年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。
私は週末や長期休みを利用して、家族4人で日本一周車中泊旅をしていています。
今年の夏休みは北陸&紀伊半島一周10日間の車中泊旅に出かけて、紀伊半島の三重県志摩市にあるCarstayステーション「野村マリーナ」で車中泊してきました。
この記事では、海に隣接するマリーナの素晴らしい景色が楽しめる車中泊スポット「野村マリーナ」の設備や、周囲のおすすめの日帰り温泉・観光スポットなどをご紹介します。
三重県の志摩半島は、リアス式海岸が織りなす美しい海岸線が続いており、木々の緑と紺碧の海といった絶景を楽しむことができます。
その中でも複雑な海岸線を持ち、多くの島が浮かぶ「英虞湾(あごわん)」を臨む場所にあるのが、今回ご紹介するCarstayステーション「野村マリーナ」です。
オーナーはなんとヨットマン!会員制マリーナの敷地内で車中泊が可能です。敷地はそれほど広くないため泊まれるクルマの台数も少なく、私たちが訪れた時は完全に貸し切り状態でした。
周囲に民家も少なく、静かな環境で車中泊できます
私たち家族は夜になると、「Amazon Prime」や「Netflix」などのサービスを利用し、車内で映画を楽しんでいます。車中泊での「映画ナイト」はおすすめです♪
好きな場所に泊まり、お酒を飲みながらクルマの中で映画を観るというのは、特別な贅沢感があるんですよね。子供たちも「車中泊の日は映画が観れる」と、毎回その時間を楽しみにしています。
マリーナ会員になると、レンタルボートで湾内の観光や釣りなどもできます。釣った魚でバーベキューも可能です。車中泊以外にも海を楽しむためのアクティビティがあり、いろいろと楽しめそうですね。
車中泊の際はいつも私が1番最初に起きるのですが、この日も誰よりも早く目が覚めました。起きてすぐクルマの窓から見た景色が上の写真です!
前日に到着したときは真っ暗で周囲の景色が見えなかったのですが、朝起きると絶景が目の前に広がっていて、とても驚きました。
車外に出てすこし周囲を散歩してみましたが、早朝だというのにすでにボートを出す準備をしている人もいて「海の人たちは朝が早い・・・!」と感心するばかり。
かなり早い時間からボートを出す準備をしてました
私たちはビーチの前で車中泊することはよくありますが、マリーナの中で車中泊したのは初めて。マリーナから見える海の景色がとても新鮮で、素敵な時間を過ごすことができました。
(1)水道
きちんとした洗面の水道はありませんが、青いホースから出る水道設備は利用可能。私たちはポリタンクに水を入れさせてもらい、そこから歯磨きや洗顔などに使わせていただきました。
(2)24時間利用可能なトイレ
マリーナの敷地内にトイレが設置してあるので、いつでもすぐにトイレが使用できます。トイレも洋式でウォシュレットも付いており、とても快適に使うことができました。
(3)敷地内で調理も可能
車中泊場所の敷地内では、調理やバーベキューも可能です。ハイエースに設置してあるスライドキッチンを使い、パンを焼いたり目玉焼きを作ったり・・・。娘にも手伝ってもらって、マリーナでゆったりした朝食を楽しみました。
私たちは長期車中泊旅の際、移動時間が多くなることが多いため、車中泊場所につくのが21時過ぎと遅くなってしまいます。次の日の朝食の食材をスーパーなど調達できれば良いのですが、すでに閉店してしまっていることがほとんど。
そんなときはコンビニが強い味方です。最近はコンビニのおかずシリーズが、結構充実してますよね!とりあえず食パンを買い、カット野菜や卵・サラダチキンやポテトサラダなどを追加すれば、ボリュームたっぷりのサンドイッチが完成します。
夕食はほとんど外食で済ませることが多いので、朝食は車中泊したロケーションの景色を楽しみながら、家族全員で作ってのんびり食べるのが、ささやかな贅沢になっています。
(4)ゴミ処理
ゴミは敷地内に分別用のゴミ箱が置いてあり、1袋300円支払うとゴミを処理してもらえます。最近は道の駅やコンビニでもゴミを捨てることが難しいので、長期の車中泊旅などでは、ゴミ処理ができるCarstayステーションに宿泊して捨てさせてもらうのがおすすめですよ。
(1)道中の道が狭い
野村マリーナ近くの「OYO Hotel Villa Daioh Resort Ise-Shima」からマリーナへ向かう途中に、写真のようにかなり道の狭い場所があります。私たちの乗るハイエースワイドで幅がギリギリだったので、大きいサイズのキャンピングカーは通行が難しいかもしれません。
