「キャンピングトレーラー」最初の車中泊旅は北海道!フェリー乗船から富良野まで(前編)

年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。

「とうちゃんはテンネンパーマ」のかあちゃんです!


我が家の子どもたちの成長につれて車中泊の際にハイエースだけでは手狭になり、キャンピングトレーラーを購入!これまでの記事では、購入後にDIYするようすをご紹介してきました。


そしていよいよ今回は、キャンピングトレーラーを引っ張っての「車中泊旅編」です!


キャンピングトレーラーでどんなところに泊まれるのか、車中泊するのに大変なことはないか。そしてキャンピングトレーラーでの旅のスタイルはどんな感じなのか。


実際の北海道での車中泊旅のようすをご紹介したいと思います。


※今回はキャンピングトレーラーの外装塗装を行う前の旅のようすです

「キャンピングトレーラー」最初の旅は北海道!

私たちがキャンピングトレーラーを購入したのは、昨年の夏。


さっそく夏休みに少し長めの休暇をとって、トレーラーでの車中泊旅を予定していました。どこに行くか夫婦で話し合った結果、意見が一致した行き先は「北海道」!


行き先を北海道にした理由は、主に以下の3点です。

理由1:道路も広くてトレーラーも停めやすい



私たちの選択は、北海道一択でした。


都市部に近ければ近いほど、トレーラーを停める場所が確保しづらくなります。例えば、飲食店やコンビニの駐車場など・・・。トレーラーを停める場所がなければ、トイレもコンビニも行けないのです。


この点は、車中旅する上でとても不便です。さらに、キャンピングトレーラーを購入したばかりで運転も不慣れなため、狭い道路を通りたくないという思いがあったのです。


北海道へはこれまで何回も車中泊旅に行っており、「道路が広い」という安心感がありました。どこのお店の駐車場もトラックが停まれるくらいの広さがあるので、駐車場所に困ることもありません。

理由2:車中泊場所も選択肢が多い


北海道は良心的な価格で利用できるオートキャンプ場や無料キャンプ場が多数あります。観光地付近には公共の駐車場も多いので、車中泊旅には最適です。


キャンピングトレーラーを引っ張って車中泊旅に行く場合は、毎回駐車場に大型車が停められるかどうかを、事前にGooglemapの航空写真で確認します。


駐車場で停められなくてバックを余儀なくされるのは、避けたいのです。(キャンピングトレーラーはバック運転がかなり難しいため)


北海道ならそういった手間が減り、思い立った場所で車中泊できる手軽さも良いと感じました。

理由3:息子をピックアップするため


我が家は「子どもたちが小学生のうちに1人旅をさせる」という教育方針があります。上の子は、小学校3年生の時に1人で飛行機に乗って北海道へいき、農家の友達の家に1週間ホームステイしました。


下の子も同じ小学校3年生の時に経験させる予定でしたが、あいにくコロナの真っ最中。そこで小4になった昨年の夏休みに実行しようと計画していました。


行き先は、同じく北海道の富良野。上の子とは別の友達の家になります。


先に息子を飛行機で行かせて、1週間後に私たちがクルマでピックアップに向かい、そのまま北海道車中泊旅に出かけるというプラン。それを実現させるためにも、北海道行きはマストでした。

フェリーを使う際に注意したいポイント


クルマで本州から北海道へ渡るには、必ずフェリーを利用する必要があります。


当初は茨城県の大洗港まで行き、そこから苫小牧行きの商船三井フェリーに乗る予定でした。ところが、予約をする際に、キャンピングトレーラーの追加で料金が跳ね上がることが発覚!


キャンピングトレーラーの扱いはフェリー会社によって異なり、商船三井フェリーの場合は、ハイエース+家族分の乗船料金に加えて10万円以上加算されてしまうのです。


そこで他のルートも調べてみると、宮城県の仙台港からも、苫小牧行きの太平洋フェリーが出ています。このルートならキャンピングトレーラーを追加しても、商船三井フェリーの半額以下の乗船料金で行けることがわかりました。


仙台までの高速料金とガソリン代を足しても、断然こちらの方が安いんです。もうこれは仙台から行くルートしかないですよね!


キャンピングトレーラーで旅をされる場合は、フェリー会社によって価格が異なるので、金額や条件などをよく調べてから予約をしてくださいね。

8泊9日の日程で北海道を半周!今回の旅のコンセプトは?

