「絶メシ」それは、絶滅してしまうかもしれない絶品メシ。
絶滅してしまうにはあまりにも惜しい、味と、あじわい。
これは、平日にくたびれたサラリーマンがそんな絶メシに出会う、週末1泊2日の物語。
2022年8月26日から待望のseason2が始まりました!
▼前シリーズ(2019年、シーズン1)のときの紹介記事はこちら
週末、1泊2日の車中泊の小さな大冒険をする主人公、民生(たみお)。
久しぶりの絶メシ旅!カムバック初回はオーシャンビューをおかずにいただくこだわりのオーシャンフードです。
どこにでもいるごく普通のサラリーマン・須田民生(濱津隆之)は、毎週土曜日に妻・佳苗(酒井若菜)が自宅でプリザーブドフラワーの教室を始める事をきっかけに、“絶メシ”を求める旅を再開する事に。久々の旅の行き先に民生は海を目指す。そして車を走らせていると、旅の目的だった絶メシ店を海近くの高台に見つける。そこで出会ったのは「お食事処・真珠の庭」。オーシャンビューを一人占めできる店内に目を奪われた民生は、久しぶりの旅でどんな絶メシに出会うのか!?
ある金曜日、民生(たみお)が帰宅すると、リビングで何やら準備をしている、妻、佳苗(かなえ)。
自身が主催するプリザーブドフラワー教室を、これから毎週土曜日にお家で開くことになったと言います。明日訪れる人数は10人ほど。
話を聞く民生に、佳苗は「だから、あれ、行ってきていいよ」と声をかけます。
「え?」と反応する民生に、「野宿」と言う佳苗。
すぐさま「野宿じゃなくて車中泊ね!」と返事をする民生ですが、久しぶりの車中泊旅に顔がゆるみます。
娘の紬(つむぎ)が高校を卒業して家を出た今。
「お互い楽しみましょう、週末。」と声をかける佳苗でした。
車に荷物を詰めて、民生はその金曜日の夜のうちに出発!一人だけの時間を満喫できる、小さな大冒険。
民生のルールは3つ。
その1:期間は金曜日の帰宅後から、妻の教室が終わる1泊2日。
その2:誰も誘わない。誰も巻き込まない。
その3:高速代、ガソリン代、食費、いろいろ含め、小遣いの範囲内に収める。そのために必要不可欠なのは、車中泊。
着いた寝床場所は、千葉県鴨川市の「県営坂下駐車場」です。
ランタンよし!あったかいコーヒーよし!
…ポータブルバッテリー忘れたー。。
でも、この久々の感覚に心が躍ります。
佳苗の教室が大きくなっていることを思いながら、スマホで40代からの趣味を検索すると、出てきたのは「俳句」。それを考えながら眠りに落ちる民生でした。
朝、8時前に起きた民生が見たのは海辺の清々しい景色。
海に向かって「お久しぶりでーーーす!」と叫びます。
サーフィンを楽しむ人々を見ながら、昨晩の"40代からの趣味"に出てきた俳句を考える民生。
詠んだ俳句はこちらでした。
朝の海 青空きれいで 泳ぎたい ~たみを~
近くを散歩してみたり、公園の遊具で遊んでみたり。おなかも空いてきたところで車に戻り、食事処を探します。
車を走らせて「おっ」と、民生センサーがはたらいて着いた場所は、「真珠の庭」。民宿も兼ねているお店です。
入ろうか迷いながら、お店の前でしばらくうろうろ。お店の中のお母さんと目が合い、遂に入ります。
「亡くなったおじいちゃんのネクタイ、いっぱいあるから持っていって!」
と胸に当ててくるお母さん。ガードを突き破って懐に飛び込んでくる接客に「これも久しぶりだ」と感じる民生。
たくさんのメニューを見て、ちょっと迷ってしまいおすすめを聞きます。
しかしお母さんはエビフライ、ハンバーグ、ブリカマ、キンメダイ、、ほぼ全部を勧めてくれます。
ますます迷う民生でしたが、最終的には「金目鯛の切り身煮魚定食(150g)」と「車海老のカツレツ 真珠の庭風」を注文しました。
お店には、アデニウムや胡蝶蘭などのお花が飾られています。お母さんが仕事の合間に手入れしているのだそう。
サービスされたポテトサラダにはりんごが入っていて、民生は「好きなやつだ」と微笑みます。
窓からのオーシャンビューを楽しみながら、もぐもぐ。
「はい、金目鯛の定食ね。おいしいよっ」とお母さん。
見るからに煮汁が染みて、食欲をそそる色艶。すぐに挑みたい気持ちを抑えて、お味噌汁を飲むと…
海老の頭や魚のあらで出汁をとっている、あら汁!嬉しい誤算です。
金目鯛とご飯を交互に食べる、民生の幸せそうな顔!
