日本一周という夢を叶えるため、夫婦で闘病しながらキャンピングカー旅に出た|がっちゃん&むっちゃん

27才で車中泊旅を初体験、以降ハマる。Webマーケッター・ライターとして活躍し、"好きなときに、好きな場所で、旅するように暮らす"を目標に「VANガール」としてVANLIFEの魅力を発信中! Twitter: @VANGIRLJAPAN

VANLIFERS特集では、車で生活する次世代のライフスタイル「VANLIFE(バンライフ)」を送る、素敵な方々をご紹介します。今回は、愛車のキャンピングカー 「オルビス ユーロ」で車中泊旅をしながら、YouTubeやブログで車中泊の魅力についてPRする「ガタガタgogo」の名前で活動中のがっちゃん(夫)&むっちゃん(妻)の魅力に迫りました!

お二人のバンライフ歴と、バンライフを始めたキッカケを教えてください。

2018年11月からなので、もう1年になります。キッカケは、妻のむっちゃんの内臓の病気が発覚したことでした。元々、定年後には二人で日本一周することを夢見ていたんです。しかし、病気の症状が進行すれば難病にもなりかねないという診断結果を貰い、「むっちゃんの身体が動く間に、夫婦で夢を叶えよう」と思い、家を断捨離してキャンピングカーを購入。バンライフでの日本一周の旅を始めました。現在は、YouTubeやSNS等では、"荒れた荒野のガタガタ道でも2人で突き進んでいこう"という意味を込めて、「ガタガタgogo」の名前で活動しています。

 

それは大きな決断でしたね...!しかし、いきなりバンライフすることに抵抗はありませんでしたか?  

正直に言えば、お金の面での不安はありましたが、車で生活することには全くなかったです。もともとバンライフを始める前から、よく二人で車中泊をしていました。お互いの休みが合ったときにはすぐに旅に出られる様に、当時乗っていたホンダ・N-BOXに1泊2日の洋服を積んでいて、すぐに旅に出られる準備をしていました。旅はいつも無計画で、ラーメンを食べるために、当時住んでいた神奈川から車を走らせ、福島県喜多方市まで行ったこともあります(笑) 
 

もともと車中泊されていたのですね。ちなみに、会社を辞める決断はすぐに出来たのでしょうか・・・?

2018年8月、むっちゃんから二人で会社を辞めて旅をしようって提案してきました。むっちゃんの病気のこともあったので、旅をするなら今しかないって思っていました。ただ、今までの安定した収入や肩書きを失って、生活することは正直不安でした。がっちゃんは40代、むっちゃんは30代ということもあって、定年まで20年も30年も早い旅のスタートでした。むっちゃんから会社を辞めて旅をするという話をもらった時は、正直驚きましたが、もともと将来は二人で旅をしようと考えていたので、今しかないと思い、決断しました。
 

確かに、今までの生活から一変すると不安になりますよね。お二人は決断後、どのように不安を乗り越えてきたのですか?  

まだまだ収入を得るにはこれからですが、現在は旅をしながらブログYouTubeを運営しつつ、ライターのお仕事を始めています。二人ともITのスキルに長けているわけではなかったので、まずはライターから始めていこうと考えています。食事は自炊して節約して上手くやりくりしています。ただ、車での旅をしていると、駐車場代やガソリン代がかかるので、これからもっと頑張らないとと思っています。

 

大変なこともありつつも、バンライフを始めたからこそ、何か得られたものはありましたか?  

心に余裕が生まれたことでしょうか。会社員時代は多忙さ故にすれ違いの日々でしたが、バンライフを始めてからは、朝起きたら、顔を見て「おはよう」って言える、二人で3食一緒に食事を共にすることができるようになりました。旅中に四季を感じることができるのも、都会で働いていた頃には味わえなかった感動でした。1番思い出に残っているのは、朝日と夕日の美しさです。太陽って本当はこんなに綺麗だったんだって、気づきました。安定した収入はないけれど、今、二人でいられる時間がとても幸せです、バンライフ、最高です。

 

とても素敵なエビソードですね。ちなみに、2人は普段どんな車で旅を満喫されているのですか?

