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お互いの気持ちに正直に生きるため私たちは車中泊夫婦になった| わたなべ夫婦
お互いの気持ちに正直に生きるため私たちは車中泊夫婦になった| わたなべ夫婦

お互いの気持ちに正直に生きるため私たちは車中泊夫婦になった| わたなべ夫婦

バンライフが大好きな30才!車中泊旅ライター。 「VANLIFE」の魅力を多くの人に知って貰えたら嬉しいです! ・Twitter: KCarstay

VANLIFERS特集では、車で生活する次世代のライフスタイル「VANLIFE(バンライフ)」を送る、素敵な方々をご紹介します。今回は、26歳で大企業を退職して、「車中泊夫婦」として、夫婦でボンゴバンで車中泊しながら、日本全国を旅するように暮らす、わたなべ夫婦(だいき・ゆみ)のお二人に、その魅力に迫りました!

家族で過ごす時間を最優先するために始めたバンライフ

お二人のバンライフ歴と、そのキッカケを教えて下さい

2018年7月から始めたので、もう半年になります。元々、私たちは大阪にて働き始めて、職場が近かったことでたまたま出会いました。そして、付き合いが始まり、2016年末に、だいきがベトナムのベンチャー企業へ転職したことを機に結婚、夫婦でベトナムへ移住しました。


しかし、多忙なだいきと、ベトナムの環境に馴染めなかったゆみの夫婦仲が悪くなり、ゆみが日本に帰国…。離婚寸前の危機が訪れました。そこで、2人にとっての幸せを考え直した結果、やはり家族で過ごす時間を最優先にしたいと思い、だいきも日本に帰国し、2017年5月に2人とも会社を辞めました。


いきなり最初から波乱の幕開けですね。でも、企業を2人で辞める不安はなかったのですか?

実はそこまで不安は感じなかったですね。2人とも、それまでバリバリ働いていたので、1年くらいは働かなくても大丈夫な程の貯金があったのが大きかったです。また、何より”2人でいる時間を大切すること”から、まずは始めようって思って。でも、それ以外は私たちには幸せの尺度がまだなかったんです。


やりたい仕事も、どこに住むのかも、分からないことばかり。じゃあ、それを見つけるために旅に出てみようか?って。そして、2人で旅に出ることを決めました。周りにはすごい心配されましたけどね(笑)


初めて尽くしの日本全国自由旅!楽しんでいるうちに旅が仕事に!?

そんな経緯で旅に出られたのですね!それまでもよくドライブされてたんですか?

元々だいきは運転してたのですが、ゆみはペーパードライバーでした。でもある日、Twitterで「荷台夫婦」の龍本司運さんを見つけて、車中泊やVANLIFEの存在を知ってこれなら、宿泊費を節約しながら、日本全国自由に旅が出来て面白そうだなって。そして、運良くマツダのボンゴバンを9万円で手に入れることが出来たんです。早速、2人で過ごしやすいように改造しました。勿論、車中泊もDIYも初めてです(笑)


素敵なバン!これでDIY初心者とか信じられない...そこから車中泊&VANLIFEの道へ?

はい、日本全国47都道府県を制覇しようと思って。でも、そこで“車中泊できる場所って、意外とネットで調べても出てこないなあ”って気付いて。当時はCarstayみたいなサービスってなかったんです。あと、特に旅慣れた男性目線発信の情報はあったのですが、トイレが清潔か?等の女性向けの情報は少なかったんですよ。


じゃあ“車中泊”をテーマに、2人で行った場所を記録して、女性目線も含めてブログで配信しよう!そう思って、2018年7月にブログを夫婦で始めました。


車中泊パラダイス!名前が楽しそうです。元々ライティング経験はあったのですか?

もちろん、未経験です(笑) でも、実際に車中泊旅・VANLIFEをしながら、自分たちが困ったことや他の人にオススメしたいことをテーマに、記事を書き続けてました。さらに、2018年末からはYouTubeチャンネルも開設し、今ではこの2つで旅費を全て賄えるほどになりました。すると、不思議なんです。だって、やりたい仕事を探すことが旅の目的の1つだったのに、気付いたら旅が仕事になっていたんですから。


「2人で楽しく旅してること」これが一番大切!

旅が仕事…! 一度でいいから言ってみたいです。でも、たまに旅疲れしちゃいませんか?

