年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
先日家族で北陸&紀伊半島一周10日間の車中泊旅に出かけた際、伊勢志摩に位置する三重県鳥羽市にある車中泊スポット「かんぽの宿鳥羽」に家族で車中泊してきました。
今回の記事では、「かんぽの宿鳥羽」の設備やサービスの内容、他の車中泊スポットと異なる点など、気になる情報をご紹介します!
※「かんぽの宿鳥羽」は2022年7月1日に「亀の井ホテル鳥羽」にリブランド(運営会社・名称変更)しています。
「かんぽの宿」が2020年6月から始めた「くるまパーク」という新しい車中泊サービス。宿の駐車場を活用して車中泊旅を楽しむことができ、宿の温泉(有料)・レストラン・売店・トイレなど施設のサービスも利用することが可能です。
「くるまパーク」はくるま旅クラブ会員向けの車中泊システム「湯YOUパーク(ゆうゆうパーク)」のパートナー施設として開放されているため、くるま旅クラブの会員のみ利用が可能です。利用の際は、事前に会員登録をしてから予約をしてくださいね。
三重県鳥羽市にある「かんぽの宿鳥羽」は高台に位置しており、鳥羽湾を周囲にぐるっと見回せる素晴らしいロケーションにあります。駐車場からの景色と宿のロビーからの景色、それぞれ違った鳥羽の風景を楽しむことができます。
ロビーからのオーシャンビュー
立地もよく、伊勢神宮・鳥羽水族館・ミキモト真珠島など有名な観光スポットが周囲にたくさんあります。立地も伊勢志摩の観光の拠点として利用できますよ。
「かんぽの宿鳥羽」の駐車場は、建物の玄関と同じ高さにある駐車場と、1つ下の段にある駐車場があります。今回は宿が比較的空いているということもあり、玄関の目の前、1番端にて車中泊をすることができました。
なんと私たちの駐車スペースの隣に、大きな椰子の木にテーブル&ベンチなどが置いてあるスペース発見!ここで鳥羽湾を眺めながら朝ごはんを食べるのも良いですね♪
もし宿が利用客で混んでいる場合は、下の階の駐車場が車中泊スポットになることもありますので、この点のみ注意が必要です。
宿に到着したら、フロントで「くるまパーク」利用の受付を行います。ここでスタッフの方より利用に際しての説明を受け、利用申し込みにサインをします。
受付が完了すると、こちらの入館許可証を渡されますので、施設を利用する際は、首からかけて「くるまパーク」利用者だとわかるようにしてください。
かんぽの宿鳥羽の早朝のロビー風景
「くるまパーク」登録施設の良い点は、温泉や洗面・トイレ・水道・売店・自動販売機・フリーWifiなど、施設の設備が使えること。これだけ管理や清掃の行き届いた施設を利用できるのは、嬉しい&安心ですよね。
なんと、ポータブル電源の貸し出し(有料・施設によって異なる)も行っているそうですよ。
「かんぽの宿鳥羽」に到着した際に車中泊スポットを確認しに、フロントまで行きました。その際2名のスタッフの方が、わざわざご挨拶に私たちのクルマまで来て下さいました。
他のスタッフの方も、分からないことを質問すると丁寧に応対して下さり、とても助かりました!
宿の入り口には、車の窓拭き用のタオルも用意されていました。今まで利用した車中泊スポットではここまで丁寧なサービスを見たことがなかったので、びっくりです!おかげで、短い滞在でも気持ち良く過ごせました。
「亀の井ホテル 鳥羽」では、自家源泉の天然温泉「潮香の湯」に入ることができます。利用時はリニューアル工事に際して一般の日帰り温泉を休止している最中だったこともあり、宿泊客しかおらず空いている温泉でゆったり過ごせました。
鍵付きのロッカーが使えるので、貴重品持参でも安心!
