東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
キャンプ飯や車中飯を自炊されているというかたは、毎回どのくらいの金額(予算)をかけて材料を購入しているでしょうか。
筆者はだいたい2人分で、1食あたり1000〜3000円ほどかけることが多いです。節約を意識したいときや目当ての食材があるときなど、そのときどきで事情も異なるため、毎回同じ金額ではなく車中泊ごとに予算は変動しています。
それでも3000円を超えることは滅多にありません。3000円ほどの予算を組めば、大人2人が満足できる、ちょっと豪華なキャンプ飯(車中飯)を作ることができるからです。
そこで今回は、筆者が車中泊キャンプ飯の上限と考える3000円を予算として、記念日にも使える『おしゃれな車中泊キャンプ飯』を考えてみました。その献立やレシピと共に、購入材料と金額を記事内でご紹介していきたいと思います。
3000円の予算で、見栄えも味もよいキャンプ飯を作ることができたのか?興味があるかたは、ぜひ記事をチェックしてみてください!
今回は基本ルールとして、予算である3000円に含むのは食材のみとし、飲み物や調味料、調理にかかる電気代は含まないこととしました。
アルコールやジュース、お茶などドリンクは選ぶものによって金額に大きな差が出てしまうため除外しています。
さらに調味料も、今回プラスして使用するものはかなり少ないのですが、筆者がいつも持ち歩いている物に関しては新たに購入する必要がなかったため、予算に含めていません。
実は予算に含めても、3000円を少し超える程度の金額ではあるのですが、キャンプ飯・車中飯を日頃から作られているかたなら車に積んでいるのでは?と考えてあえて予算に組み込まないこととしました。
以上のルールの中で、3000円におさまるメニューを考案。合計4品の豪華なメニューとなりました。
予算の3000円以内で主食主菜副菜がそろうように考え、バランスにも配慮しメニューは以下の4品に決定!
・鯖オイル缶とプチトマトのアヒージョ
・チキンときのこのトマト煮込み
・桃缶とクリームチーズ、生ハムのサラダ
・バゲット
メインのチキンときのこのトマト煮込みと鯖オイル缶詰を使ったアヒージョに、アヒージョやトマト煮のソースをつけていただくバゲットや、フルーツ缶と生ハムを使ったサラダをプラスした豪華なラインナップです。アルコールやジュース等のドリンク類は、別予算でお好みのものを用意してくださいね!
今回の購入食材を含めた料理の材料と合計金額、作り方は以下でご紹介したいと思います。
・鯖オイル缶とプチトマトのアヒージョ
オリーブオイルさば缶 1缶
プチトマト 10個程度
マッシュルーム缶詰(ホール・スライスはお好みで)
オリーブオイル 適量(今回は150ml程度を1本使用)
アヒージョのもと 1袋
・チキンのトマト煮込み
鶏もも角切り350〜380g
カットしめじ 小1袋
トマト缶(あればパックタイプ)1缶(または1パック)
おろしにんにく(チューブ)4cmほど(予算外)
塩コショウ 適量(予算外)
・桃缶とクリームチーズ、生ハムのサラダ
もも缶詰 1缶
クリームチーズ30g程度
生ハム 50〜60g
(アヒージョの残りのオリーブオイル 少々)
塩こしょう お好みの量(予算外)
・バゲット(お好みの厚さにカットしておく)お好みの量
オリーブオイルはすべての料理に使用し、量も多いため予算に含みました。その他の調味料(塩コショウ、おろしにんにくなど)はあるものを使用し、新たに購入はしませんでした。
調味料以外の食材の合計金額が、2859円(税込)となり、無事3000円以内におさまりました!購入した食材+調味料で、さっそく料理を作っていきたいと思います。
1品ずつの作り方をチェックしていきましょう。バゲットについてはあらかじめ食べやすい厚さにカットしておいてください。
<作り方>
1.オリーブオイルさば缶詰を開けてフライパンに入れ、箸などで食べやすい大きさに身をくずしておきます。
2.マッシュルーム缶詰は水気を切り、プチトマトは可能であれば水洗いしてから水気を切ってフライパンに加えます。
3.具材が浸る程度までオリーブオイルを加え、アヒージョのもとを1袋全体にまわしかけてから中火で加熱していきます。
4.グツグツと煮立ったら弱火にし、全体を軽く混ぜ合わせてから7〜8分程度煮込んだら完成です。
具材をすべていれてオリーブオイルをひたひたまで注いでから、最後にアヒージョの素をIN。あとは煮るだけです。極弱火で加熱(保温程度)しながらいただくと、アツアツのまま味わうことができるのでおすすめですよ。
<作り方>
1.鍋に油(分量外)を少量入れ、鶏肉を加えて中火で加熱します。
2.鶏肉の表面が焼けて色が変わったら、カットしめじを加えて油が食材になじむようよく混ぜ合わせます。
3.多めの塩コショウとにんにくを加えて全体を軽く混ぜ合わせ、トマト缶を加えてさらにひと混ぜし、煮込んでいきます。
4.グツグツと煮立ったらフタをし、中弱火程度の火力で10〜12分程度煮込みます。(途中焦げないように様子を見ながら、数回底から混ぜてください)
5.鶏肉に火が通ったらトマトソースの味見をし、塩コショウで味を整えて完成です。
鶏肉を炒めてからしめじをIN。油が全体に回ったら多めの塩コショウとおろしにんにくで調味してください。仕上げに味見をして塩気が足りなければ塩コショウの追加を!
コンソメが入らない分、塩コショウを多めに加えるのがポイントとなります。さらにしょうゆがある場合は、ひとたらし程度加えるとコクがでます。
きのこは今回しめじを使用しましたが、マッシュルームやまいたけ、しいたけやエリンギでもOKです。
<作り方>
1.缶詰から桃を取り出し(汁は捨てない)8ミリ程度にスライスします。
2.プレートに桃を放射線状に並べ、一部を中央にも置いたら、ひとくちサイズにカットした生ハムを桃の間に差し込んでいきます。
3.クリームチーズを手でサイコロ状にちぎりながら全体に散らし、缶汁半分を全体にまわしかけます。
4.オリーブオイルを適量まわしかけ、塩コショウをしたら完成です。
桃と生ハム、クリームチーズを盛り付けたら、桃缶の缶汁→オリーブオイル→塩コショウの順で調味を。甘いのがお好みのかたは塩こしょうを少なめに、おつまみ的な味わいがお好みの場合は、塩こしょうを強めにすることで、お酒にあう味付けになりますよ。
今回は「3000円チャレンジ!記念日にも使える『おしゃれな車中泊キャンプ飯』を作ろう」と題して、3000円以内で作ることができる見栄えも味もよいキャンプ飯のレシピをご紹介しました。
これからの季節に合わせて、体が芯から温まるようなアツアツの料理と、箸休めにもなるあまじょっぱいサラダという組み合わせの献立にしてみました。具材や味付け、調理方法を変えることで、季節に合わせた料理にアレンジすることももちろん可能です。
3000円という予算にしてみましたが、缶詰を上手に利用することで魚料理もプラス。時間も手間も省きながら低予算で豪華でおいしいメニューを作ることができました。
記念日やクリスマスなどのイベント時にもぴったりです。
予算や手間、時間をかけなくても、見栄えの良い料理は作れます!今回ご紹介したレシピの中に「おいしそう」と思った料理があれば、ぜひ次回のキャンプや車中泊で作ってみてくださいね。
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。