年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
サーフィン車中泊をしようとすると、車中泊知識の他にサーフィングッズの収納や準備などある程度のノウハウが必要。
そこで、「ウェットスーツはどうやって干すの?」「寝る時サーフボードはどうするの?」「シャワーの水はどこで汲むの?」など、サーフィン車中泊に関するさまざまな疑問に答えていきたいと思います!
日帰りで海に行くのとは異なり、車中泊のときは翌日に備えてウェットスーツを干して乾かすことが必要になります。
では、どこで干すか。
私たちはバックドアの内側に「ハンガーポール」を取り付けています。
ハンガーはいつも車に積んであるので、ウェットスーツを洗ったあとはここへ引っ掛けて干します。
「リアゲートハンガー」という名称でオンラインでも販売してるので、ハイエースやワンボックスの車なら取り付け可能。
サーフポイントに行くと、「リアゲートハンガー」でウェットスーツを干しているサーファーをよく見かけます。
朝一に海に入ったあと、ここにウェットスーツを干して休憩中に乾かし、午後からまた乾いたウェットスーツで海に入ることができます。
ただし、このリアゲートハンガーにウェットスーツをたくさん干すと重みでバックドアが下がってくるんです...
そうなると、ウェットスーツの下が地面について汚れてしまうことも。
そんな時に使えるグッズがこちらです。
こちらは「リアゲート用ダンパーストッパー」といって、ウェットスーツの重みで下がってきてしまうリアゲートをしっかり支えるものです。
こんな便利なグッズまであるんですねー!
大勢でサーフィン車中泊に行く時にあるとポイント高いです。
他にもウエットスーツを干すためのグッズとして、「ドライラックハンガー」という製品もあります。
ミニバンやハイエースなどの大きい車でない場合、車高が無いのでウェットスーツを干す場所を作るのが難しいですよね。
その点、この「ドライラックハンガー」があればサイドミラーに引っ掛けるだけで、車の側面でウェットスーツを干すことができます。
こちらは車中泊時も車のドアを常に開けておく必要がないので、防犯面でも安心ですね。
ますサーフボードの収納についてですが、下記の方法があります。
1は車に乗せるだけなので道具も必要ないですが、二人以上で車中泊する際はサーフボードが邪魔になってしまいます。
我が家は家族4人で車中泊するので、3の車内ベルトを使って収納しています。
ただし、車中泊する際は天井の高さを圧迫してしまうため、時々頭をサーフボードにぶつけてしまうなど使い勝手がよろしくない。
そこで、寝る時は屋根の上のルーフキャリアに移動させます。
ビーチ沿いは風が強いので、ベルトで固定することも忘れずに...!
そんな面倒なことをするなら最初からルーフに載せておけば良いのに、という声が聞こえてきそう…?
確かに、おっしゃる通り。
ただ夏はルーフにずーっと載せておくと、スポンジボードは強い日差しで変形してしまうこともあるため、夜寝る時のみにしています。
サーフポイントにはシャワーが設置されているところもありますが、シャワー設備の無いポイントもあります。
海上がりにボードの砂を落としたり、体の海水を流したりするのに、水は必須になります。
我が家はいつも水の入ったポリタンク20Lを二つ車に積んでます。
家族4人だと大体このくらいの量です。2人だったらポリタンク一つでOKです。
自宅からいつもポリタンクに水を一杯に詰めて出発。
春や秋の肌寒い季節には、お湯を入れて写真のようなポリタンクの保温ケースで温度が下がらないようにキープしてます。
サーフィンは海の中では水温で暖かいですが、海から上がってウェットスーツを脱ぐ瞬間が一番ブルッと来るんですよね...
冷たいシャワーだとただの罰ゲームになってしまいますが、温かいシャワーがあるとホッとできます。
この保温ケース、あると無いとでは大違いです!
そして常に車に常備しているのが、車のシガーソケットにコードを差し込むタイプの電動シャワー。
車中泊ポイントの周りに日帰り温泉が無くても、海上がりにシャワーを浴びることでお風呂に入れなくてもそんなに気になりません。
砂のついた足を洗ったり、色々使えますよ。
ここで皆さん一番気になるのは、車中泊で連泊する際に、旅先のどこで給水しているのか?だと思います。
私たちは、ガソリンスタンドやコンビニ・日帰り温泉・スーパーなどで水を汲ませてもらっています。
店員さんに声を掛けると、結構快くOKして頂けます。
その際にあると便利なのが短めのホース!
水道の蛇口が高い位置にあった場合、ポリタンクを持ち上げて満杯にするのは結構疲れます。
そこで、短めのホースを持参していると、楽に水を入れられます。
コンビニの清掃用の蛇口だと通常より太い場合があるので、16mmのホースがおすすめ!
我が家はこれを2メートル分常備しています。
車中泊で心配ごとの一つとして気になるのが、バッテリー上がり。
バッテリー上がりの原因は、エンジンをかけずにエアコンを使っていたり、車内灯やオーディオなど長時間車内の電子機器を使ってしまうからです。
我が家は幸い、今までバッテリーが上がったことがありません。
バッテリー上がりを防ぐために、
といったことをしています。
寝るスペースとなる部分は、電池で稼働する「ディスプレイ用LEDライト」を車の天井のバーに巻き付ける。
車内テーブルの上には、食事の支度など作業用の明るい電灯が必要なので、USBタイプの明るさを調整できるLEDライトを使うなどして工夫しています。
あとは、スマホやPC、スピーカーなど電子機器はポータブル電源から充電しています。
夏にサーフポイントで車中泊する時、暑さで寝苦しくならないか心配ですよね。
ポータブル電源があれば、USB型扇風機やAC電源タイプの家庭用サーキュレーターも使えます。
網戸で風通しをよくして、さらに扇風機で風を起こすことで、ビーチは海風が気持ち良いのでエアコン無しでも車中泊できますよ。
車内でも車中泊飯は作れますが、キッチン付きのキャンピングカーじゃないからやっぱり狭いし窮屈ー!
そこで、とうちゃんがスライド式のキッチンをDIYで作ってくれました。
直火を使ってOKな車中泊スポットだったら、海をみながらささっと朝ごはんが作れてしまいます。
これはとーっても便利。
やっぱり海を眺めながらの朝ごはんは、サイコーです!
もはや、ビーチで車中泊するならではの、私たちの楽しみの一つになっています。
ポータブル冷蔵庫を車中泊に導入することで、格段に便利になりました!
購入にある程度コストは掛かりますが、それ以上に便利なのでおすすめ。
4年前にサーフィン車中泊で、九州一周とか四国一周旅をした時は約10日間車中泊をしました。
当時はポータブル冷蔵庫を持っていなかったので、大きいクーラーボックスを持っていって、コンビニやスーパーで板氷を都度調達。
夏だと暑いので、毎日クーラーボックスの中の食材が大丈夫か気にしないといけません。
それが嫌でポータブル冷蔵庫を使うことにしました。
セカンドシートの足元に置いておける大きさで、夜と次の朝食分くらいの食材は入ります。
食材の保存状況を心配しなくて済むし、何より海上がりに常にキンキンに冷えた飲み物を飲めるのはありがたいです...!
冷蔵庫の電源はサブバッテリーから供給しているのですが、その辺りついては下記の動画で詳しく説明していますので、ぜひご覧いただければと思います。
北は北海道から南は宮崎まで、長年のサーフィン車中泊で培ったノウハウが皆さんのお役に立てれば嬉しいです!
▼車中泊スポットは「カーステイ」で検索できます♪
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。