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少しずつ世に浸透してきた「バンライフ」。言葉の定義を改めて整理してみた
少しずつ世に浸透してきた「バンライフ」。言葉の定義を改めて整理してみた

少しずつ世に浸透してきた「バンライフ」。言葉の定義を改めて整理してみた

「箱根移住夫婦の休日バンライフ」の旦那の方。DIYと運転担当。

元ラルフ・ローレンのデザイナー、フォスター・ハンティントン氏が写真集「VAN LIFE」を発行してから3年。SNSやYouTubeなどを通じて日本に渡ってきた「VAN LIFE」は、日本人のライフスタイルに合わせるように意味や形を変えながら、少しずつ日本でも注目を集めるようになってきました。


今回は多様化するバンライフを改めて整理することで、「バンライフとは何なのか?」について考えてみます。

多様化していく「バンライフ」という言葉


「VAN LIFE」とは、アメリカの老舗ファッションブランドであるラルフ・ローレンのデザイナーをしていたフォスター・ハンティントン氏が作り出した造語です。家を手放し、生活するうえで必要最低限のものを車に積み込んで、旅をしながら暮らす、そんな彼の暮らしに憧れ、欧米で多くのバンライファーが誕生しました。


そんな彼らが旅先から投稿する「絶景+個性的なバン」の写真、場所や仕事に捉われず旅をしながら暮らす自由なライフスタイルはSNSを通じて日本にも届き、少しずつ「VAN LIFE」に興味をもつ人が出始めました。


日本で「VAN LIFE」が広まっていく過程で、日本の文化や法律に合わせるように少しずつ形を変えていき、さらにそれぞれのライフスタイルに合わせて多様化しながら、日本版の「バンライフ」としてカスタマイズされてきました。


この多様化こそが、現在の日本版「バンライフ」のキーワードとなっており、私たち夫婦が実践している「休日バンライフ」もそんな多様化の中のひとつです。実際、私たち夫婦は箱根のマンションで暮らしており、家を手放してはいませんが「(休日)バンライファー」を名乗っています。

バンで暮らす。本格的な「VAN LIFE」とは


まだまだ少数派ではありますが、日本でも家を手放して旅をするように生活する、本格的な「VAN LIFE」を実践する人が存在しています。

住所などの法律的なルールや、車中泊できる場所の少なさなど、課題はたくさんあります。また、子どもの義務教育のため、子育て世代のバンライファーはあまり多くないことも特徴的です。


それでも彼らがSNSやYouTubeを通して発信するバンライフの様子は、そんな課題を吹き飛ばすくらい魅力的なものばかりで、実際に多くのファンを集めています。「いつかはこういう生活をしてみたいなぁ」という憧れをもつ人の多さが伺えます。


コロナ禍で注目を集めたリモートワークや遠隔授業など、場所にしばられない生活と相性の良い社会インフラが整っていくことにより、今後もっとVAN LIFE の実践者は増えていくことでしょう。

目的をもって長期の旅に出るバンライフ


家は手放さず、拠点として残したまま、長期で旅に出るバンライファーも存在します。仕事を辞めたタイミングや、ある程度まとまった休みを確保したタイミングなどで、九州一周や北海道一周といった地域限定で旅をする人々もその例です。

子どもの夏休みや冬休みに合わせて旅をすることもできます。家族で車中泊しながら旅をするというのは、きっとかけがえのない経験になるでしょう。

旅をするように生活をするバンライフの2つのパターン


中には、家を維持したまま日本一周などの長期の旅をしている人もいます。ここまでくると本格的な「VAN LIFE」に近くなりますが、一番の違いは「帰る場所=家」を残しているかどうかです。


これはいろいろなバンライファーさんの動画やSNSを見たり、実際に会話をして個人的に感じていることですが、同じ「旅をするように生活している」といっても、家を手放した人は車で生活することが目的となり、家を残している人は車で旅をすることが主な目的、となっています。


こうして書いてみると当たり前のことを言っているだけなのですが、SNSや動画の配信などにもこの違いが出ていることがあるので、そういう観点でSNSの投稿を見てみるのも面白いかもしれません。

休みの日限定でバンライフを楽しむ、週末(休日)バンライフ


家や仕事といった普段の生活はこれまで通り維持したまま、休みの日にバンで出かけるーー 私たち夫婦が休日バンライフを始めたきっかけは、ある雑誌の「週末バンライフ」の特集。観光地の旅館で働いており休みが週末ではなかったので、休日バンライフと名乗ってみました。意味合いとしては先述したものと同じです。