今回の車中泊旅は8泊9日の日程です。

北海道を周るには日程が足りないため、下記をコンセプトに旅をすることにしました。

前回の北海道一周車中泊旅で行けなかったところを巡る


2019年の夏休みにも、ハイエースで北海道一周の車中泊旅をしました。この時も8泊9日だったのですが、相当駆け足での旅となったので、訪れていない観光スポットもたくさんあったんです。


まだまだ北海道には見ておきたい景色や行ってみたい場所が数多くあると感じ、今回は前回行けなかった場所を中心に周ることにしました。

一番のメインは「知床半島」


世界自然遺産にも登録されている、知床半島。カムイワッカ湯の滝・羅臼岳など押さえておきたいスポットがたくさんあります。


今回は、知床半島の突端で車中泊することも目的のひとつでした。

キャンピングトレーラーでの北海道旅!

1日目:フェリー乗り場の仙台港を目指す


1日目は午前中までに仕事を片付けて、お昼過ぎに千葉県を出発!常磐道を使って、夕方までに宮城県の仙台港に着くようにクルマを走らせました。


Googlemapでクルマでの所要時間を計算すると、4時間ほど。休憩などでプラス1時間見たとしても、約5時間で到着する計算となります。18時半のフェリーのチェックインに間に合うように出発したのですが、ここで誤算が・・・!


キャンピングトレーラーの牽引時は、高速道路だと80km/hの速度制限があるのです。通常の車なら100km/hの速度で行けるところ、1時間で約20kmの遅れが出るということになります。

初めてのキャンピングトレーラーでの遠出で所要時間の計算を間違えてしまい、危うくフェリーに乗り遅れるところでしたが、フェリーの時間になんとか間に合いました!



乗船したあとはご飯を食べてお風呂に入り、ゆっくりしながら北海道へ到着するのを待つだけです。


このフェリーに乗ってる時間って旅しているワクワク感をすごく感じられるので、私は大好きなんですよ。

2日目:北海道上陸、富良野を目指す


11時に北海道苫小牧港に到着!ところが、天気はあいにくの雨です。


到着後、まずはコンビニでランチを購入。北海道といえば、コンビニはセイコーマートですよね。北海道ならではの食材やメニューがあって、お弁当も安いので私たちも大好きなコンビニなんです。


ランチをセイコーマートで購入し、トレーラー内で手短に昼食を済ませました。


苫小牧からは道央自動車道を使って富良野に行くルートがあるのですが、まだ時間があったので、日高まで高速の無料区間を使い、そこから日高峠を通って占冠方面を目指します。



途中、占冠へ向かう道中にある平取町の「二風谷(にぶたに)アイヌ博物館」へ立ち寄りました。


以前から冬に北海道へ来た際にはいつもこの博物館の前を通って気にはなっていたのですが、現在まで一度も立ち寄る機会がなく、今回初めて訪れることができました。


北海道には、古くからアイヌ民族が住んでいたことで有名な白老町に「ウポポイ」というアイヌ民族博物館があります。ここは新しい施設で立派なのですが、観光バスも多く来るのでとにかく大勢の人で混み合っています。


個人的には「二風谷アイヌ博物館」の方が空いていておすすめです。

こじんまりとしていますが展示物は充実していて、チセ(アイヌ語で家という意味)の中や、アイヌの伝統的な展示物をゆっくりと見ることができます。


「二風谷アイヌ博物館」を出発し、南富良野の友人の家に着いたのは17時くらいでした。

1週間ぶりに息子と再会できる!と喜んだものの、子供って素っ気無いですね・・・。北海道でのホームステイをかなり楽しんでいたようで、私たちが迎えに行っても涙の再会とはなりませんでした(笑)



友人の家の庭にキャンピングトレーラーを停めさせてもらい、私たちはそこで車中泊。お風呂は、友人が手作りした五右衛門風呂に入らせてもらいました。


これだけでも非日常感が半端ないです!


友人家族とはもう20年来の付き合い。私たち夫婦が20代の時から、毎年年末年始になると家に泊めさせてもらい、一緒に北海道のバックカントリースキー&スノーボードを楽しんできた仲間です。


ちなみに彼らは、夏はラフティング・冬はバックカントリースキーのガイドの会社をやっています。もうアウトドアのプロ中のプロ!


そんなファミリーのところにステイさせてもらって、北海道の大自然を満喫している息子がホームシックになる訳が無いんです。ちょうど息子と同い年の男の子と3歳年上のお兄ちゃんがいて、兄弟のように過ごし、すっかり家族の中に馴染んでました。




明日から始まる北海道ライフにワクワクしながら、森の中に停めたキャンピングトレーラーで2泊します。

3日目以降は後編の記事で!

このあと続く、北海道キャンピングトレーラー旅はどうなるのか?!
車中泊旅の続きは、次の「後編」の記事でご紹介します。

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