先日、日本RV協会(JRVA)が主催する「ジャパンキャンピングカーショー2023」が幕張メッセにて開催されました。
ペットの同伴OKということもあり、初日から多くのペット連れのかたが訪れ、愛犬や愛猫と一緒にイベントを楽しんでいたようです。
今回は、「ジャパンキャンピングカーショー2023」にペットフレンドリーなクルマを探しに行ってきた筆者が、ペットオーナー目線でイベントのようすやおすすめのキャンピングカーをご紹介します。
2023年2月3日〜6日の期間で幕張メッセにて開催された、日本RV協会(JRVA)が主催する「ジャパンキャンピングカーショー2023」。
今回は幕張メッセの5ホールを使用した過去最大規模での開催ということもあり、全国から人気・新作のキャンピングカー300台以上が集結しました。
イベント会場には、ペットゾーン・BBQゾーン・ツーリズムゾーン・アウトドアゾーン・マリンゾーン・エンタメ×アウトドアゾーン・春夏秋冬ゾーン・プレス&インフルエンサーラウンジといった8つのコンセプトゾーンがありました。
どのエリアも見学や体験をすることで「キャンピングカーを購入した先にどんな未来が待っているのだろう」と想像し、ワクワクするような空間になっていましたよ。
イベントは「ペットケア費」を1頭あたり500円支払うことで、ペットの同伴も可能になっていました。ペットの同伴には基本的な排泄マナーやワクチンの接種、リードの着用について注意事項やルールが設けられています。
みなさん周囲のかたへ配慮しながら、ルールを守ってペットと一緒にイベントを楽しんでいたようです。
また会場内には、トイレトレー・シーツ・ゴミ箱・ティッシュ・除菌スプレーが置いてある「ペットトイレ」が3ヶ所用意されていました。
どのイベントでも基本的にはおしっこはトイレ以外の場所ではさせず、排泄物は持ち帰るのがマナーとなっています。
ペットのリフレッシュにぴったりな「無料ドッグラン」などがある「ペットゾーン」も、初日から多くのペット連れで賑わっていました。「ペットゾーン」のようすを以下で少しご紹介します。
会場では、アウトドアや暮らしに関する「ペットグッズ」を販売していました。今回の出店ブースは7件。
おでかけする時に便利なリュックサック型のキャリーバッグや愛犬用のおやつ&洋服、シュラフなどアウトドアでも使えるグッズが発売されており、どのブースもペット連れに大人気!
実際にグッズを見てから購入できるのは嬉しいですよね。
こちらは、ペット災害について学べる「展示ブース」。
ブースの一角にあったのは、「いっしょに逃げてもいいのかな展」。災害時にペットを守ったり、避難先で起こる問題を想定して、普段からどんなことができるかを一緒に考える展示となっていました。
日本は「災害大国」とも言われており、最近は防災への意識が高まってきていますが、まだまだペットの避難について考える機会は少ないのが現実です。
自治体や避難所ごとによってペットの受け入れ態勢はさまざま。多くのかたにとって「ペット防災」について学ぶよい機会となっていたようです。
「ドッグラン」内にはハードルやトンネルなどのアジリティグッズが設置されていて、愛犬と楽しく遊ぶことができます。
トラブル防止のために、犬の大きさでそれぞれエリアが分かれていました。愛犬のリフレッシュのためにも、ドッグランがあるのはとても嬉しいですね。
今回、ペット仕様のキャンピングカーも多数展示されていました。
比較的掃除がラクなシートを使用しているものや、コンソール(助手席と運転席の間のスペース)にペットベッドの設置場所がある車両もあり、ペットオーナーの関心をあつめていたようです。
展示されていた車両の中から、筆者が特に興味をもった車両を3台ご紹介します。
最初にご紹介するのは、「キャンパー鹿児島」のセカンドアクトをベースとした「レム ワンダー」です。
