軽バン×サーフィン!大容量でどこまでも行ける軽バンライフの魅力

長野県白馬村出身・千葉県在住|千葉北の海沿いに住む、軽バンサーファーです。横乗り全般と妻を愛しています。

友人や家族、カップルでサーフボードをたくさんクルマに積んで海に向かうサーファーもいれば、1人で何本もサーフボードをクルマに積み、波のコンディションを見ながらサーフボードを選ぶサーファーもいるでしょう。


サーファーはもちろん、サーフィンをやったことがないかたも、サーフィンに大きいクルマは必須と考えているかもしれません。ましてや軽バンでサーフィンなんて、本当に快適なの?と疑問に思うかたもいるかもしれません。


そこで今回は、実際に奥さんと2人で軽バンに乗り、サーフィンを毎日のように楽しんでいる筆者が、軽バン×サーフィンライフの魅力をお伝えしていきます。また、サーフィンに限らず、軽バンではどんな旅ができるのか、夏の北海道旅の様子も少しご紹介します。

バンライフを始めたきっかけ

サーフィン後の夕焼け(筆者お気に入りの某海岸にて)


そもそも私がバンライフを始めたきっかけは、周りのサーファーがみんなバンライフを実践していたからです。


18歳のころにサーファーの叔父からサーフィンを教わり、そこからどハマりして今に至るのですが、転機は2020年の千葉県・一宮町への移住でした。当時の仕事はサーフィン関係の仕事で、世界初のサーフィンのオリンピック会場でもある一宮町でもっとサーフィンを学びたい、仕事につなげたいという想いから移住を決めました。


一宮町もある九十九里浜を筆頭に、勝浦や御宿、鴨川、南房総、館山、内房エリアと、サーフスポットが豊富な千葉県はサーフィンのメッカでもあります。そんな千葉県でサーフィンをしていると自然とサーファーの友人や顔見知りが増えていくのですが、私の周りのサーファーは特に、キャンピングカーやバンでサーフィンを楽しんでいるかたが多いです。



そんな環境に身を置いているので、私も自然とキャンピングカーやバンに興味をもち、今は一宮町からさらに北の千葉北エリアで奥さんと軽バン×サーフィンライフを楽しんでいます。

「軽バン×サーフィン」の魅力とは?


今は子どもがいないということもあり、夫婦2人だけでサーフィンをするのであれば軽バンで十分だろうという理由で軽バンを選んだわけですが、これは大正解の選択でした。

 

サーフィンをするうえで、具体的に軽バンのどんな点が魅力なのか、いくつかご紹介していきます。

荷室が広く大量の荷物を積める

そもそも軽バンとは「軽貨物自動車」のことであり、小型乗用車である「軽乗用車」とは異なります。そのため貨物がしっかりと積めるよう荷室が広くなっており、私たち夫婦は、サーフボードはもちろん、水やお湯の入ったポリタンクやタープ、エアベッド、イス、モバイルバッテリー、サーフィン用のギアなど大量に載せています。

道の狭い地方のサーフポイントも楽々

日本のサーフポイントは都市部ではなく海のある地方に集中していて、場所によってはクルマのすれ違いも厳しい、とても狭い道を通ることもあります。そんなとき、車体の小さい軽バンであれば大きなストレスなく道を通ることができます。キャンピングカーやバンなど、大きいクルマでは通れないサーフポイントに楽々アクセスできるのは、軽バンの大きな魅力でしょう。

維持費が安く遠征も行きやすい

クルマを選ぶ際のポイントのひとつが、維持費ではないでしょうか。軽バンは、この維持費の安さが大きな魅力です。軽バンは車体が軽いため燃費も良い傾向にあり、自動車税も新車で年間5,000円という安さです。車検も乗用車と比べて安くなる傾向にあるので、諸々の維持費が安いことは他県などに遠征も多いサーファーにとって大きな魅力でしょう。

遠征時の車中泊も意外と快適

軽バンは荷室が広いため、後席をつぶしてベッドを組み車中泊仕様にするサーファーも多いです。私たち夫婦も車中泊仕様にしており、遠征時も快適に寝ることができています。さらに、ルーフラックやルーフボックスを使って荷物をクルマの上に載せられれば、車内が広く使え、車中泊がより快適になります。

 軽バン「ダイハツ・新型アトレー」の推しポイント

サーフボードは3~4本、そのほかギアもたっぷり収納できます


私たち夫婦は現在、ダイハツの新型アトレーに乗っています。アトレーの旧型は軽乗用車でしたが、2021年からの新型は軽貨物自動車、つまり軽バンにフルモデルチェンジしました。

