「トラベルハウス」は、全国で120店舗以上の販売台数の実績をもつ、機能性のある軽トラックキャンピングカー。「キャンピングカーを買ってバンライフをしたいけど、値段が高くて諦めている」という方に特におすすめのキャンピングカーです。
今回は「トラベルハウス」の製造や販売をされている「株式会社 自遊空間」の代表・坂本さんに、その魅力や楽しみ方をお伺いしました。
トラベルハウスのアンバサダーをしている私・すずかが、実際の使い心地やその魅力も合わせてご紹介します。
「トラベルハウス」は、軽トラックの荷台に居住空間となるシェルを車載したものです。
キャンピングカーは欲しいけど高価なキャンピングカーや豪華な設備は必要ない、また購入後に自分流にカスタマイズしたいという方に向けて作られた、キャンピングカーシェルなんですよ。
販売価格や方法は全国の販売店により異なりますが、兵庫県にある自遊空間の三田(さんだ)事業所では、トラベルハウスS.L 共に¥1,080,000(税抜、標準仕様の場合の価格) で販売しています。
トラベルハウスの特徴としては、シェルが貨物扱いのため4ナンバー登録になること。税金や保険、高速料金も軽トラック価格なので、維持費が比較的安く抑えられます。
また、内装は家具のオプションを付けることもできますし、DIYでアレンジすることも可能です。さらに住宅用の断熱材を使っているため、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができますよ。
トラベルハウスの楽しみ方や使い方は無限大なんです。あくまでもシェルという箱の状態なので、例えば釣りやキャンプに行くこともできますし、中にサウナを組み立てたりもできます。
DIYもしやすい構造になっており、アレンジ性が強いことが魅力ですね。
兵庫県にある自遊空間の三田事業所と、北は北海道、南は沖縄まで全国120店舗以上ある販売店(2023年2月現在)で見学・購入することができます。
兵庫県の三田事業所では、基本的にはシェルのみの販売ですが、ご希望であれば軽トラックとシェルをセットでご購入いただくことも可能です。シェルの取り付けは本体価格に含まれています。
軽トラックとシェルをセットで販売している店舗やシェルのみを販売している店舗など、店舗によって販売の仕方はさまざまです。
そうですね。購入したくても、遠方に住んでいると営業所まで来るのが難しかったり、車検は近くの店舗に頼みたいという方が多くいらっしゃいます。
またキャンピングカーを持っている人は、旅の途中で不具合が起きることも想定されます。
そのため全国にある店舗の中でお近くの販売店で購入していただき、アフターフォローまでサポートできるように販売店を全国に展開しました。
これは地域によって違いがあります。
例えば九州では個人の方が購入されることが多いですが、北海道ではキャンピングカーは観光客がレンタルする需要の方が高いため、レンタカー会社さんが購入されることが多いです。
主にキャンプやワーケーション・釣り・サウナなどに使っている方が多いです。
例えば、アウトドアやスポーツを中心にフリーライターとして活動する中島英摩さんは、山旅のとき登山口までのアクセスや車中泊に利用されていていると伺いました。
引越しの際も、トラベルハウスで荷物を運んだとおっしゃっていましたね。
トラベルハウスは、ニーズに合わせてさまざまなラインナップを用意しています。
快適性、断熱性、耐震性を兼ね揃えた「暮らせる」キッチンカー「トラベルキッチン」。全面に住宅用の断熱材を入れているので、夏は涼しく、冬は暖かく営業中も快適に過ごすことができます。
休憩中は横になって足を伸ばしたり、仕事が終わってそのままトラベルキッチンでひと晩過ごすこともできますよ。
断熱や室内の居住性にこだわったトラベルキッチンより、さらに手頃な価格で購入できるモデルが「Twinx(ツインクス)」です。
関西圏では低価格かつ機能的なキッチンカーが求められることが多いので、必要最小限の機能に絞り込むことでお求めやすい価格にしています。
「BOO3(ブースリー)」は、三面開きになる軽トラ車載用カーゴボックスです。移動販売車をイメージして作りましたが、さまざまな使い方が可能です。
移動販売車としてだけではなく、簡易的なキャンピングシェルとして使うこともできます。
平日は仕事の道具を積んで使用し、休日はアウトドア用品などを積んで遊びに行くという方もいらっしゃるようです。
「TRYTER(トライター)」は、軽トラ車載用キャリアラックです。
オプションで防水性のあるトライター専用の幌(HORO)を付ければ、車載したものが雨に濡れる心配もありません。
中で横になることもできるほか、上にはカヤックやサーフボードなどを積むことができますよ。
トラベルハウスは、クルマが壊れてもシェルを新しいクルマに乗せ替えることができます。そのため、クルマの減価償却に当てはまらないんです。
軽トラックの減価償却は、新車か中古車にもよりますが2〜4年ほどです。それまでに回収することを考えて計算すると、トラベルハウスはクルマ単体で減価償却ができるため、長く使い続けるシェアカーとしておすすめですね。
以前すずかさんから「サウナカーで全国を旅する」という企画のお話があり、そのためにサウナカー製作についての話を進めていました。しかしいろいろと事情があり、この話は白紙になってしまったんですね。
話を進める中で「キャンピングカーで全国を旅したい」ということは伺っていたので、うちでトラベルハウスの提供をするから、その旅を発信したらどうか?という提案をしたのがアンバサダーをお願いした経緯です。
これまでもいろいろな方に商品提供をして発信をしていただきましたが、すずかさんのように若い方はいなかったので、若いなりの発信の仕方に期待してお願いすることにしました。
とにかく今されているように、自由に使い倒してほしいと思っています。
すずかさんの良いところは「自由にいろいろなことができる点」だと感じているので、それを発信していただければ嬉しいです。
ここからは、私・すずかが「トラベルハウス」を利用してみて感じた魅力をお伝えします。
半年間を通して内装と外装のDIYに挑戦し、毎日車中泊で暑い夏から寒い冬まで1人旅をした私が考える、トラベルハウスの推しポイントや住んでみた感想、どんな人におすすめなのか?などをまとめました。
トラベルハウスの購入を検討されている方は、ご参考になれば幸いです。
トラベルハウスの良いところは、DIYをしやすい構造になっていること。DIY初心者の私でも、外装の塗装などで自分好みにカスタマイズできるところが気に入っています。
今はMobi lab.(モビラボ)のシェアガレージを利用して、より快適に過ごせるように内装をDIYしています。
トラベルハウスは軽自動車なので狭そうに感じられるかもしれません。しかし実際に生活してみると、1人暮らしには十分な広さがあります。
天井が高さ175cmあるため、立った状態でも頭が天井につくことはありません。ロフトベッドを使用すれば、生活空間と寝室空間を分けて使用することできるのもおすすめのポイントです!
車中泊初心者の方は、車内の快適性や安全面を気にされると思います。トラベルハウスには鍵付きのドアがついているため、セキュリティ面も安心です。防犯面などを気にされる方に、特におすすめですよ。
また、トラベルハウスの壁には断熱材が入っているのでとても快適に過ごせます。
今後「車中泊に興味があるけどまだやったことがない」という方に向けても、トラベルハウスの魅力をどんどん発信していきたいと思っています。
軽トラ積載用キャンピングシェル「トラベルハウス」を製造販売する株式会社自遊空間の代表 坂本竜也さん。トラベルハウスのみならず、「トラベルキッチン」「TwinX」「BOO3」「TRYTER」など、軽トラ車載用の商品を製造・販売しています。