正直、疲れることはありますね(笑) 今のブログもYouTubeも、しっかりと多くの人に見てもらえるようにというプロ意識を持って作っています。でも、数字を意識して頑張ると、人間やっぱりどこかで自由を欲するものなんですよね。それを我慢してしまったら会社員時代と何も変わらないのと、あとコンテンツ制作する上で、“私たちが2人で楽しく旅してること”が1番大切だと思ってて。なので、今はちょっと疲れたら2人で温泉入りに行ったり、美味しいもの食べたり、ゆったりしながら充電することが多いですね。


上手くオンオフを切り替えられてるんですね!ちなみに、今後の旅の計画について教えて貰ってもいいですか?

それが、私たちも1ヶ月後にどこにいるか、分からないんですよ(笑) とりあえず、今(2019/2/22)は和歌山にいて、明日は三重に行くことだけは決まってます(笑) 私たちはガイドブックに載っていないような、地元の方がオススメする場所に行きたいので、いつもYouTubeやインスタグラムでフォロワーの皆さまから、都度近くのドライブスポットを教えて頂いて、行き先を決めています。計画をしっかり立てすぎてしまうと、それは「旅」ではなくなってしまうと思うので、今の自由なスタイルが2人には合っていますね。


「2人で幸せになる」共通目標に向かって生きていく

2人で無理せずというのが素晴らしいです!ところで、旅に出られてから、何か心境の変化はありましたか?

これは私たち夫婦に共通するんですけど、「生きることって、意外と難しくない」ということですね。確かに、東京でバリバリ働いていた頃には、正直”今の仕事を辞めてしまったら今後どうやって生きていけるのか?”って思ったり、YouTuberやブロガーなんて夢の世界で、全然実感が湧かなかったのですが、今はしっかりと考えて行動すれば、無理なく生きていけることに気付きました。


人生の目的は人それぞれだと思うのですが、私たちの場合は、「好きなように旅して2人の時間を大切にすること」なので、それは2人で実現できつつあるんじゃないかと思っています。


素敵...! ちなみに、素朴な疑問なんですが、ずっと一緒にいて喧嘩とかしないんですか…?(笑)

はい、ずっと一緒にいるので実はよく喧嘩しますね(笑)でも、喧嘩の種類や解決方法は、ベトナムにいた頃に比べると全然変わったなあと思います。以前は、そもそも2人の生活習慣や価値観にギャップがあったので、度々大きな喧嘩をしていたように思います。なんで分かってくれないの?みたいな。でも、今は“2人で幸せになる”という共通目標に向かって一緒に生きてるので、些細なテーマの方が多いです。


あと、喧嘩のルールも決めています。しっかりと相手の話を聞いた上で、その時どういう気持ちだったのか?根本の原因は何だったのか?徹底的に話し合うことを意識しますね。そして、仲直りしたらご飯をいっぱい食べてよく寝ます(笑)


新しいことをするためには何かを捨てる覚悟が必要!そうすれば1歩踏み出せる!

本当に素敵なご夫婦…!これからもお二人の冒険、楽しみにしています!最後に、お二人が先駆者として実践されている、新しい旅・暮らし“VANLIFE” に興味を持つ読者のみなさまにメッセージをお願いします!

1番伝えたいことは、「私たちは誰でも出来ることをやってるだけ」ということです。よく「脱サラして日本一周なんて羨ましいです!」と言って頂くことが多いのですが、会社を辞めることも、旅に出ることも、実はそんなに難しくないと思っています。勿論、好きなことをして生きるためには、覚悟を決めなければなりません。あいつは変なやつだと指をさされるかもしれません。他人から笑われるかもしれません。でも、別にええやん。と思いますね


確かに、何かを変えることは怖いことです。でも、何か新しいことをするためには、今やってる何かを捨てなければいけません。その覚悟さえ決まれば、誰でもやりたいことを、やってみる一歩になるのではないかと思います。大丈夫です。何者でもない私たちでも、今こうやって幸せに生きれるようになってきたのですから。

お話を伺った方:わたなべ夫婦(だいき・ゆみ)さんプロフィール

「家族で過ごす時間を増やしたい」と考え、夫婦で2017年5月に会社を辞める。現在はフリーランスとして活動しながら、DIYしたバンで日本一周中🚐



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