東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
トイレ付きのキャンピングカーのような、車内にトイレが常設されている場合をのぞき、車中泊を日常的に楽しむかたの多くが公共のトイレを使用していることと思います。
車中泊旅では必ず利用することになるトイレですが、「できるだけきれいなトイレを使いたい」「汚くてにおいの気になるトイレは避けたい」「虫が出ないトイレがよい」というように、「きれいなトイレ以外は使いたくない」と考えるかたが多くいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者も日常的に車中泊旅を楽しみながらも、利用するトイレにはある程度のきれいさを求めるタイプです。
初めて訪れる場所では、そのトイレがきれいかどうかを夫がトイレを使用する際にチェックしてきてもらい「男性用トイレがきれいなら女性用トイレもきれいだろう」と判断して使用しているような状態です。
今回の記事では、わたしのような「きれいなトイレを使いたい!」というかたに向けて、筆者がいままで利用してきたトイレの中で比較的きれいな場所が多いと思った施設や、できるだけ避けた方がよいという場所、きれいなトイレの探し方などをご紹介します。
車中泊旅では切っても切れないトイレ問題。車中泊のトイレに関して困っていたり、不安があるというかた必見です。
車中泊旅の最中、現地に向かう途中や滞在先で必ず使用するトイレ。頻繁に訪れていて土地勘があり、その場所のトイレを使ったことがある、その周辺できれいなトイレを知っているという場合を除き、旅先ではそのトイレが「初めての利用」であることが多いと思います。
そんな「初めて訪れる場所」のトイレがきれいかどうか、その周辺にきれいなトイレがあるかどうかを調べるのはなかなか難しいのが現実。
筆者が調べるとき、訪れる場所が明確なときは「場所の名前+トイレ」でネット検索をし、滞在する地域だけがわかっている場合でも「地域の名前+きれいなトイレ」などであらかじめ検索し、きれいなトイレをチェックしておくようにしています。
検索をすれば、実際にその場所や地域に訪れたことがあるかたのクチコミがあったり、ブログやTwitterにで発信されているトイレ情報を見つけられ可能性があるからです。
さらに、心配であれば画像検索をしておきます。実際にトイレの写真を見ることができれば安心度がアップしますよ。
日常的に車中泊旅をしていて、特にきれいなトイレが多いと感じるのは高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキング)内のトイレ。
まれに、古い設備のままで汚れやにおいが気になる場所もありますが、大半のトイレがリニューアルや新設をしてきれいになっており、古いトイレでもしっかりと清掃がされきれいな印象です。
事前に「SAやPAの名前+上りまたは下り(利用する側)+トイレ」で検索し、個人のブログやTwitterなどからトイレの情報を見ておくと失敗がないでしょう。
またリニューアルや新設されたトイレの中には、トイレ内がきれいで清潔なだけでなく、トイレ内の設備が充実している場所も。中には、トイレ内にテレビやベンチなど、ちょっと休憩ができる場所もあります。
トイレ内での待ち合わせに使えるのはもちろんですが、車での移動中、車酔いをしてしまったり、体調を崩してしまうこともあると思います。
そんなとき、トイレ内にベンチなどがあるとゆっくりと休憩でき、体調が悪ければすぐ横のトイレに駆け込むことができるので、とくに体力のない方や小さなお子さま連れの方はとても助かるのではないでしょうか。
女子トイレのなかには、身支度用のコーナーがある設備も多いです。たとえば、メイクができる専用のパウダールーム併設の場所や、大きな鏡を備えているトイレなど。
手洗い場とは別の場所に設置されているため、トイレから出てきて手を洗う方の邪魔にならず、大きな鏡を使ってゆっくりとメイクを直すことができるのは、旅の最中は特にありがたいですよね。
またトイレの個室付近に、着替え専用の更衣室があるタイプも。荷物をおいて着替えることができ、着替えた後は全身が映る鏡で確認をすることができる場所もあります。狭い車内での着替えが大変、という場合に利用するととても便利ですし、服を汚してしまって着替えたいときなどにも手軽に使うことができます。
