昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。
キャンピングカーをDIYしてバンライフを楽しむ為に、まず最初にしなければならないのがベースとなるクルマの購入です。
今回は「車の購入編」として、ベースとなるクルマの選び方や、実際にクルマを購入する際の注意点などをご紹介します。
私は人生で車を買うのは今回が初めてで、わからないことばかりでした。
どんなサイズの車を買うべきか、予算はどのくらい準備すればいいのか、どうやったら車を安く買えるのか、バンライフのための車を購入するにあたり、最初から知っておきたかったことをご紹介します!
車選びを始める前に大切なのが、どんなバンライフをしたいかイメージを膨らませることです。どんなインテリアにするのか、どの程度のスペースが必要なのか、キッチンスペースは必要なのかなど、自分のスタイルを決めることで必要になるクルマのサイズや機能が変わってきます。
私はPinterest(ピンタレスト)やInstagramなどの画像SNSを使い、アイデアを集めました。
バンライフの面白いところは、インテリアだけではなく、生き方がとてもわかりやすく暮らしに反映されること。素敵なインテリアのバンで暮らしている人がいたら、ぜひその人の生き方にも注目してみると、よいインスピレーションにつながりますよ!
次に、「これだけは絶対に外せない」という条件を書き出しましょう。
車にはたくさんの種類があり、値段もピンからキリまであるため、車種を決めるのは結構悩みます。私の場合は、探し始めてから車種を最終的に決定するまで1か月以上かかりました。
決定をなるべくスムーズに進めるためにも、これだけは外せない!という条件をリスト化することをお勧めします。
あらかじめ大まかな予算や車両の大きさ、キャンピングカーとして登録するのかどうかなどを決めておくことで、車選びがスムーズに進みますよ。しかし、一度決めた条件から必ずしもブレてはいけないなんてことはありません。
私は当初車両本体の予算を30万円に設定していましたが、結局倍以上の価格の車両を購入しました。上記のリストはあくまで車両選びをスムーズに進めるヒントなので、ぜひ参考程度に確認していただければと思います!
私が選んだのは、日産キャラバン E25というハイルーフの車両。電動リフターのついた福祉車両で、走行距離9万km、本体価格は約60万でした。
サイドの天窓に一目惚れしたことが、この車両を選ぶ決め手となりました。車内のベッドで寝っ転がって、サイドの天窓から満点の星がみたい!昼間はこの窓から日差しも入って明るくなるので、より居心地のいい場所にもなるはずです。
そして福祉車両を購入した理由は、この車種で値段を抑えるとなると、ほとんどの車両が福祉車両だったから。
福祉車両には「電動リフター」と呼ばれる大きな装置がついているため、価格が安くなっている事が多いんです。ただし初心者一人でこの装置を外すことは相当困難なので、福祉車両を購入することはあまりお勧めしません。
私がクルマを選ぶ際に、最終的に候補に絞っていたのは以下の3車種。どれも似室が広くてダンライフ用にDIYする際のベース車両としておすすめです。
トヨタのハイエースはバンライファーに大人気!バンライフをするにはちょうどいいサイズで、かつ機能性もいいため、ハイエースに乗るバンライファーは本当に多いです。
ただし、ハイエースは中古車でも学生にはなかなか手の届かない金額です。100万円以下の車両を見つけるのは難しく、私としては憧れの車でもあります。
日産のキャラバンはハイエースとよく比較される車としても有名です。
機能性はハイエースには劣るかもしれませんが、大きさもちょうど良く、値段も抑えられるので、個人的には最高な車種だと思っています。私もこの車両にしたのですが、キャラバンを購入して本当によかった!
マツダのボンゴはハイエースやキャラバンと比べると、中古車の価格が安くリーズナブルにDIYをスタートできるため、初心者向けの車両といえます。
最初私が「バンライフ やります!」と宣言した時、多くの方にボンゴを勧められました。ただし、車内で立てるだけの高さはないので、そこは注意が必要です。
「この車両なら欲しい!」という車両が見つかったら、連絡を取り実際に車両を見に行きましょう。私は中古車情報サイトを利用してクルマを探しましたが、ネットオークションなどで購入している人も多いようです。
欲しい車両を見つけるけたら、実際に車両を見に行き、車両に問題なければ購入というのが一般的な流れになります。中古車の購入する際には必ず現地に足を運び、しっかりと下見をしてから購入するようにしましょう。
走行距離や年式だけでは、実際のクルマの状態はわかりません。前の使用者がどういった用途で使っていたのか、車両下の配管部分が錆びていないかなど、実際にクルマを見ながら確認しておかないと、あとで後悔することになりかねません。
できればクルマの知識がある人に同行してもらい、チェックしてもらうのがおすすめです。また、受け渡し前の整備や購入後の補償なども、しっかりと確認しておきましょう。
ネットなどでクルマを探していると、たまに他と比べてかなり安い車両が出品されている事があります。しかし価格が安いということは、何かしらのデメリットがあることがほとんどです。
例えばマニュアル車だったり、年式が古かったり走行距離が多い、私が購入した福祉車両のように取り外しが困難な装置がついているなど。一般的にみて需要が少ないからこそ、値段が安くなっているんです。
安いからいいというものでもないので、妥協できるところとそうでないところをしっかり決めて、車両を選ぶようにしましょう。
実際に車両をみて問題がなければ、いよいよ契約書にサインをして購入します。私は車の知識が全くなかったので、車に詳しい兄に同行してもらい、値段交渉を手伝ってもらいました。
大幅な車両自体の値下げは難しいですが、自分でできそうな手続きは自分でやるようにすれば、その分の代行代がかからなくなります。
私は最終的に購入した車両の価格が当初の予定の2倍以上だったこともあり、いろいろな手続きを自分でやることで購入費用を抑えることにしました。しかし、本来代行してもらえるものを自分でやるというのは、初心者だと調べることも結構多く、効率が悪いのであまりお勧めはしません。
ここまでいかがでしたでしょうか?車種を決めるところから、予算をみて車両を決めるところ、そして実際に車を見るところなど、初心者には大変なことも多いです。
私はわからないことがあるときは「〇〇についてご存じの方いらっしゃいますか〜?」とSNSに投稿してして、バンライファーの先輩によく助けていただきました。
みなさん車の知識も改造の知識も豊富なので、SNSでの情報収集もおすすめですよ。もちろん、公的な情報収集もお忘れなく!
昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。