ペットオーナーとペットホテルプロデューサーをアドバイザーに迎えたというこのクルマは、非常にペットフレンドリー!使いやすさと安全性にこだわった、たくさんの魅力が詰め込まれていました。
エンジンをかけていなくてもエアコンが稼動できるので、ペットを残してクルマから離れるときがあっても安心です。エアコン横の棚には「見守りカメラ」を設置できるようになっており、離れていても愛犬のようすを確認することができます。
またベッドスペースの下の広いフリースペースには、荷物やケージを置くことが可能。
飛び出し防止のためのラゲッジネットやシャワー、リードをつけることができるリングや小物を入れることができる引き出しなど、ペットのための設備が充実しています。
さらに、ペットによるスイッチの誤操作を防ぐためにコントロールパネルにカバーがついていたり、各種吸気口も変更しているなど、ペットも人も安心して清潔に過ごすことができる1台となっています。
次にご紹介するのは、「オートワンCAMPER」から出ている、エブリィバンをベースにした愛犬専用モデル「愛犬くん」です。
軽自動車の車内スペースを有効活用した作りになっており、就寝スペースは1260×1960(mm)と、大人でも問題なく足を伸ばして寝ることができます。助手席を倒せばケージ置きにもなるのです。
収納スペースが特徴的なこのクルマは、車内の上部にある収納棚(オーバーヘッドキャビネット)の収納力が抜群です。粘着ローラーやリード、おもちゃなどの愛犬グッズを整理できるのはとてもいいですね!
車内後方もケージが置ける大きな棚があるため、ポータブル電源やミニ冷蔵庫、空気清浄機な、どついつい場所をとってしまう車中泊グッズの置き場所にも困りません。
写真で見るよりも意外と広く感じるので、ぜひ実際の目で見て確かめてみてください。
最後にご紹介するのは、「株式会社レクビィ」から新登場した、ペットと旅するキャンピングカー「SOLAN(ソラン)」です。ハイエースのロングバンをベースとしたクルマで乗車人数は6名、就寝人数は3名となっています。
ペットオーナーにとって大事なポイントとなる「家庭用のエアコン」が設置されている車両で、エアコン用の張り出し棚に薄型エアコンを設置。エアコンの存在感も少なく、スタイリッシュでオシャレな車内になっていました。
コンソール部分にペットベッドが設置できたり、摩耗に強いシートが仕様されているなど、ペットと旅ができるような工夫も施されていました。
筆者的が特に気に入ったのは、テレビの上に設置された「収納棚」です。
「サッとすぐに取り出せる場所に置きたいけれど、愛犬の手の届かない所がよい」そんなときにちょうどよい棚だと感じました。ペットにとって危ないものを置く場所にすれば、誤飲事故なども予防できますね。
内装は、清潔感のある白のシートと木目の家具がナチュラルで素敵。こんな可愛いキャンピングカーでお出かけしたら、気分も上がりそうです。
今回は、日本最大級のキャンピングカーショー「ジャパンキャンピングカーショー2023」のようすをご紹介しました。
会場では主に「ペットフレンドリーなクルマ」を見てきましたが、「ペット専用車両」となっているものはハイエースのようなバンゴン型が多い印象でした。
キャブコンやトラキャンにも機能的でカッコいいキャンピングカーがたくさんあり、見ていてとても楽しかったです。
今回のイベントを通して、「愛犬とキャンピングカーに乗って愛犬と遊びに行きたい!」と思ったかたもきっと多いはず。
Carstayなら全国約100台のキャンピングカーの中から「ペット乗車可能なクルマ」をレンタルをすることができるため、お試し乗車にもおすすめです。実際にキャンピングカーに乗り設備や大きさなどを比較することで、クルマ選びの参考になりますよ!
次のお出かけはキャンピングカーをレンタルして、愛犬とお出かけしてみてはいかがでしょうか?
ペット乗車OKのクルマはCarstayの検索ページからぜひチェックしてみてくださいね。