東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
そのまま食べることもでき調理にも使える「缶詰」は、常温・長期保存が可能で味付けもされており、狭い車内での調理や車中飯の食材に最適です。筆者も雨の日や緊急用の車中飯食材として、常にいくつか車に積んで持ち歩いています。
今回はそんな「缶詰」を使って、車内で手軽に作ることができる車中飯にぴったりのレシピをいくつかご紹介していきたいと思います。車中飯の調理が面倒だなと感じている方や料理が苦手な方にもおすすめできる、とっても簡単レシピばかりです。
場所を取らず種類も豊富な缶詰を使って、手軽においしい車中飯を作ってみませんか。
パカっと開けるだけでおいしく食べることができる「缶詰」。ひと昔前のように缶切りを使い力を使って開けるといった手間もなく、種類も増えて味もよくなってきていることから、普段からご自宅で使っているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
価格帯もお手頃なものが多数販売されており、手軽に使える節約メニューとして活用することも可能。ツナ缶をサラダに加えたり、さんまやいわしなど魚の蒲焼き缶詰をごはんと一緒にいただいたり、普段の生活でも1品足りないときに使うことができるのはうれしいですよね。
便利でおいしく安価な缶詰。実は、車中飯の食材としてもおすすめなんです。
そのまま食べてもおいしい缶詰ですが、今回は食材や調味料などをプラスし、狭くて調理器具が限られている車内でも簡単に作ることができるレシピを厳選してご紹介します。
気になるレシピがあったら、ぜひ作ってみてください。
さば缶というと「さばの水煮缶詰」を思い浮かべる方も多いと思いますが、オリーブオイルなどオイル漬けにされたさば缶もコンビニやスーパーなどで多数販売されています。
筆者がおすすめするのがセブンイレブンの「オイルごと使えるオリーブオイルさば」。オイル漬けなのにしつこくなく食べやすいのが特徴です。オリーブオイルや具材をすこしプラスするだけで、おいしいアヒージョを作ることができますよ。
<材料>
さばオイル漬け缶詰 1缶
プチトマト 4〜5個
オリーブオイル 適量
乾燥ニンニクスライス 少々(にんにく1かけ分程度)
塩コショウ 適量
<作り方>
1.シェラカップか小さめの鍋にさばのオイル漬け缶詰をオイルごといれ、ヘタを取ったプチトマトと乾燥スライスニンニク、塩コショウを加えます。
2.ひたひたになるまで少量オリーブオイルを足してから弱火にかけ、オイルがグツグツしてくるまで加熱して完成です。お好みでパンを添えてどうぞ。
*食べてみて味が薄ければ、塩コショウをお好みの量追加してください。
ツナ缶やコーンの缶詰があれば、パスタも包丁ナシで作ることができます。フタつきのフライパンが必要ですが、フタがなければアルミホイルでフタをすればOK。
小さめのフライパンを使う場合は、パスタを半分に折ってから入れてくださいね。
<材料(1人分)>
ツナ(油を切っておく)1缶
コーン缶(水を切っておく)50g程度
水 150ml
豆乳 150ml
顆粒コンソメ 小さじ1/2
チューブおろしニンニク 小さじ1/2
パスタ 80g
塩、粗挽きコショウ お好みの量
<作り方>
1.フライパンに水・コンソメ・パスタを入れて中火にかけます。
2.沸騰してきたらフタをし、時々混ぜながらパスタの茹で時間2分前まで煮ます。
3.茹で時間2分前になったらツナ・コーン・おろしニンニクを加えて全体をざっと混ぜ、豆乳を加えてさらに混ぜ合わせます。
4.表示時間まで煮たら最後に塩で味を整え、うつわに盛り付けてから粗挽きこしょうをお好みの量挽いて完成です。
「やきとり缶詰」はおつまみに最適な濃いめの味付けがポイント。たれ味を使うことで、香ばくておいしい親子丼をパパッと作ることができちゃいます。
面倒なときは玉ねぎをナシにしてもOK。やきとり自体にしっかりと味がついているため、具材が少なくてもじゅうぶんおいしくいただけますよ。
<材料>
やきとり缶詰たれ味 1缶
卵 2個
玉ねぎ 1/4個
めんつゆ(ストレート)大さじ1/2
水 大さじ2
ごはん 茶碗1杯分
<作り方>
1.鍋にやきとりの缶詰と薄くスライスした玉ねぎ・めんつゆ・水を加えて全体をよく混ぜ、中火にかけます。
2.全体がグツグツと温まり玉ねぎに火が通ったら、よく溶いた卵を加え全体を混ぜ合わせます。
3.卵が半熟程度にかたまったら火を止め、うつわに盛り付けたごはんにかけて完成です。
さばの水煮缶・トマト缶とカレールーを合わせることで、濃厚でおいしいさばのトマトカレーを包丁ナシで手軽に作ることができます。
1人分なら煮込む時間も短く、あっという間に完成!時間がないときにも最適です。
<材料(1人分)>
さば水煮缶 1缶
トマト缶 1/2缶(200g程度)
カレールー 1~2かけ(30~35g程度)
ごはん 1杯分
<作り方>
1.鍋にさばの水煮缶を汁ごといれ、トマト缶も加えて中火で加熱します。
2.さばの身を崩しながら煮ていきグツグツと煮えてきたら、火を弱火にしてカレールーを加えてよく混ぜ、ルーを溶かします。
3.ルーが溶けてから3〜5分程度弱火で加熱して煮込んだら、うつわに盛り付けたごはんにかけて完成です。
フルーツの缶詰を使えば、ドリンクやスイーツも簡単に作ることができちゃいます!今回ご紹介するのは、みかんと白桃の缶詰を使用したフルーツポンチ風のソーダ。しゅわしゅわとさわやかだけど食べ応えもある、デザートタイプのドリンクです。
甘さはフルーツを漬けてあるシロップを使用しますので、お好みで増減も可能。甘めが好きな方は小さじ1ずつ足していき、味を調整してください。
フルーツはお好みのものに変えてもOKですし、最初からミックスしてあるタイプも便利に使うことができます。
<材料(2人分)>
みかん缶詰 適量
白桃の缶詰 白桃2~3切れ程度
缶詰のシロップ(どちらを使っても可)小さじ4
炭酸水 300〜400ml程度
(缶詰・炭酸水はご家庭の冷蔵庫でよく冷やしてから、クーラーボックスか車載用の冷蔵庫に入れて冷やして持参すると、氷が無くても冷たくいただけるのでおすすめです)
<作り方>
1.白桃は小さめのキューブ状にカットします。
2.グラスに白桃とみかんをお好みの量加え、缶詰のシロップを1人分につき小さじ2加えます。
3.炭酸水を1人分につき150〜200程度加えて完成です。
今回は、缶詰を使って簡単に作ることができるおいしい車中飯レシピをご紹介しました。
缶詰は車内での保管も冷蔵庫やクーラーボックスを使う必要がなく、小さくて持ち運びも簡単。手頃な価格で購入できる商品も多く、いくつか車内に保管しておき、その日の気分で好きなものを選ぶことができます。
そのまま食べるだけでもとてもおいしいですが、食材をいくつかプラスして調理することでさまざまなアレンジが可能となり、おかずやおつまみとして大活躍します。
また、フルーツの缶詰を使えば、パパッと手軽にドリンクやあまいデザートを作ることができます。
缶詰を上手に活用して、車内でおいしい料理やドリンクを作ってみてくださいね。
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東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。