしっかりしたキッチン装備がついていることもありますが、車中泊仕様車はなかなかついていませんよね。
ハイエースの時は、車内調理の時はお湯を沸かすだけとか、鍋料理とか、できるだけ道具を使わないで良い料理が中心。しっかり料理したい時は、車の外に調理スペースを用意するので、キャンプ場やRVパークなどを借りる必要がありました。
その点、キャンピングトレーラーにはキッチンがあるので、どこに車中泊しても自宅とほぼ変わらない設備で料理ができるのがメリット!
家族4人がゆったり座れるテーブルもあるので、色々作った料理を並べるスペースもあります。
蛇口をひねれば水が使えるという環境もありがたいです。
この夏は9日間の東北一周車中泊旅をしてきたのですが、そのうち8日間は自炊してました。
ハイエースであれば夜はほぼ外食でしたが、この差はまさに調理しやすいキッチンがあるかないかが大きいですね。
一つの車で車中泊旅をする場合、寝るスペースと荷物を置くスペースの両方を確保する必要があります。
キャンピングトレーラーなら、ヘッド車には旅の荷物や遊びの道具、トレーラーは寝るスペースや調理スペースと分けて考えられるので、車に荷物をたくさん積むことが可能。
我が家の場合、夏はサーフィンやSUP、冬はスキーやスノーボードの道具だけで家族4人分と、とにかく遊ぶ道具が多いです。
そのため、これらを積んだ上で寝るスペースを確保しないといけないというのが難点でしたが、トレーラーを購入してからはいくらでも荷物が積めるようになりました。
自走するキャンピングカーと違って、動力を持たないシンプルな構造なので車両価格が安いのも大きなメリット!
200万円代で購入できるので車両価格はキャブコンの3分の1程度ですし、自動車税や重量税・車検などの維持費もリーズナブルです。
また、自走する車に比べて使用頻度も低いので、耐用年数も長くなります。ちなみに我が家のキャンピングトレーラーは、15年ものです。
トイレやシャワーが付いているキャンピングトレーラーであれば、いざという時も便利です。
例えば、トイレまでが遠い車中泊スポットに泊まっている時や、深夜の急なトイレなど。寝床のすぐそばにトイレがあれば安心ですよね。
我が家は冬はキャンピングトレーラーを引っ張って、スキー場で車中泊もしますが、夜間はトイレが空いていない場所もあります。そんな時、トイレがあれば場所も気にせず車中泊することができます。
お風呂は日帰り温泉や銭湯などを利用するので、日常でトレーラーのシャワーを使う機会は実際あまりありません。けれど、海から上がった時や、お風呂に行く時間がなくてさっと汗を流して寝たい時などは大活躍します。
キャンピングトレーラーをもっていると、「牽引免許が必要でしょ?」と聞かれることが多いですが、実は普通自動車免許のみで牽引できるトレーラーがあります。
それが、車両総重量が750kg以下のキャンピングトレーラーです。
車両重量750kg以下のキャンピングトレーラーは、コンパクトカーでも牽引でき、車両購入費や維持費もその分安くなります。
キャンピングトレーラーで旅をしていて感じるのが、もはや「動く家」だということ。
そのため、自宅の敷地内に駐車しているときはオフィスとして使ったり、近所の友達を呼んで飲み会、子供たちのお泊まり会の場所として利用するなど、様々な活用方法があります。
設置工事も必要なく、固定資産税もかからないので、離れの部屋と考えてもランニングコストが安く済みます。
車中泊旅をしていて一番感じるデメリットがこれですね。
ハイエースとキャンピングトレーラーを合わせると全長11mにもなるので、大型スペースの駐車場がないと入れません。
飲食店は特に都会だと入れないところが多く、コンビニすら入れずに昼食難民になったことがあります。
スーパーで買い物をするときも、事前にGoogle Mapの航空写真で駐車場に車2台縦に停められるスペースがあるかどうか、タイヤ留めはないかどうかを確認してから、行き先を決めています。
道路も狭い道で曲がりきれないこともあったりするので、注意が必要です。
経験上、北海道はどこに行ってもキャンピングトレーラーで困ることはありませんでした。
ただし、本州だと駐車場に入れるところとそうでないところがあるので、事前の確認が必要になってきます。
まず高速料金ですが、車両区分が1段階上がります。
牽引車が普通車だと中型車扱いになるのですが、我が家はハイエースが中型車になるので、必然的に大型料金になります。
長距離を走る時などは見たことのない金額がETC料金で表示されるので、できるだけ深夜割引を使ったり、可能な限り下道を使ったりしています。
また、フェリー料金については下記の北海道旅の記事でも紹介していますが、キャンピングトレーラーの扱いはフェリー会社によって異なります。
とあるフェリー会社では、キャンピングトレーラーが貨物扱い設定で、乗船料金がヘッド車の2倍、さらに燃料油価格調整金が49%加算されます。
(※時期によって異なります)
一方、別のフェリー会社だとこの半額以下の乗船料金でした。金額面だけで判断するのなら、当然こちらを選びますよね。
いずれにせよ、乗用車1台分よりもフェリー料金は上がりますので、その点は注意が必要です。
購入すると、ヘッド車+キャンピングトレーラーを停めるスペースが必要です。
我が家は車2台を停めるスペースがあるので、キャンピングトレーラーを切り離してそれぞれ停めています。また、トレーラーを所有している友人の中には、自宅に停めるスペースが無く、別で駐車場を借りている人もいます。
先ほど述べたように、車中泊旅に出ないときは「離れの部屋」として活用できるので、できれば自宅の敷地内に駐車スペースがあるのが理想ですが、環境や使用用途にも寄りますので、ご自身の事情に合わせた場所にスペースを確保しましょう。
我が家がキャンピングトレーラーを所有して1年経ち、長期間の車中泊旅で3回、短期間では複数回キャンピングトレーラーで旅に出ました。
それらを踏まえて、キャンピングトレーラーのベストな活用方法は以下の2つだと思います。
一番大変なことは移動なので、できるだけ一つの場所に滞在し、出かける時はヘッド車のみで身軽に動くようにしています。
長期間であればあるほど居住空間の広さや自炊もしやすいキッチンのありがたみを感じるので、そういった旅にはキャンピングトレーラーほど快適なものはないと思います。
キャンピングトレーラーを持つことのメリット・デメリットを実体験に基づきご紹介してきました。
もし購入を悩んでいる方がいたら、置くスペースがあるかどうかは最初の判断基準。キャンピングトレーラーは車両扱いとなり車庫証明が必要なため、駐車場所の確保は必須です。
そして、自分たちの旅のスタイルや目的にキャンピングトレーラーがマッチしているかどうかを検討しましょう。
居住空間の広さから、キャンピングトレーラーが快適な車中泊の手段であることは間違いありません。
Carstayでは、トレーラーのみのレンタル車両も取り扱っているので、購入を検討中のかたは一度レンタルで試してみるのもおすすめです!(※現在は北海道の車両のみ取り扱い。普通免許で牽引可能です)
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