私たち夫婦は中古キャンピングカーで日本一周バンライフをしています。
車内にトイレやシャワー、キッチンなどの基本的な装備が備わっているため、ほぼ家と変わらない生活をしながら旅をすることができますが、洗濯機はありません。そのため、日本一周中の洗濯は全国のコインランドリーにお世話になっています。
今回は、キャンピングカーでも入りやすい、日本のコインランドリー使いこなし術をご紹介します!
車高3.1mのキャンピングカー(右)
さっそくですが、キャンピングカーでコインランドリーに入る際、必要なのは「駐車場」です。
私たちはトラックベースのキャブコンに乗っており、車長は5m、車高は3.1mあります。
コインランドリーの駐車場に高さ制限のあるケースはまれですが、駐車スペースが広いに越したことはありません。
マンマチャオは全国にあるコインランドリーです。
洗濯機は27kg洗える大型ワッシャー、乾燥機も23kgの大容量タンブラーなので、まとめていた洗濯物を一気に洗うのにも助かります。
マンマチャオの公式サイト情報では
・全国600店舗中514店舗が24時間営業
・全国600店舗中276店が駐車場あり
と記載されていますが、実際は駐車場の表記がない店舗でも駐車スペースが完備されている店舗が多いので、店舗ごとに検索することをおすすめします。
公式サイト:マンマチャオ
赤色の店舗で走行中も見つけやすい「WASHハウス」。店内に入っても赤いテーブルや椅子が並んでいます。
宮崎県に本社を置き「九州のコインランドリーと言ったらWASHハウス!」というくらい、どこを走っていても目にするコインランドリー。
現在は九州を拠点として、北は青森県まで全国展開されています。
WASHハウスの特長は、襟汚れやワンポイント汚れなどを前処理するテーブルがあること。
乾燥機をかけ終わった衣類をたたむ台は別にあるので、店内でも目的に合った作業をすることができます。
全国に新店舗が続々とオープンしており、オープンキャンペーンが半額や100円など、利用者へうれしいサービスもいっぱいです。
店舗により異なりますが、洗濯機22kg、乾燥機25kgと、大容量のランドリーがあるのもポイント。
公式サイト:WASHハウス
各地にコインランドリーがあるとご紹介しましたが、都心ではコインランドリーの店舗に駐車場があるのかどうかを懸念するかたも多いはず。
全国をまわってきた私たちの感想としては、以下です。
-札幌
さすがは広大な大地を誇る北海道。コインランドリーの駐車場に困ることは特にありません。
-東京・東京23区
建物が密集し、所狭しとお店や住宅があるため、なかなか駐車場ありのコインランドリーを見つけるのが大変。見つけたときにマークしておくか、郊外に移動するまで見送るのが無難です。
-神奈川・横浜市
市街地や観光地だと駐車場つきのコインランドリーはなかなか見つかりません。少し郊外へ移動すれば駐車場ありのコインランドリーもヒットします!
-大阪・大阪市
主要駅のある市内中心部から少し外に移動すれば駐車場ありのコインランドリーを見つけられます。
-愛知・名古屋市
幹線道路や栄・名古屋駅などの都心部から少し移動すれば駐車場ありのコインランドリーもあります。
私たちは1週間に1回、夫婦で1週間で使った衣類・タオル・寝具類をコインランドリーで洗濯します。
大型洗濯機での洗濯が終わったあと、乾燥機を使うかどうかは季節や天候によって決めています。
車内には濡れた衣類を干すスペースがあるので、たとえば梅雨の時期や湿度の高い日は乾燥機を使いますが、冬季は車内干しをすることもあります。
私たちは夫婦ともに、キャンピングカーでの旅を始めるまで一度もコインランドリーを使ったことがありませんでした。
しかし、今ではいろんな方法を使ってコインランドリーを探せるようになったので、その方法をいくつかご紹介します。
地域や欲しい設備から検索できます。シューズ丸洗いや布団の丸洗い、洗濯乾燥機がついているかどうかなど。
日本全国どこでも、稼働中のランドリーを探すことが可能です。
「ラウンドリッチ」ではさらに細かい検索ができます。
上の写真は、神奈川県近辺で「駐車場あり」を選択した検索結果です。ほかにも「ICカードが使えるか」「掛け布団が洗濯できるか」などの項目などがあるので、用途に合わせて検索ソートをかけてみましょう。
大型スーパーにコインランドリーが併設されている場合、店舗の駐車場も広く確保されていることが多いです。
買出しの量が多いタイミングで敷地内にコインランドリーがある場合、買い物をしている間にランドリーを回しておきます。駐車場の移動もしなくてよく、1か所でいくつもの用事を済ませられるので楽です。
見知らぬ土地でコインランドリーを手早く探すときは、まずGoogleマップで「コインランドリー」と検索。
駐車場つきがなかなか見つからないときは、郊外の住宅街や学生街周辺が範囲に入るように探すのがコツ。穴場スポットがみつかることもあります。
たとえば田んぼの近くだと、脱穀機の隣にコインランドリーが併設されていたりもします。
軽トラックで米袋を運ぶ地元のかたから好奇心をもった目で見られることも(笑)ときどきそういったかたと雑談をすると、地元情報をもらえたりするので、旅の楽しみにつながるなとも感じます。
日本一周をするなかで苦労したのはやはり東京23区内。空間に余裕のある駐車場に車を停めてコインランドリーを利用するのはなかなか難しいので、東京では都心から離れた場所まで移動できるように、余裕をもって旅をするのがおすすめです。
長期の旅行をするうえで洗濯は必要不可欠なこと。コインランドリーで衣類を清潔に保ちながら、快適な旅を続けましょう。