心配な方は、事前にオーナーさんに確認するのがベストだと思います。
(2)敷地内はフラットな場所が少ない
駐車スペースは上の写真のとおり、傾斜があって寝るときに水平を取れる場所を探すのが難しいかもしれません。
寝るときに車両の傾きが気になる方は、タイヤの下に敷いて車両を水平にする「レベラー」等を事前に用意してくださいね。
(3)チェックアウト時間は守りましょう
Carstayの専用予約フォームで予約する際に、チェックイン・チェックアウトの時間を入力します。私たちは朝の8時をチェックアウト時間にしていたのですが、前日に思いの外遅く到着してしまい、朝のんびりと過ごしてしてしまったため、チェックアウト時間を少し過ぎてしまいました。
この場所は個人所有のマリーナのため、朝早くからヨットやボートを出すために地元の人たちが集まります。私たちのチェックアウト時間に合わせてマリーナの方も船を出すために集合していたため、出発の準備ができるまで待ってもらうことになってしまいました。
こういったことにならないよう、チェックアウト時間をしっかりと守り、設定した時刻に合わせて行動するようにしましょう。
伊勢志摩で1番おすすめの観光スポットは「伊勢神宮」です。
「野村マリーナ」からクルマで50分くらい掛かりますが、行く価値アリ!日本全国にたくさんある神社の中で、古来特別な神社として敬われてきたのが「伊勢神宮」なのです。
パワースポットや縁結びの神様としても知られ、一生に1度は訪れたいと言われる「伊勢神宮」。ぜひ伊勢志摩まで足を伸ばしたら、お伊勢さんにも立ち寄ってみてください。
伊勢神宮には、「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」があります。昔からお伊勢参りでは外宮、内宮の順に詣でるのが慣わしです。それぞれ場所が離れており駐車場も異なるため、順番を間違えないよう気をつけてくださいね。
伊勢神宮を訪れるのは2回目になりますが、天照大御神が祀られている内宮は明らかに雰囲気が異なると感じています。太古の昔から日本人が参拝に訪れてきただけあって、特別な気持ちになりました。
参拝が終わったら、「おはらい町」や「おかげ横丁」で伊勢グルメやお土産を楽しみましょう。
江戸~明治の町並みを再現した「おはらい町」や「おかげ横丁」は、伊勢神宮の内宮出入り口から五十鈴川に沿って街並みが続いています。「伊勢うどん」や「赤福」など伊勢グルメを楽しむことができ、歩いているだけでも昔のレトロな雰囲気を堪能できます。
おかげ横丁の五十鈴川を渡る橋のふもとに、あの有名な「赤福」本店があります。お土産を購入することももちろん可能ですが、お店の奥にお茶を飲みながら「赤福」を食べられるイートインスペースがあり、こちらでの飲食も可能。
赤福は賞味期限が短いため、長期で車中泊旅を続ける私たちはお土産として買うのが難しいと判断。イートインスペースで赤福を食べることにしました!
お店の奥に広い座敷スペースがあり、外は五十鈴川の風景を頼める情緒溢れる空間。この風情ある場所で作りたての赤福を番茶とともに楽しめます。
伊勢神宮を訪れた日は気温が高く、とても暑い日だったこともあり、川の涼しい風を感じながら食べるスイーツは暑さで疲れた体に染み渡りました。
他にも数え切れないくらい、素敵な雰囲気のお店がたくさんありました!ぜひ参拝の際は「おはらい町」や「おかげ横丁」も立ち寄ってみてください。
「野村マリーナ」からクルマで7分のところに「伊勢志摩温泉ともやまの湯」というところがあります。「英虞湾(あごわん)」の景色を眺めながら入浴ができる天然温泉です。
帰宅前に温泉にゆっくりと浸かるのもよいですよね!
伊勢志摩の周辺を観光される際は「野村マリーナ」での車中泊がおすすめです。水道設備など整備が行き届いていないところもありましたが、車中泊旅は不便さも楽しめるのが醍醐味だと思います。
マリーナの中での車中泊体験はとても貴重!朝の車窓から見えるマリーナの気持ち良い絶景は、しばらく忘れることができそうにありません。
ぜひ一度、「野村マリーナ」を訪れてみてくださいね♪
>>>Carstayステーション「野村マリーナ」の詳細・予約はこちら
年間30-40日、家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊しながら、サーフィンやスキーなどアウトドアを楽しむ。 冬だけ雪国で二拠点生活するなど、「旅」をテーマに場所に縛られない働き方・ライフスタイルを満喫中。