道の駅というと、ちょっと前までは「当たり外れが大きい」といったイメージがあったのですが、この数年で新たに工事をしてトイレ設備を交換したり、増設している場所も多く見受けられるようになりました。
施設の屋外には古くから使われているトイレをそのままおいておき、建物の新築時に屋内のトイレを新設していたり、トイレのみ設備交換をして増築し、トイレ自体の広さを拡張している場所もあります。
道の駅にはホームページがありますし、クチコミを投稿したり滞在時にブログやTwitterで情報を発信している方もたくさんいらっしゃいます。「道の駅の名前+トイレ」で検索をし、事前にチェックしておくと良いでしょう。
公共施設の中でも図書館は比較的きれいな印象があります。本を読むために長時間滞在する方が多くトイレを利用する方が多いからなのか、古くからある施設もトイレ部分をリニューアルしている場所も多く、建物自体を立て直している場所も多いように見受けられます。
ワーケーションなどで現地の図書館を利用する予定のある方は、事前に施設のホームページやレビューをチェックしておくと良いかもしれません。
その他のおすすめはコンビニのトイレ。古くからの建物を使っていたり、オープンから20年以上が経過しているコンビニなどもありますが、多くのコンビニはオープン時に新規に建物を建設し、トイレもその際に新設されていることから、わりときれいな印象です。
またコンビニでの勤務経験もあるのですが、コンビニ・ファミレスは1日に数回トイレ掃除やトイレチェックといった作業が店員さんによって行われています。
そのため「いつ入ってもだいたいきれい」といった印象が強いです。
コンビニのトイレを利用する場合ですが、商業店舗内のトイレを借りるということもありますので、利用の際は飲み物1本でもなにかしら買い物をするようにしましょう。そうすることで利用者側も、きもちよく利用できると思います。
高速道路のサービスエリアやパーキング、一般道路にある道の駅などはきれいなトイレが多いというお話をしてきましたが、筆者が利用してきてあまり清潔さを期待できないと感じた場所や、きれいと感じるトイレに遭遇できなかった場所というのも多くありました。
場所にもよりますが、特に公園や駅構内のトイレなどはにおいや汚れが気になる場所が多かったように思います。ひとことでいうと「ピンキリ」。きれいなトイレもあるのですが、設備が古すぎたりにおいが気になるトイレも多くある、といった印象です。
そしてキャンプ場のトイレも、特に屋外に設置されている場所については当たり外れが多いというイメージが強いです。
もちろん「きれいで清潔」「手入れがとても行き届いている」というトイレもあるのでひと括りにはできないのですが、「入ってみないとわからない」「汚いと想定して入ってみる必要がある」というのは、間違いないように感じています。
今回は車中泊時にきれいなトイレを利用したい方に、きれいなトイレの探し方や筆者が利用してきて比較的清潔だったトイレのある場所や施設についてご紹介をしました。
生理現象ですから「トイレがきれいかどうかなんて文句言ってられない!」ということも当然あると思います。
しかし、筆者のように「きれいじゃないならトイレ我慢する」というような考えで行動している方場合、清潔感のあるトイレを見つけられなかったがために体調を崩す、なんてことにもなりかねません。
せっかく旅をしているのに「トイレに行けず旅が台無し」なんてことにならないために、事前にきれいなトイレを探しておいたり、比較的清潔感のあるトイレを把握しておくことは、旅の最中の体調管理に繋がります。
「自分はきれいなトイレでなくてよいのに」と考えず、同乗者・同行者がきれいなトイレを求めている場合は、旅の前に事前チェックをしておいたり、トイレの場所を調べいくつか把握しておくことで心配が減り、旅を心置きなく楽しめるようになります。
また旅の最中にトイレを使用する場合、自分が利用する場合は汚さず使い、使用後は次の人が気持ちよく使えるようにしておくという心がけがとても大切です。そうすることで、今後もきれいに使い続けることができたり、今後設備や仕様が改善されていったりするのではないでしょうか。
*****
車中泊スポット予約サービス「Carstayステーション」では、トイレがあるかどうかも検索可能です。
基本設備の欄や写真を確認。不安があればホスト(所有者)のかたにチャットで聞いてみましょう。
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。