DIYで実現した理想の車内スペース。こだわりいっぱいの休日バンライフ仕様車をご紹介!
DIYで実現した理想の車内スペース。こだわりいっぱいの休日バンライフ仕様車をご紹介!

DIYで実現した理想の車内スペース。こだわりいっぱいの休日バンライフ仕様車をご紹介!

「箱根移住夫婦の休日バンライフ」の旦那の方。DIYと運転担当。

こんにちは、箱根で休日バンライフをしているTaK.です。


私たち夫婦が休日バンライフに使っている愛車は、マツダのボンゴブローニイバン。

もともとはインドア派だったのですが、休日バンライフに憧れてクルマ選びからスタートし、DIYで理想の空間を作るまでに至りました。


バンを購入し、約1年のDIYで完成した車内には、休日バンライフを楽しむためのこだわりが満載です。

今回はそのDIYで工夫してみた部分や、こだわった部分、苦労した部分を切り取りながら車内をご紹介します。


これから車のDIYを考えているかたや、ゆったりバンライフを楽しみたいというかたに参考にしていただけたら嬉しいです。

DIYで目指したのは、理想の「休日バンライフ」仕様車

運転席側から見た車内


バンライフというと、サーフィンや釣り、スキーやスノーボードといったアウトドアなアクティビティと相性が良さそうなイメージをもたれることが多いですが、実は私たち夫婦は完全なインドア派。


休日はカフェでPC作業をしたり、旅行に出かけても早めにチェックインしてゆっくり温泉を堪能したり。休日バンライフを始める前は、そんな休みの過ごし方でした。


私たちが休日バンライフに憧れたのも、景色の良いところでPC作業をして、疲れたら絶景を眺めながら横になれるって良いよね、というなんともインドアな会話がきっかけでした。そのため、「広い車内」と「いつでも横になれる快適なベッド」は絶対条件で、それに合わせてロングボディの車を探すところからスタートしました。


車内のDIYにも費用がかかるため、予算内で考えると人気のハイエースのスーパーロングハイルーフには手が出せず、たどり着いたのが今の愛車であるマツダのボンゴブローニイバンでした。


愛車であるマツダ・ボンゴブロニーイバンの外観


車体のサイズはハイエースのスーパーロングハイルーフと並ぶと一回り小さいですが、私たちが求める車内の広さは確保できていたので「合格点!」と判断して購入。少し古い中古車ですが、車検などの諸費用を入れても50万を切る価格で手に入れることができ、残った予算をしっかりとDIYの費用に投入することができました。

車内は木のぬくもりを感じられる空間に


ログハウスような、木のぬくもりを感じられる空間作りを目指していた私たち。

床から天井まで木で覆われた内装にしたいなと考え、後方の窓も木で埋めることにしました。


車の後方についていた窓はもともとスモークガラスになっており、また開閉のできない固定のガラスだったので、通気性や採光的にもいまいちでした。


そこで思いきってベッドの両脇を木で埋めたことで、プライバシーの守られた半個室のような雰囲気となり、出かけた先でもあまり人目を気にせずに横になれるというメリットが生まれました。

内装はナチュラルカラー。インドア派ならではの選択


キャンピングカーは一般的にアウトドアな用途で使うことを想定して作られているため、内装は汚れがつきにくい樹脂などのツルツルとした素材や、汚れてもあまり目立たない濃い色の素材が多く使われています。


その点、インドアな使い方を考えていた私たちのバンでは車内の汚れをあまり気にする必要がなかったため、自分たちの好みに合わせた明るい色合いのナチュラルカラーで仕上げました。

やさしい色合いのパインの無垢板を使い、カーテンやシーツも白系の色の物を使うことで、後方の窓を埋めていても車内は明るい印象に仕上がりました。

幅の広いベッドは常設することに決定!


