「えりたく夫婦」の夫。軽自動車ハスラーで妻・恵利とバンライフしながら、webデザイナーとしてリモートワークで働いている。
2019年11月2〜3日、長野県の安曇野で開催された「モバイルハウス ビレッジ2019」。1年に1回開催されてきて、今回で3年目。なんと、77台のDIYキャンピングカーと、約200名のバンライファーたちが集まりました。
今回の記事は、モバイルハウスビレッジ2019長野県安曇野でのトークイベント3組目(ナスマンさん)の全文書き出しです。ナスマンさんは、普段、運送業をしていて週末にモバイルハウスで車旅をしています。スキーが好きなので、モバイルハウスは、寒い環境でも車中泊ができるように、断熱を強化した作りになっています。そんなナスマンさんが移動する暮らしに興味を持ったキッカケから、これからの目標を話してくれました!
【トーク者情報】
1組目:とうちゃんはテンネンパーマ
2組目:生活冒険家ナル
3組目:ナスマン
4組目:中川生馬
5組目:トモ
6組目:えりたく夫婦
ファシリテーター:Carstay代表:宮下晃樹
全てのトークをご覧になりたい方は、こちら「【完全保存版】モバイルハウスビレッジで登壇した6組の全文書き起こしと動画公開」にまとめています。
【トーク内容】
・週末にモバイルハウスで車旅するライフスタイル
・スキー×車中泊!断熱機能がメインのモバイルハウス製作
・旅先で仕事を作る時に気をつけている3原則
--「モバイルハウス に興味を持ったキッカケは、何ですか?」
移動して暮らす事に興味を持ったのは、非電化工房に行った時です。その時に、移動系の話に惹かれて、全国に居る仲間の土地を借りて、畑を作って、日本中5箇所くらいを転々として自給自足できたらと思いました。僕は、運送業なんですけど、仕事で使っている横が開くウィンドウ車っていう4トントラックで、移送生活したら楽しいんじゃないかな?と思っていました。台風・原発など様々な異常気象のリスクヘッジにもなるだろうと思った。行く先々に自分の畑があるので、困らないだろうと思った。移動しながら、仕事をしながら、生活できたら良いな!と思ってました。
--「モバイルハウス の作り方など自身で調べて作ったんですか?」
どうやって車を作れば良いのか分からない時に、荷台夫婦しうんさんに出会い、みんなで作ったモバイルハウスが僕の乗っているモバイルハウスです。
当初は、作る気が無くてやり方を教わって、その翌年に作ろうと考えていたんですが、コンセプトを決める時に、僕はスキーが好きなので、娘と2人で移動しながらスキー場に行けたら、楽しいだろうと決めて作りました。じゃあ、スキーをしに車旅ができたら最高だと思いすぐ作りました。軽トラを買ってみんなの力をお借りしながら作りました。
3年前に作って、そこからスキーへ行くのに使ったりしています。このモバイルハウス ビレッジ自体は、作った軽キャンのお披露目会でやったのがキッカケでした。結局、それでお披露目できたのは、2台だけでした。僕はスキーが好きなので冬には使いたい!と思いイベントに合わせて作りました。
--「モバイルハウスで結構旅しているんですか?」
2年間でスキーも北海道にも行きました。その時に、娘が1泊だけ付き合ってくれました。去年に丸沼高原に行く際に、娘も一緒に来てくれて、娘の感想は「狭くて背中が痛い」でした。一応、目的が達成できた。4トンだと大きすぎて、軽自動車だと小回りが効いて良かった。
今も移動しながら、生活がしたい!とずっと思っているけど、一番引っかかるのが、仕事なんです。さっきお話がありましたけど、行く先々で良好な関係づくりをしながら、地元の方に役に立つ仕事を作っていけたら最高。仕事を考えるにあたって、地元の方の仕事を奪わないで、持続可能で続けられる仕事である事と、地元の人が助かる仕事をしたい。そんな仕事ってなんだろう?と考えた時に、森の再生や竹林の処理など、そのような通年できる仕事を考えている。夏場は、草刈りができなくて困っている方、雪国なら除雪など、農業なら職農手伝いなど、需要があるのか、まずは試してみたい。今回のモバイルハウス ビレッジで地方の方が集まっているので、皆さんに意見をお聞きしたいです。それが目的で、ここで登壇させていただきました。
--「現在は、ボランティアなど移動しながら何かされているんですか?」
完全にこれからです。早めにリタイアしたい。今、サラリーマンで娘が来年から大学生なので、娘が卒業するまでの4年間は、猶予期間として、この期間で形にしたい!と思っています。仕事を辞めても移動生活が持続できる様になりたい。基本的には、平日はモバイルハウス で通勤して、土日で車旅をしています。モバイルハウス は冬用に作っているので、冬でもあったかく快適に車中泊ができます。断熱が3層で外気と15度くらい違います。北海道のスキー場で-20度くらいだと、車内は0度~-5度くらいにはなります。冷蔵庫並みですが、冬用の寝袋を使えば、対応できます。
--「どんな地域で旅したいんですか?」
日本全国、沖縄から北海道まで移動しながら暮らしたい。
--「能登半島とかどうですか?」
能登半島は、以前、軽キャンで行きました。ちょうど、台風で新潟の湯沢に避難をしていて、帰り道が通行止めで帰れなくて、後二日休みがあったので、能登半島に行きました。
私は、3原則を大事にしていて、地元の人の仕事を奪わない・持続可能で続けられる・地元の人に貢献できる。この3つが当てはまる仕事ってんなんだろう?ということを皆さんにお聞きしたい。よそ者が田舎に行った際に、互いにwinwinな関係になるには、どうしたら良いのか?ですよね。
視聴者--「よそ者が田舎に来ると、地域の方がなかなか受け入れてくれない。長期滞在しないと難しい。それは、田舎に限らず都会でも会社でも同じだと思います。」
仲間が住んでいる地域に行って、仲間から地元の方にアプローチをしてもらい、徐々に関係づくりをしていきたい。クローズドじゃないけど、その様なコミュニティがあると良い。
視聴者--「田舎に行って、突然、仕事を探すのは難しそう。」
フックは、仲間がいる地域に行き、滞在しながら少しづつ、関係づくりをして、困っていることを聞き、仕事を探していくのが良いのかな?と思っています。
視聴者--「逆に、何ができるのかを言ってくれると、頼みやすいと思います。何を頼んで良いのか分からないと、よっぽど関係づくりができていないと頼めない。」
--「一番得意なことは、自然関連の仕事なんですか?」
得意ではないです。誰でもできる仕事で且つ、資源にもなるので、良いかなと思っています。誰でもできることで、みんなが助かる様になったら良いなと思っています。
ナスマンさんは、趣味のスキーを楽しむ為に、モバイルハウスを作り目標にしている脱サラの為に、試行錯誤を繰り返し挑戦しています。
今回モバイルハウスビレッジのトークイベントに登壇も急遽してくださり、積極的に参加者の意見を聞きたい!とおしゃっています。とても行動力がある方です。
モバイルハウスビレッジでは、サラリーマンの方、脱サラをしている方などなど色々な方がいます。少しでも興味がある方は、ぜひfacebookグループも自由参加ですので、先輩方に色々とお話を伺ってみて下さい。僕は夫婦で今年初参加でしたが、モバイルハウスビレッジはアットホームで参加してよかった、来年も参加したい!と思いました。
「えりたく夫婦」の夫。軽自動車ハスラーで妻・恵利とバンライフしながら、webデザイナーとしてリモートワークで働いている。