東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
冬の間は気温も低く、「寒い」「冷える」という理由で車中泊旅をお休みしているというかたも多いかもしれません。
筆者も冬は車中泊旅にでかける頻度が少し下がります。「早く春にならないかな」「暖かくなったらもっと旅にでかけたい!」と、春を心待ちにしています。
春になったら春らしい自然や景色・日差しの暖かさを堪能しに、ちょっと遠くまでおでかけをする予定です。そして「春を感じる旅」にでかけた際には、春の食材を使った「春の車中飯」を作ろうといまから楽しみにしているんですよ。
季節の食材はお値段も手頃で、うまみや栄養もたっぷり。春にしか出回らない食材もあるので、入手できるうちに味わっておきたいものです。
そこで今回の記事では、2000円の予算で作る「春の食材を使った車中飯レシピ」と、車内で調理するときのポイントなどをご紹介します。
春の車中飯、なにを作ろう?と悩んでいるかたは、ぜひ記事をチェックしてみてください。
車中飯を作る際に、筆者が特に気をつけているポイントは「手順が簡単な料理を作ること」と、「ゴミをあまり出さない」ということです。
料理は煮るだけ・焼くだけ・炒めるだけ・混ぜるだけなど、簡単に作れるレシピをチョイス。
食材もカットするだけで調理が可能なキャベツや、皮を剥かなくても食べられる新じゃがやにんじん、カット済みのお肉や開けるだけで食べられる缶詰など、生ごみがあまり出ず、手間も省けるものを選ぶのが理想です。
予算については、安く済ませたいときと豪華にしたいときで金額を変えていますが、ちょっと豪華にする時でも2人で3000円は超えないようにするなど、外食より少しお得に済ませるように心がけています。
春の季節に収穫できる「春の食材」には、この季節にしか食べられない風味と旨みがあり、栄養たっぷりなのが魅力ですよね。
では「春の食材」には、いったいどんなものがあるのでしょうか。
春においしくいただける「春野菜」は、春キャベツや菜の花、アスパラやふき、たらの芽、たけのこなどがあります。
天ぷらにしたりおひたしに、塩で軽く炒めたり、素材を楽しめるシンプルな味付けが最適な食材ばかりです。
また新じゃが・新玉ねぎなどもよく見かけますよね。この2つも甘味があったり、皮ごと食べられたりと季節らしい味わいを楽しむことができます。
新玉ねぎは生のままサラダにしても、とてもおいしいですよ!
フルーツではいちごも春の食材です。1月末頃からスーパーなどで見かけるようになりますが「春はいちご狩りに行くのを楽しみにしている」というかたもいらっしゃるかもしれません。
いちご狩りを楽しんだ後は、おみやげや車中飯用にいちごを追加で購入するのがおすすめですよ。
季節の食材は量も多く出回りお値段もお手頃。栄養価も高いものが多いので、車中飯にも積極的に使ってみてくださいね。
今回は春の食材を使った主食に具だくさんのスープ、フルーツを使ったドリンクの3品を作ることにしました。メニューはこちら!
