北海道で車中泊ができる道の駅はある?温泉付きのおすすめスポットもご紹介

Carstayメディア【VANLIFE JAPAN】編集部です。Carstayメンバーや、全国のバンライファーのみなさまからの寄稿記事をご紹介しています。

キャンピングカーで北海道を旅するときの強い味方「道の駅」。施設内でトイレ休憩や食事ができるほか、地元の名産品を購入できたり温泉があったりと、充実した設備が魅力です。クルマ旅を快適にするためにも、上手に活用したいですよね。


この記事では、北海道で車中泊可能な「RVパーク」や「キャンプ場」併設の道の駅をご紹介します。北海道旅での注意点も併せてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

道の駅は基本的に「車中泊NG」

「道の駅」は、交通事故を防止するための休憩場所として設置されている施設です。


オートキャンプを楽しむような「娯楽向け」の駐車場ではないですが、「休憩」を目的とした滞在であれば利用が可能。長距離走行などで疲れた運転手が、車内で仮眠を取っているのをよく見かけますよね。

「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。国土交通省(質問「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか? )より

道の駅で許可されているのは、あくまで「仮眠」です。「宿泊目的の利用(車中泊)」はNGとなっています。


しかし道の駅によっては、「RVパーク」や「キャンプ場」を併設し、車中泊を推奨しているところもあります。車中泊可能なスペースが併設されている道の駅を選ぶことで、スムーズに車中泊旅を楽しめますよ。

キャンプ場・RVパーク併設の道の駅


ここからは、キャンピングカーで訪れたときにも使える、おすすめの道の駅を5つご紹介します!

道の駅「花ロードえにわ」(RVパーク併設)

道の駅「花ロードえにわ」には、「RVパーク花ロードえにわ」が併設されており、RVパーク内での車中泊が可能。こちらのRVパークは電源をはじめ、24時間利用可能なコインランドリーや、無料で使えるシャワーがあります。


周辺にはコンビニやスーパー、ホームセンターなどもあるので、食料や生活用品の調達も可能です。


札幌市と新千歳空港の中間地点にあり、フェリー乗り場がある苫小牧からも近いため、道央エリアの観光拠点におすすめですよ!



道の駅 びえい「白金ビルケ」(キャンピングカーサイト併設)

道の駅 びえい 「白金ビルケ」は、北海道の中でも人気の観光地・美瑛にあり、キャンピングカーサイトが併設されています。


観光名所「青い池」に1番近いキャンピングカーサイトとして知られ、電気や水道・キャンピングカー向け汚水捨て場まで完備。道の駅にはアウトドアグッズショップのノースフェイスがあり、キャンプ用品やアウトドア服の購入も可能です。


近隣にはびえい白金温泉があるので、ゆっくりと旅の疲れを癒すことができますよ。



道の駅「びふか」(オートキャンプ場併設)

美深町にある森林公園「びふかアイランド」敷地内にある「道の駅びふか」も、キャンピングカーで訪れるのにオススメ!びふかアイランド敷地内の湖のほとりに、オートキャンプ場が併設されています。


トイレや電源などの基本的な施設が整っているだけでなく、湖でのカヌー体験やパークゴルフ場などのアクティビティ施設も大充実。敷地内にはびふか温泉があり、日帰り入浴も可能です。


車中泊だけでなく、アクティビティも思う存分楽しめる施設です。



道の駅「☆ロマン街道しょさんべつ」(オートキャンプ場併設)

国道232号線、通称「オロロンライン」の道中にある道の駅「☆ロマン街道しょさんべつ」には、オートキャンプ場が併設されています。オートキャンプ場は海を望む好立地で、晴れていれば雄大な利尻富士や天売島・焼尻島が一望できます。


また、しょさんべつの湯「コズミックイン」では日帰り入浴が可能。夕日が落ちる海を眺めながら入る露天風呂は、運転の疲れも吹き飛ばしてくれますよ。


そのほかにも無料のシャワーがある海水浴場や天文台、ゴーカートなどがあり、お子様連れにおすすめです。



道の駅「阿寒丹頂の里」(RVパーク併設)

道の駅「阿寒丹頂の里(あかんたんちょうのさと)」は、道東エリアでおすすめの道の駅。併設のRVパークでの車中泊が可能です。まりもで有名な阿寒湖に近く、北に阿寒国立公園、東に釧路湿原国立公園があり、観光拠点に最適ですよ。


道の駅に併設された日帰り入浴施設「赤いベレー天然温泉」は、保湿効果が高い美肌の湯として知られています。


目の前にある阿寒国際ツルセンター「グルス」では、タンチョウヅルが飼育されています。施設滞在の際には、ぜひタンチョウヅルウォッチングを楽しんでみてください。


道の駅「阿寒丹頂の里」公式サイト

野生動物に注意!

北海道で注意しなければいけないのが、野生動物です。クルマで走っているとシカやキツネをよく見かけますし、地域や季節によってはクマが現れる可能性もあります。


北海道をクルマで走るにあたって必要な「野生動物への注意点」をお伝えします。

ゴミは持ち帰る

投棄された「ゴミ」は、野生動物が周囲に寄ってくる原因となります。ゴミの投棄が人間に危害を加えることにつながるため、注意が必要です。


そもそも、ゴミの投棄はマナー違反でもあります。施設利用の際、自分で出したゴミは必ず持ち帰るようにしてください。

動物へ不用意に近づかない

キャンプをしていると、リスやキツネが現れることがありますが、かわいいからといってエサをあげたり、触ったりすることはやめましょう。


知床国立公園では、2022年4月から野生動物へのつきまといや餌やりは違法行為になりました。悪質な場合、30万円以下の罰金が課される場合もあります。


参考:https://brownbear.shiretoko.or.jp/higumakisei/


また、北海道のキツネはエキノコックスという条虫を持っている可能性があります。触れることでエキノコックス症という病気になることもあるので、野生動物に近づいたり触ったりすることはやめましょう!

野生動物とぶつかったら警察へ連絡を

クルマでの走行中、注意をしていても避けられずに野生動物と衝突してしまうこともあると思います。クルマが動物と接触した場合は「物損事故」にあたるため、警察への連絡が必要となります。接触した際は必ず警察に連絡を入れるようにしてください。


野生動物の大半が夜行性ということもあり、事故を防ぐためには、夜間の運転を特に慎重に行うことがとても重要です。


特にシカやキツネは突然飛び出してきたり、予想外の動きをすることもあります。とっさのときに避けられるよう、スピードを出しすぎずゆっくりと走行するなどの注意が必要です。

ルールとマナーを守って、素敵な旅を


快適に車中泊旅を続けるためには、しっかりと事前にリサーチをし、マナーを守って利用することがとても重要となります。


ぜひマナーやルールを守りながら、北海道の雄大な自然のなかでキャンピングカー旅を楽しんでくださいね。


写真提供:やまがた夫婦

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