 

そんなダイハツ・新型アトレーの推しポイントについて、サーファー目線でいくつかご紹介させていただきます。

ミッドレングス(8ftまで)なら車内積み可能

サーフボードはショートボード・ミッドレングスボード・ロングボードと大きく3つに分けられ、長さもおおよそ決まっています。ロングボードは基本的に9ft(約274cm)以上となり、軽バンの車内に積めないことがほとんどですが、ミッドレングスボード以下であれば積むことができます。新型アトレーでは8ft(約244)のサーフボードまで車内に積むことができ、ロングボードもルーフキャリアがあれば載せられます。

パワフルな4WDで悪路も安心

新型アトレーには2WDと4WDの2種類があり、エンジンはターボエンジンです。一般的な軽バンのデメリットとして悪路の走破性が挙げられますが、新型アトレーは4WDであれば深い砂浜も走ることができます。サーフポイントによっては4WDでもスタックしてしまうような砂浜(茨城県の某海岸など)を走る場合もありますが、今のところ私たちの新型アトレーでは問題なく走れています。

車中泊では大人2人でも余裕で寝られる

軽バンと一言に言っても、実は車種によって室内幅が異なってきます。その点新型アトレーでは、アウトドアや車中泊での利用シーンを想定して考えた構造になっており、専用のベッドキットを設置するとベッド幅が140cmのダブルベッドサイズになります。そのため大人2人でも快適に寝ることができ、軽バンとは思えないスペースの余裕があります。寝るときだけサーフボードをルーフに載せれば、さらに快適です。

そのほかおすすめ車種

ダイハツの新型アトレー以外にも、サーファーにおすすめの軽バンはいくつかあります。具体的には、スズキのエブリイやホンダのN-VAN、ダイハツのハイゼットなどです。新型アトレー含め、これらは海でもよく見かけるサーファー向けの代表的な軽バンです。サーファーでどの軽バンにしようか迷われているかたは、このなかから選べば間違いないでしょう。

 夏の北海道旅!広大な北海道も「軽バン」で旅できる

2023年の夏、私たち夫婦は北海道への軽バン旅を計画し、苫小牧から西回りで1週間弱かけて北海道を一周しました。苫小牧へは茨城県・大洗からのフェリーで向かいます。


フェリーからの眺め(三井商船さんふらわあ)


奥さんは初の北海道。私も夏の北海道は初めてで、はたして軽バンで本当に一周できるのか体力的な面も含めて少し心配ではありました。しかし、北海道は広大とはいえ道も平坦で運転しやすく、何より道の駅など旅行者向けのインフラも整っていて旅がしやすかったです。温泉併設の道の駅などもあり、観光後は温泉に入ってそのまま車中泊をして旅していきました。


大人2人でも快適な広さ。座っても頭が天井につきません


苫小牧〜帯広〜釧路〜阿寒〜知床〜網走〜旭〜美瑛〜富良野〜札幌〜苫小牧と、なかなかの詰め込み弾丸旅でしたが、休憩もしながら軽バンで問題なく北海道を回ることができました。自然豊かな北海道の絶景と食を堪能し、伝統文化や歴史もしっかりと学べ、思い出に残る旅となりました。奥さんも大満足だったようで、もう一度行きたいと何度も言っています。


日本最大の湿原・湿地「釧路湿原」


美味しすぎて何度もリピートした「回転寿しトリトン」


軽バンでも十分に長距離・長期間の旅ができることがわかったので、サーフィンに限らず、これからもたくさんの場所へ旅に出かけたいと思っています。

軽バンライフに興味があるかたへ

ここまで読めば、軽バンとサーフィンの相性が良いことや、軽バンで日本中を旅することも可能であることを理解していただけたかと思います。


「軽バンって狭そうだし不便そう」「軽バンライフは1人で楽しむ人向け」「軽バンに興味はあるけど、まずは一度体験してみたい」そんな疑問や抵抗、要望があるかたは、まずはレンタルで軽バンライフを実践してみてほしいと思います。


さまざまな種類のキャンピングカーレンタルができる「Carstay」では、軽バンをカスタムしたキャンピングカーのレンタルも可能なので、活用してみてもいいかもしれません。軽バンの荷室の広さや車中泊の快適性など、ぜひ実際に体験してみてください。


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