フォスター・ハンティントン氏が提唱した「VAN LIFE」の定義からは離れてきてしまいますが、始めるハードルは非常に低くなっています。


また、キャンピングカーや大型のバンなど、普段使いの車とは別にバンライフ用の車を用意する人もいますが、SUV(※1)やRV(※2)といった普段乗っている車でバンライフを楽しむ人も多くいます。さらにはフルフラットにできる車種であれば軽自動車でもバンライフを楽しむことが可能です。


(※1)SUV:Sports Utility Vehicle、普段使いからレジャーまで幅広く使用できるスポーツ用多目的車。

(※2)RV:Recreational Vehicle、休暇を楽しむための車。ステーションワゴン、ワンボックス、ミニバン、オフロードの総称


スキーやサーフィン、釣りなどのアウトドア系のアクティビティとの相性も非常に良いです。泊まりがけで遊びに出かけたり、休みの前日のうちに目的地に移動して車で寝て、早朝からアクティビティを楽しんでいる様子も見られます。

車を持っていなくてもバンライフができる?!


最近ではさらに手軽にバンライフを楽しめるようになってきました。

キャンピングカー専門のレンタル事業者が少しずつ増えてきているほか、個人が所有するキャンピングカーや車中泊用の車を借りることができる「Carstay」というサービスも登場しています。


こういったサービスの広がりから、車を持っていなくても免許さえあればバンライフを楽しむことができます。

バンライフを始める前のお試しとしてはもちろん、車を持たずにレンタルやシェアだけでバンライフを楽しんでいる人もいます。

バンライフとはなんなのか


ここまで見てきたように、一言でバンライフといってもいろいろな楽しみ方が存在します。


誰かが車に乗って「バンライフしてきました!」といえば、それはもうバンライフ。

バンライファーの数だけスタイルが存在している状態です。


この多様性とそれを受け入れる柔軟性が、今日本でも広がりつつあるバンライフの楽しさであり、今後バンライフがライフスタイルや文化のひとつとして定着していくための鍵になってくるでしょう。


なのでここでの「バンライフとはこういうものだ」という結論は特にありません。

その方が、この先もっとバンライフが広まっていき、もっともっとバンライフが楽しくなっていくと思っています。

バンライフ、車上生活、車中泊、ドライブ。それぞれの違いからバンライフの姿が見えてくる


とはいえ、このまま終わってしまうと「結局バンライフってなんなの?」「最後まで読んでみたけど余計にわからなくなった」という状態になってしまいそうなので、最後に少し観点を変えてバンライフとは何かを私なりにまとめてみます。


バンライフという概念が誕生するもっと前から存在し、バンライフと同じように車を使う「車上生活」や「車中泊」や「ドライブ」という言葉。


これらとバンライフはどう違うのか?ここに「バンライフとはなにか?」のヒントが隠れているように感じます。


そして私の出した答えは「車を停めて車に滞在する時間を楽しむかどうか」です。



なんらかの理由によって車で生活するしかなくなった車上生活と違い、バンライフは自ら車で生活することを選び、それを楽しんでいる様式です。


泊まりがけで遊びに行ったり、夜のうちに目的地に向かいながら車内で寝る際に、それが節約のためにしぶしぶしていることなら車中泊ですし、車内で寝ることも楽しみの一つになっていればそれはバンライフといえるでしょう。


ドライブは運転や移動そのものを楽しむことが目的ですが、バンライフは目的地について車内で過ごす時間が目的です。これがバンライフかどうかの分かれ目だと思います。


そして最後にもうひとつ、大事なポイント。

誰かが車に乗って「バンライフしてます!」といえば、それはもうバンライフとなります。

逆に誰かが「今日の車中泊もメッチャ楽しかった!」といえば、それは「楽しい車中泊」ということになります。


そう、バンライフという言葉は、まだまだ知らない人の方が多いのです。バンライフという言葉を知らない限りは、どんなにバンライフ的な楽しみ方をしていても、当事者にとっては楽しい車中泊でしかありません。


バンライフをする仲間が増えて、バンライフがライフスタイルとして定着するためにも、もっとバンライフという言葉が広まっていけばいいなと思います。

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