キャンピングワークス社のキャブコン「オルビスユーロ」(愛称:Uちゃん)に乗っています。発電機を車両に搭載していることから、"完全自立型キャンピングカー"と唄われています。発電機は台風などの震災時も電力をまかなってくれるので大活躍です。むっちゃんの持病の兼ね合いで、トイレが身近にないと困るので、もともと乗っていたN-BOXから、カセット式トイレ・シャワー付きのキャンピングカーに買い換えました。「トイレ付きのキャンピングカーだと、手入れも大変じゃない?」と聞かれることも多いですが、手入れも意外も簡単で便利です。排水は、RVパークのダンプステーションなどに流しています。

 

Uちゃんを購入するまでは、展示会から中古販売店まで100台以上は見て選びました。試乗をした時に、実際にこの車に乗っている姿をリアルに描くことができました。丸みを帯びているデザインも愛らしくて可愛いんです♪

 

お二人は愛車のUちゃんと共に、どんな場所で車中泊をすることが多いですか?

現在は、RVパーク、キャンプ場が多いです。Uちゃんは、シャワーがあるので、温泉にはこだわらず、滞在時間がゆっくりできるところや星が綺麗に見えるところを探しています。今後はCarstayもぜひ利用してみようと思っています!

ありがとうございます(笑) ちなみに、バンライフする上で、お二人のモットーや決めているルールなどはありますか?

モットーは「無理・無茶をせずに安全に安心に」です。体調や自然の脅威には気をつけています。車中泊をする際には、何かあったときに二人で逃げる場所を考えて準備しています。対策に役立つ情報は、地元の人に聞くことも多いです。先日も優しい地元の人が、クマが出て危ないと教えてくれました。無理をしないことを一番大切にしています。

 

確かに大切ですよね。一方で、無理をしないがモットーのお二人ですが、これから挑戦していきたいことはありますか?

車種や年齢などの壁を超えて、車中泊やバンライフをする人全員が一緒に楽しい時間を共有・共感できるようになれたらいいなって思っています。そのためには、皆でマナーをしっかり守りつつ、繋がりのできるコミュニティもどんどん生まれたらいいなって思っています。折角みんな、車が好き・車中泊が好きという共通点があるにも関わらず、そこに歪みがあったら勿体無いですよね。そういう意味でも、若い世代の支持を集めている、Carstayさんには期待をしています。

 

素敵ですね!キャンピングカー旅を実践されているお二人に影響受ける若者も多そうです!最後に、新しい旅・暮らし“VANLIFE” に興味を持つ読者のみなさまにメッセージをお願いします!   

好きなことを楽しめる経験は人生の財産です。好きなことに挑戦するタイミングはいつでもいいんです。よく私たちが日本中を夫婦で旅する姿を見て、「もっと若い時に旅をしておけばよかった。」と言われることも多いです。キッカケは人それぞれだと思いますが、やってみたい気持ちに勝るものはありません。


人は年を重ねて経験を重ねると、守りの姿勢になりがちですが、一度きりの人生、悔いなく少しでも楽しく生きましょうよ!車の種類は決して、キャンピングカーでなくてもいいのです。車中泊・バンライフができる車はたくさんあります。ぜひ、皆さんも勇気を出して一歩踏み出してほしいです♪

 

お話を伺った方:がっちゃん&むっちゃんさんプロフィール 

妻むっちゃんの病気発覚後、一部上場企業を脱サラして夫婦でキャンピングカーで日本一周の旅を開始。旅をしながらブログとYouTubeにて、旅の楽しさを精力的に伝えている。

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27才で車中泊旅を初体験、以降ハマる。Webマーケッター・ライターとして活躍し、"好きなときに、好きな場所で、旅するように暮らす"を目標に「VANガール」としてVANLIFEの魅力を発信中! Twitter: @VANGIRLJAPAN

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