私たち夫婦はこの夏、ついにクルマ旅あこがれの地「北海道」に上陸しました!
北海道旅を満喫したなかで「また行きたいな」と思っている場所や、「クルマ旅をするならぜひここに立ち寄ってみて欲しい!」という場所をピックアップ。東西南北に分けてシリーズでお届けしたいと思います。
今回は日本最北端の地・宗谷エリアのおすすめスポット12選のご紹介です。ぜひお楽しみください!
日本の最北端・宗谷岬(そうやみさき)。稚内市にあり、宗谷湾を一望できるロケーションです。
私たちは日中と夜間の2回ほど滞在しました。日中は晴れていると水平線がきれいに見えます。夜間はモニュメントがライトアップされていてなんともロマンチック。最北端の地ということもあってとても人気なため、日によっては平日でもかなり混み合うそうです。
宗谷岬に立ち寄った際は、少し高台になっている宗谷岬公園に立ち寄ってみるのがおすすめです。眼下に宗谷岬モニュメントや宗谷灯台が見える場所には平和の塔があり、最北端の地がもつこれまでの歴史を感じられます。
稚内駅から徒歩2~3分の場所にある喫茶店「デノーズ」。目玉料理はスラッピージョーというハンバーガーです。
直径約15cm、厚さ推定3cm以上ある肉厚パティ!このお肉を挟んだハンバーガーにはたっぷりかけられたチーズがトロトロに溶けています。ハイカロリーではありますが、ひと口食べると肉汁がじゅわっと口の中に広がり、あと引くおいしさ!大満足の味わいでした。
こちらのお店は平日でもかなり混雑しており、長時間待つことになります。スケジュールに余裕を持って、訪問するのがおすすめです。
▶店舗情報
〒097-0022 北海道稚内市中央2丁目11−8
TEL:0162226910
営業時間 11:00~16:00
全長約16kmあるエサヌカ線(途中2箇所クランクあり)は、一直線に牧草の中を突き抜けることができる道路!道路沿いには電柱や看板など視界を遮るものが何もなく、地平線を最大限に楽しむことができるスポットなのです。
前を向けば、まっすぐに続く道がまるで空につながっている感覚になります。車両が往来する道路のため長時間の道路占領はタブーですが、走行シーンなどの撮影にはもってこいのスポットです。
名前の響きがかわいいオロロンラインは、小樽から稚内まで約320km続く道路のことです。オロロンラインの走行中にチェックしてほしいスポットが「北緯45度線モニュメント」。モニュメント付近には駐車場がないため、写真を撮る際はクルマを路肩に停めて手早く撮るのがおすすめです!
晴れの日は海の向こうに利尻富士が拝める美しいスポット。この場所から見える利尻島は、距離が近い分迫力満点です。
次にご紹介するのは、オトンルイ風力発電所。オロロンライン(道道106号線)を走行していると、約3kmに渡り風力発電の28基のプロペラ群が現れます。
白く高い大きなプロペラが、すべて同じ方向を向いている姿は圧巻です。長く続く直線の海岸線にそびえ立つその姿は、日中の青空に映えるだけでなく夕焼けにも映えてとても素敵でした。
宗谷丘陵へ向かう道中に現れる道、白い貝殻の道。キャンピングカーで登れるか不安になるほどの急坂を上りきった先に、突如現れました。
実はこの道の貝殻は人工的に敷かれたもの。稚内名産ホタテ貝の貝殻を廃棄せず、なにかリサイクルできないかと考えて作られた人工的な道なんだそうです。真っ白な道は、全体を見渡すとかなりの絶景です。
駐車する場所等はなく、対向車と道を譲り合って進まなければならないため、車外散策は控えましょう。ゆっくり歩いて白い貝殻の道を散策したい場合は、宗谷岬公園に駐車して徒歩で散策するのがオススメです。
ウスタイベ千畳岩(せんじょういわ)は、稚内市の南東部、枝幸町の海岸にあります。和歌山県の南紀白浜に千畳敷(せんじょうじき)という岩がキレイに重なった形状の岩畳がありますが、見た目はそれに近い感じです。異なる点はその色。
