私たちは車中泊旅をしながら、仲良しをクリエイトする|とおるん・よしみん

27才で車中泊旅を初体験、以降ハマる。Webマーケッター・ライターとして活躍し、"好きなときに、好きな場所で、旅するように暮らす"を目標に「VANガール」としてVANLIFEの魅力を発信中! Twitter: @VANGIRLJAPAN

VANLIFERS特集では、車で生活する次世代のライフスタイル「VANLIFE(バンライフ)」を送る、素敵な方々をご紹介します。今回は、「仲良しクリエイター」として、日産キャラバンで車中泊をしながら、日本全国のカップル・夫婦を仲良しにするために「仲良しの秘訣」や「旅の魅力」を発信している小山徹・芳美(とおるん・よしみん)のお二人に、VANガールのサカイカオリがその魅力に迫りました!

「仕事の時間より二人の時間」一緒に生きていく手段を考えるためのバンライフ

お二人のバンライフ歴と、そのキッカケを教えて下さい

とおるん:2019年6月から始めたばかりなので、まだ実は1ヶ月目の新米バンライファーなんです。車中泊を始めたキッカケは、私たち夫婦の出会いまで遡ります。元々、私たちは山口県出身で、7年前に登山サークルで出会いました。そして、4年半の交際期間を経て2016年11月に結婚。このときはまだ、将来自分たちがバンライファーになってるなんて想像もしていませんでした。


とおるんがよしみんに100本のバラの花を渡してプロポーズしたときの記念写真。なんてロマンチック...!


まさに順風満帆!この後何が起こって、バンライフを始められたのか気になります...!

よしみん:ありがとうございます(笑) 結婚を機に同棲し始めたのですが、お互いの休みが合わず、すれ違いが始まったんです。折角、結婚したのに全然一緒にいられない。"何のために毎日働いてるんだろう?"、"この生活が一生続いていくのかな...?"と不安になりました。そこで、2人で話し合った結果、夫婦の時間をもっと作るために会社を辞めようという結論になり、2018年3月には2人とも会社を退職していました。


え、いきなり退職!?会社辞めるって結構大きな決断だと思うんですけど、当時不安とか無かったんでしょうか?

とおるん:不安は正直ありましたね(笑) でも、私たちの場合は人生の中での優先順位が、夫婦の時間>仕事の時間 だったんです。勿論、生きていくためには仕事は必要ですが、当時一定以上の貯蓄もあったので、今まで人生のウエイトの多くを占めていた「会社」から離れて、まずは夫婦2人の時間を作る。そして、どうやって一緒に生きていけるかを考えてみるのもいいんじゃないか?と考えて、2人で思い切って会社を辞めてみました。


「自分たちにできることはなんだろう?」特技を活かして始めた”仲良しクリエイター”の活動

すごい勢いが写真とともに伝わってくる...! それから、その後は何をされたのでしょうか?

よしみん:とりあえず、ありきたりではあるのですが夫婦で旅行しました。2人の時間を作ることが出来て、それはそれでハッピーだったのですが、やっぱり消費活動の中で得られる幸せって限界があるなって。自分たちだけが楽しむのではなく、何か自分たちの特技を活かして出来ることないかなって考えたんです。



とおるん:そこで、私たちの特技ってなんだろう?って考えたときに、「私たち仲良しじゃん!」って思って。そこで、"仲良しクリエイター"として、私たち夫婦の日常や、仲良しの秘訣をSNS(Instagram / Twitter / YouTube)で発信し始めました。より多くのカップルやご夫婦にとって、"こんなパートナーの形もありだよね"と思ってもらえたら良いなあと思って発信しています。

なるほど!確かにさっきからお二人の写真の"仲良し感"半端ないですものね。それからバンライフへ?

よしみん:はい。実はキッカケは、ピースボートだったんです。2018年9〜12月の108日間、船で世界一周の旅に出たのですが、たまたまそこにはキャンピングカー好きが集まる会で。正直、最初は"キャンピングカーって高いし、大きいし、面白そうだけど、自分たちとは関係ない世界のもの"だったのですが、よくよく話を聞くと、日本は普通車でも車中泊旅が出来るよと教えてもらって。これはもっと仲良しになれるチャンスかも?面白そう!と思って、まずは車をDIYするところから始めました。


「仲良し」でいられるために決められたルールは相手を尊重し合うためのもの

おおお、それで日産キャラバン購入されたんですね!結構、良い買い物だったんじゃないですか?