続いて、お店の店主さんから「車海老のカツレツ 真珠の庭風(ハーフサイズ)」が運ばれてきました。
あえていうなら海老クリームコロッケだ!これいい!うまい!
と味わいを深める民生に、店主さんが「うまいだろう?」と声掛け。
なんと仕込みに4日かかるそう。どのメニューも時間をかけて手作りしている店主さんのお話しに耳を傾けます。
ひとつひとつの料理に手が込んでいるその丁寧さに、民生は「厨房はおひとりで?」と聞きます。
大勢雇っていた時代もあったけれど、コンビニやファミレスが周りにできたこともあり、ここ10年はほとんど夫婦2人でお店をまわしているのだそう。
「子供たちも手伝ってはくれるけどね、継ぐ気はないみたい」とお母さん。
毎日仕込みを頑張る店主さんも、少し哀愁漂う表情を浮かべます。
お話しを聞きながら、
「ずっと食べられるわけじゃないんだな、これも。」
と、民生はテーブルの食事をもりもりいただきます。
「全部おいしかったです!」と言う民生に、微笑む店主さん夫婦でした。
毎朝早く起きて、仕込みをし、どんな注文が来ても、手早く一番美味しい状態で提供する店主さん。
40年間、年中無休で開けてきたのだそうです。
オーシャンビューをおかずにいただく、この店もまた、絶えてしまうかもしれない絶品メシ。
絶メシ、フォーエバー。
帰り際にはお母さんからネクタイを受け取り、そのままそのネクタイを締めて帰路につきます。
短いけれど、いろんなことを思った1泊2日の旅でした。
今週も、おつかれさまでした。
ドラマ放送の間から、Twitterでは絶メシロードの公式アカウントを中心に民生のツイートが大盛り上がり!
見逃した~!という方は、ぜひ見逃し配信をご覧ください。
<ドラマ25 「絶メシロードseason2」は毎週金曜深夜0時52分から放送・見逃し配信中>
ひかりTV:https://www.hikaritv.net/entry/
Paravi:https://bit.ly/3prUubz
ネットもテレ東:https://video.tv-tokyo.co.jp/zetsumeshiroad2/
TVer:https://tver.jp/series/srihjqppii
そしてCarstayでは、ドラマ放送の記念にキャンペーンを実施中!
この機会にぜひTwitterからご応募ください。
新ドラマ25「絶メシロードseason2」第1話:2022年8月26(金) 深夜0:52~1:23
千葉県鴨川市「真珠の庭」
次回の放送は9/2(金)深夜0:52から!
詳しくは番組ホームページまで。
【脚本】森ハヤシ
【監督】菅井祐介
【音楽】河野丈洋
【主題歌】スカート「架空の帰り道」(PONY CANYON/IRORI Records)
【出演者】
須田民生…濱津隆之
須田佳苗…酒井若菜
滝口幸雄…木場勝己
滝口洋子…藤田弓子
【車中泊場所】
県営坂下駐車場(千葉県鴨川市)
【担当】
配信ビジネスセンター…寺原洋平、太田凌介
総合プロモーション部…矢山海咲、塩塚優香
記事内写真提供およびフォトクレジット:「絶メシロードseason2」製作委員会