南紀白浜の千畳敷は白や茶色系の色味の岩が重なっていましたが、千畳岩はグレーで黒系の色味でした。それもそのはず、ここにある岩は溶岩が急に冷えて固まった時に隆起する柱状節理(ちゅうじょうせつり)という現状からできているのです。
それを知って改めて見るこの岩からは、太古の「力強さ」を感じました。
ラベンダーの聖地・富良野。富良野市内でラベンダーを楽しめる施設は数多くありますが、私が訪れて1番気に入った場所が「麓郷(ろくごう)展望台」のラベンダー畑です。
麓郷展望台までは細い1本道で、向かう道中はラベンダー畑が現れるとは思えない「ザ・北海道」らしい広大な草原地が広がります。展望台に着くと、丘の上から広がるラベンダー畑を楽しめます。
なぜここが1番のオススメかというと、知る人ぞ知る「穴場」だからです。
ラベンダーの季節には観光客だけでなく、地元のかたも癒やしの香りを求めて周囲を散策しているため、とても混み合います。その点、この展望台は穴場ということもあり、ゆっくりラベンダーの香りを堪能することができますよ。
この「青い池」は、インスタ映えスポットとしても有名になっているのでご存じのかたも多いかもしれません。この有名な青い池、実は小規模のダムだったそうです。
十勝岳噴火の火山泥流による災害を防ぐために小規模のダムを建設していたところ、うまい具合に雨水が溜まり、土の中の鉱物が青く見えたことから観光地となったそうです。
写真は午前中に撮影したのでエメラルドグリーンの色で映りましたが、午後に撮影すると透き通った青い池をきれいに映すことができます。
高くて広い空を堪能できる「満天の星の丘」は、士別市にある星空スポット。肉眼でも無数の星を見れる場所として知られています。写真は昼間に撮影したものですが、この空の広さが伝わるでしょうか。満天の星の丘は360度視界を遮る物がなく、広々とした空を見渡すことができます。
名前の文字通り、天気に恵まれた日の夜は、この大空に無数の星が広がります。残念ながら私のカメラでは上手く星空を撮影できませんでしたが、夜に訪れた際は、ぜひ広い星空を満喫し、撮影を楽しんでみてください。
1915年に起こった日本史上最悪のヒグマの獣害事件「三毛別羆事件(さんけべつヒグマじけん)」。
体長2.7mものヒグマに民家が次々と襲われた惨事ですが、ここで起きたことを後世にきちんと伝えたいという地域のかたや自治体の意思で、三毛別には当時の民家やヒグマの再現レプリカを置いた復元地があります。
ヒグマを始め、野生動物に出会うリスクは自然と共存するうえで常に意識しておくべきことですよね。実際に足を運び現場で起きた歴史を知ることで、その怖さを身に感じられたことはとても貴重な体験でした。
この復元地は6月~10月のみ開設されています。夜は周辺も暗くクマの出没の危険もあるため、日中に訪れるようにしてくださいね。
※11月~5月は、国道1049号線が冬期間の通行止めになるため閉設されています。
積丹(しゃこたん)半島にも同じ名前の「黄金岬」がありますが、私たちが訪れたのは留萌(るもい)市にある「黄金岬」。美しい夕日を眺めることができる、絶景スポットです。ここで見た夕日は、この旅で心から感動した景色のひとつとなりました。
日本一周中ですら、ここまで夕陽に感動して長時間にわたり夕暮れを楽しんだことはありません。
この日は雲があったので、「雲が重なって夕陽が見られないかなぁ」と思い、あまり期待はしていませんでした。しかし夕陽が水平線に落ちていくときに雲が切れ、美しい夕日を眺めることができたのです。
雲が夕陽の黄金色に染まって広がっていく景色は、圧巻のひとことです。
私が「道北をクルマ旅するならここはおさえておきたい!」と思う、おすすめスポットを12箇所ご紹介しました。
北海道旅を予定しているかたは、ぜひ参考にしてくださいね。
▼実際の旅のようすは以下の動画をチェック!