とおるん:それが、Yahoo!オークションで38万円で手に入れられたんですよ(笑) 車内をDIYしたのですが、それぞれポータブルバッテリーが6万円、ベッド・シェード・断熱パネル・収納棚・木目調のフロアシートで4万円、ソーラーパネルが2万円、その他車検等で8万円なので、合計60万円ほどですね。これで、「動く家」が手に入ると思えば安くないですか?


確かに安いですね!それから、実際に車中泊旅へ出発されたのですか?

よしみん:はい。2019年6月1日に山口県から車中泊での日本一周旅をスタートして、島根県とゆっくり進んでいますが、なかなか車でしか行けない地域の見応えが多くて楽しんでいます。行く場所はSNSでフォロワーさんから頂いた情報をもとに決めています。先日、訪れた出雲市にある愛宕山公園では無料で動物が見られてビックリしました。



とおるん:あとは、節約するために食事を車の中や、キャンプ場ですることも多いのですが、これが非日常感があって結構楽しいですね。まだ外食はしたこと無いです。夜は道の駅かキャンプ場にて車中泊することが多いですね。私たちは平日にキャンプ場に行くことが多いので、今のところ大体貸切で車中泊を楽しめています♬

ちなみに、車中泊空間で仲良しで居続けられる秘訣とかってあったりするんでしょうか?狭くて喧嘩とかになりませんか?


よしみん:ありがとうございます。実は私たち結婚してから1回も言い争いをしたことがないんです。2人で仲良し夫婦を維持するために、以下の4つのことを意識しているのが大きいですね。


① 感謝の気持ちをきちんと伝える:例)小さなことでも言葉に出して「ありがとう」を伝える

② たくさん話して会話不足による勘違いを減らす:例)食器を洗って欲しいときは、しっかりと相手へ言う

③ 男と女でいることを意識する:例)パジャマは可愛くする

④ 思いやりを持つこと:例)相手の話を聞かずに否定するのではなく、まず相手の話を聞き一度は受け入れる


総じて、いかに自分本位ではなく、相手本位でパートナーに接することができるか?を大切にしています。誰でも今すぐに始められることだと思いますので、ぜひパートナーがいらっしゃる方は見直してみてもいいかもしれません♪

とっても素敵なお二人のマイルールですね!ちなみに、今後どんな夫婦になっていきたい!とかはありますか?


とおるん:とにかく、一般的な夫婦という"型"にハマりたくないなと強く感じています。"結婚したら夫婦はこうあるべきだ"という世間の常識に縛られずに、自由で仲良く2人でしていきたいなと思っています。そう言えば、結婚式の誓いの時にも、「私たちはクレイジーな夫婦になります!」って宣言しました(笑)


二人の時間を増やして、もっと仲良くなるためにバンライフは最適手段!

最強の夫婦ですね!今後もお二人のご活躍、楽しみにしています!最後に、お二人が実践されている、新しい旅・暮らし“VANLIFE” に興味を持つ読者のみなさまにメッセージをお願いします!


よしみん:パートナーともっと仲良しになるために、バンライフは有効な選択肢だと思いますよ。車中泊旅をしていると、不便に感じることも多いのですが、2人でそれを乗り越えるために頑張ることで絆が強まります。他にも、水道のありがたみに気づいたり、地域の魅力を知ったり、新たな何かを発見出来たり、ワクワクすることも多いので、ぜひまだあなたの知らない旅をバンライフで楽しんで貰いたいです。


とおるん:結婚前のカップルに、特にバンライフを始めてみて欲しいと思いますね。お金がないことを理由に旅を我慢するのではなく、車中泊旅という安価に始められる旅をキッカケに2人の時間を増やす機会を作ってもらえたら嬉しいです。あと、バンライフする車の中って秘密基地みたいで面白いですよ(笑)

お話を伺った方:小山徹・芳美(とおるん・よしみん)さんプロフィール

2018年9月に夫婦で世界一周の船旅に、2019年6月に全国車中泊の旅をスタート。「世界中の夫婦・カップルを仲良しにしたいという夢」に基づき活動中のご夫婦。SNSやブログ、Youtubeで夫婦・カップルが仲良く過ごす方法や旅の素晴らしさについて紹介中。



この記事をシェアする

27才で車中泊旅を初体験、以降ハマる。Webマーケッター・ライターとして活躍し、"好きなときに、好きな場所で、旅するように暮らす"を目標に「VANガール」としてVANLIFEの魅力を発信中! Twitter: @VANGIRLJAPAN

Carstayアプリを
無料ダウンロード!

Carstayアプリの
無料ダウンロードはこちら!