・たけのこと菜の花の塩焼きそば
・春野菜のポトフ
・いちごソーダ
今回購入(使用)した食材は、以下リストをご確認ください。
キャベツ(1/4個)
新じゃがいも 2個
新たまねぎ 1個
にんじん 1/2本
菜の花 1束
アスパラ 1束3本
たけのこ水煮 100g
ウインナー 1袋8本入り
いちご 小1パック
ツナ缶 1個
たまご 2個
サイダー 500ml1本
塩焼きそば 3人前(2人前を使用)
食材は2000円ほどで揃えることができました。金額に調味料や油は含めていませんので、調味料類のみ別途ご用意くださいね。
さっそく1品ずつレシピをご紹介します。材料はすべて2人分になりますので、ご夫婦や友人と楽しく作ってみてください。
最初にご紹介するのは「たけのこと菜の花のツナ塩焼きそば」です。あっさりとした塩焼きそばには、ほんのり苦味のある菜の花とたけのこがよく合います。
ツナとたまごで食べ応えもアップ!切って炒めるだけの簡単レシピです。
<材料(2人分)>
塩焼きそば(市販品・添付のソースつき) 2人前
茹でたけのこ 100g
菜の花 100g程度
ツナ缶 1缶
たまご 2個
ごま油(食用油でもOK) 大さじ1.5〜2
塩コショウ 適量
<作り方>
1.菜の花は根元の固い部分を1センチ程度切り落としてから5〜6センチの長さに切ります。たけのこは長さを4等分程度にカットしてから薄切りにします。
2.フライパンにごま油を入れて中火にかけ、菜の花とたけのこを入れてよく炒めます。火が通ったら軽く塩コショウをします。
3.缶汁を切ったツナも加えて軽く炒め、焼きそばの麺を2人前入れます。
4.水を大さじ2程度(分量外)加えて軽く蒸してから全体を炒めていき、麺がほぐれたら添付の粉末ソースを加えてよく混ぜ合わせながら炒めます。
5.塩コショウで味を整えたら火を止め、お皿に盛り付けます。
6.カラになったフライパンに油大さじ1程度(分量外)を入れ、目玉焼きを焼きます。
7.目玉焼きを焼きそばの上に乗せたら完成です。
次にご紹介するのは、春野菜をたっぷりと使ったポトフ。春といってもまだまだ肌寒い日もあるので、温かいスープは車中飯にも最適です。
新じゃがはきれいに洗って芽を取るだけ。皮ごと使用します。にんじんは今回は皮を剥いていますが、ゴミをあまり出したくない場合はきれいに洗って皮付きのままでOKです。
<材料(2〜3人分)>
新じゃが(中ぐらいの大きさ) 2個
新玉ねぎ 1個
にんじん 1/2本
アスパラ 2〜3本
キャベツ 1/4個弱
ウインナー 6〜8本
コンソメキューブ 2個
塩コショウ 適量
<作り方>
1.新じゃがはよく洗って表面の泥を落とし、芽をとってから大きめの一口大に切ります。新玉ねぎは皮を剥いてから縦半分に切り、半分を3等分ずつにカットします。にんじんは皮を剥いたら縦半分に切ってから一口大にカットしておきます。
2.キャベツは包丁を十字に入れるようにして4等分にカットし、アスパラは根本を1〜2センチ切り落としてから長さを4等分に切ります。
3.なべ(または深めのフライパン)にじゃがいも・たまねぎ・にんじん・キャベツをいれて水をひたひたまで注ぎ、中火で加熱します。
4.煮立ったらウインナーとアスパラ、コンソメキューブを加えて、弱めの中火でじゃがいもに火が入るまで10分程度煮ます。
5.途中水分が足りなくなったら100ml程度加えて煮て、最後に塩コショウで味を整えたら完成です。
いちごを使った春らしい甘酸っぱいソーダ。いちごを切ってグラスでサイダーと合わせるだけの超簡単レシピです。
イチゴ 大きめ6〜8粒
サイダーなど炭酸のドリンク500ml 1本
お好みで氷 適量
<作り方>
1.いちごは1センチ角程度の大きさにカットします。(1粒を8等分ほどに)
2.グラス2つにカットしたいちごを半量ずついれてから、サイダーを注いで完成です。(お好みで氷も少量加えてください)
今回は、2000円以内で作れる「春の車中飯レシピ」をご紹介しました。
バンライフや車中泊旅に出かけて春の景色を楽しんだあとは、車内で春の食材を堪能!キャンプ場など屋外での調理が可能であれば、春の暖かい日差しを感じながら気持ちよく調理もできますよ。
春の景色や空気感とともに、おいしい春の食材を味わってみてくださいね。
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。