洗面は化粧品やドライヤーなど全て完備
お風呂にはシャンプー&リンス・ボディーソープも完備、バスタオルのレンタルやフェイスタオルの販売も行っており、手ぶらで行っても安心です。
入浴料金は大人800円・子供400円(土日祝日は大人1000円/子供500円)になります。
温泉は低張性 アルカリ性冷鉱泉で疲労回復や筋肉痛などの効果があり、長旅の疲れを癒やすにはうってつけです!大きなお風呂でのんびりできました。2021年の4月中旬頃にはリニューアル工事が終わるようですので、それ以降はもっと快適な施設が利用できそうですね。
トイレはロビーをすぎてお風呂に向かう途中にあります。とても分かりやすい場所にあるので、迷うことも無いですね。
夜と朝はこちらで洗面を済ませました。広くて快適な洗面台です。
トイレも清潔でウォシュレット付き
トイレは24時間利用可能ですが、23:00~5:00の間は防犯上玄関を施錠しています。この時間にトイレに行きたくなったら、玄関に備え付けのインターフォンにて夜間警備員を読んで玄関を開けてもらう必要があります。
写真の赤枠のあたりに水道があり、前日使った水着などをこの水道を使って洗わせてもらいました。クルマ近くに水道があるのは、気軽に使えてポイントが高いです!
建物の外だとすこし回線速度が遅くなってしまいましたが、宿のWifiも使うことが可能です。
フロントで245Lのゴミ袋を、1つ200円で購入することができます。このゴミ袋にゴミを入れてフロントに持っていけば、処理してもらうことができますよ。車中泊でかさばるゴミもすぐに出せるのは、本当に助かります。
フロントと同じ階に自動販売機がありますが、3Fに行くと酒類の自動販売機も利用できます。「ちょっとお酒が飲みたい」なんてときにおすすめです。
三重県鳥羽市と愛知県田原市の伊良湖岬を結ぶ「伊勢湾フェリー」。「かんぽの宿鳥羽」からフェリー乗り場までクルマで9分と、アクセス抜群です。
私たちは8時10分のフェリーに乗りましたが、6時半にかんぽの宿を出発してコンビニで朝食を買い、フェリー乗船の受付をしても十分間に合いました。フェリーを使わずクルマで鳥羽市から愛知県(田原市)まで移動しようとすると、伊勢自動車道・東名阪自動車道・伊勢湾自動車道・東名高速を使って、3時間も掛かります。
「伊勢湾フェリー」を使い伊勢湾を横断すれば、伊良湖岬まで55分で到着!伊勢志摩から愛知県へ渋滞を回避しながら、短い時間で移動したい場合は、フェリーを使うのがオススメですよ!
フェリー船内の様子。テーブル&椅子の他に雑魚寝スペースも有り
車中泊旅される方は、フェリーも使って旅をすると車内からとはまた違った景色が楽しめるのでおすすめです。子供だけでなく大人もテンション上がります!
フェリーのデッキから見える伊勢湾の景色
車中泊旅をする私たちにとって、車ごと運んでくれるフェリーは欠かせない交通手段です。
「くるまパーク」と通常の車中泊場所(道の駅・RVパーク・オートキャンプ場・公共駐車場など)との違いは、いったいどんな点が挙げられるのでしょうか。実際に利用してみて実感したポイントを以下でご紹介します。
「くるまパーク」1番の差別化のポイントは、朝食や夕食のサービスが受けられるところではないでしょうか。
事前に申し込みが必要のため私たちは予約に間に合いませんでしたが、宿と同じ食事を中で提供していただけるのは、素晴らしいと思います。夜は地元の飲食店で食事を楽しみ、朝は宿の贅沢な朝食を楽しむというのも良いですね。
「かんぽの宿鳥羽」の、鳥羽湾を周囲にぐるっと見回せる貴重なロケーションは最高だと思います!私たちも夕日や朝日が登る時間の鳥羽湾を、高台から臨むことができました。
鳥羽市の夜景を観ながら眠りにつくという贅沢も、この場所ならではですね。
泊まる所は駐車場での車中泊になりますが、宿泊客と同じように温泉に入れたり、宿の食事を楽しめたりと、宿の魅力を十分楽しめるのは宿泊施設ならではだと思いました!
こうしたプロのサービスは、他の車中泊場所ではなかなか体験できないですよね。
ロケーションや充実したサービス含め「かんぽの宿鳥羽」は誰でも気軽に車中泊ができる、おすすめの場所だなと思いました!
伊勢志摩に車中泊の際は、ぜひ「かんぽの宿鳥羽」を利用してみてくださいね。
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。