車内で一番大きな面積を占めるのが、常設で幅が広いベッド。ダブルサイズで、横幅は約140cmです。

ただ、縦の長さは170cmしかないため、大人でも小柄な人なら問題ありませんが、身長が180cmを超える私は少し斜めになって寝ています。


ベッドの下は収納スペースになっていて、私たちの休日バンライフで必要なものは、ほとんどここに収まっています。

常設のベットと引き換えに諦めたもの

キャンピングカーやバンライフ用にDIYされた車の多くは、スペースを有効活用するために展開式(折り畳み)のベッドが採用されています。


DIYに使うためにいろいろなパターンの展開式ベッドを調べてみましたが、毎回寝る前にベッドを展開するという工程が私たちにとってはあまり快適に思えず、常設のベッドを置くことに決めました。


大きなベッドを常設にするということは、それ以外のスペースを削る必要が出てきます。

私たちが諦めた一番大きなもの、それはキッチンスペースです。


キャンプスタイルのバンライフであれば料理も醍醐味の一つですし、長期間のバンライフとなると自炊することが多くなるかもしれません。

しかし私たち夫婦の休日バンライフでは、必ずしも料理をすることはないため、キッチンはマストではないという結論になりました。


小さな電熱式のトラベルクッカーをテーブルの上に置けば簡単な調理は可能ですし、天気が良い日であればオートキャンプ場などを利用して車の外にテーブルを出してカセットコンロを使うこともできます。旅先のお店やテイクアウトで美味しいものを食べることが楽しみにもつながり、時間にも余裕ができました。


また、キッチンスペースを省略したことで車内がすっきりして、生活感のないくつろぎスペースという印象が強くなったのも利点の1つです。

この車の優先順位として大事にしたかったのは「キッチン<ベッド」だったので、初めに決めたコンセプトに合った空間になりました。

インドア仕様の象徴?ベッド脇に並ぶブックスタンド


ベッドにダブルサイズのマットレスを乗せ、脇に少し残ったスペースはブックスタンドとして活用しています。


全国の道の駅やサービスエリアを網羅しているガイドブックや、バンライフ・キャンンピングカー関連の書籍、自分たちの好きな地域のローカルな雑誌など、車内でのんびりと過ごしているときに読みたい本を並べています。


ブックスタンドの上には跳ね上げ式のカウンターテーブルを設置しているので、必要なときはそのテーブルを下げてカップや小物類を置いたり、タブレットを置いて動画を観たりしています。


しっかり作業したいときは、このあとに紹介するベンチチェストと折りたたみ式のテーブルを使い、のんびりと過ごすときはベットの上に座ってカウンターテーブルでくつろぐ、と使い分けています。


最初に車の使い方やコンセプトを決めてDIYを始めると、迷ったときも優先順位を立てて機能のアリ・ナシを判断することができるのでおすすめです。

自分たちにあまり必要のない機能を削ると、そこに趣味のスペースを取り入れることができるので、その点がDIYの楽しいところかなと思います。

椅子にもテーブルにもなるベンチチェストは、隠れ収納スペース


ベッドと運転席の間には「居住スペース」と呼んでいる空間があり、ここにはベンチチェストを設置しています。中央に折りたたみ式のテーブルを置いて、食事やPC作業のときに使っています。コーヒーを入れる程度であれば、ベンチチェストをそのままカウンター代わりに使うこともできます。


ベンチチェスト下の収納部分は市販の木製ボックスを2つ並べて使っていますが、実はまだ入れるものが決まっていません。

今は、急に車中泊したくなったときのための最低限の着替えと、夏の間使わない電気毛布などを入れています…!


車内の収納スペースはベッドの下とこのベンチチェストだけなのですが、私たちの休日バンライフのスタイルでは今のところ十分です。

余ったスペースは、今後新しく車の中に置きたいものややりたいことができたときのために取っておきます。将来ここに何が入ることになるのかは自分たちでも楽しみです。

自分のバンライフのコンセプトを決めて、理想の車をDIYしよう!


休日バンライフを叶えるために、イチからデザインしてDIYした理想の車内。

最初に自分たちの目指す休日バンライフのスタイルや車のコンセプトを決めたことで、大事にしたい部分となくても困らない部分の選択ができました。


正直なところ、この車で日本一周をしたり、家を手放して生活するのは難しいです。長期間車で生活するためには、キッチンがないのは大きな課題になるため、もし将来そのような暮らし方をしたくなったときにはまた新しくバンを買って、そのときの自分たちにとっての理想の車内をまたDIYしていくと思います。


どんなに大きな車を手に入れても家よりは限られた空間になるので、無理に家と同じ利便性を詰め込むのではなく、コンセプトを事前に決めて不要なものは省いていくのがDIYのポイント。そうすることで、狭い車内でも自分たちの理想の空間に仕上げることができます。

これからバンをDIYしようと思っているかたは、ぜひコンセプト作りも楽しみながら理想の空間作りに挑戦してみてください。


また、今回のDIYで使った工具は以下の記事にて紹介しています!

どんな工具をつかったか気になるかたはぜひご参考にしてみてくださいね。



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