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シリーズ「バンライフの始め方」〜キャンピングカー登録で車検に通す〜
シリーズ「バンライフの始め方」〜キャンピングカー登録で車検に通す〜

シリーズ「バンライフの始め方」〜キャンピングカー登録で車検に通す〜

昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。

こんにちは!車を拠点に生活をするライフスタイル「バンライフ」をしながら大学に通っている、学生バンライファーのメイです!

最近、ようやく自分の車を人様にお見せできるところまでにDIYすることができました。そしてこの車を見た人によく聞かれること、それは…

こんなに改造して車検引っかからないの?

です。


結論から言うと、規定に則って改造しているので大丈夫です。しかし、この「車検に通す」という作業がなかなか大変でした。車に関する知識がなかったこと(車検の意味さえよくわからなかった)、登録の種類は「キャンピングカー登録」、そして規定が多いのでかなり難しいと言われています。


キャンピングカーの車検についてリサーチしたり、車検に詳しいかたにも教えてもらいながら、どうにかキャンピングカー登録として車検を通すことができました。



今回は、私のように車に関する知識ゼロのかたから、キャンピングカー登録に関しての基礎知識を既にお持ちの上級のかたまで、お役に立てる車検の情報をシェアします。ちなみに、車検は検査員のかたによって言うことが異なる場合があります。私の場合はとても厳しいかたに当たってしまい、「そんなの聞いたことないよ!?」という問題にもいくつか遭遇しました。なので「今DIYしているけど、うまく車検に通るか不安…」という上級者のかたのお役にも立てると思います。


〜初心者のかたへ〜

脅かすようで申し訳ないのですが、「キャンピングカー登録は難しいからやめた方がいいよ〜」と、結構多くのかたに言われてきました。でも、しっかり勉強して、規定にあっているか事前の確認を沢山重ねて車検に挑めば、最後にはきっと車検に通すことができます。胸を張ってバンライフをするため、そして「途中でバンライフを続けられなくなった…」なんて最悪の事態にならないためにも、ここをしっかり抑えて頑張りましょう!私の経験がどうか皆さんのお役に立ちますように。


※今回の記事は主にキャンピングカー登録について説明しています。他の登録と混同しないようご注意ください。

※キャンピングカー登録の規定は変化することがあります。随時公式サイトを確認することを推奨します。最近では2022年4月に大きな変更がありました。

※記事の内容は筆者の実体験とリサーチに基づいたものであり、その事実を約束することはできかねます。最後はご自身でご判断ください。


シリーズ「バンライフの始め方」



目次

1.初級編

  1. そもそも車検って何?
  2. 車検ってどうやって通すの?
  3. バンライフ仕様の車ってどの登録に属するの?
  4. おすすめの勉強法

2. 中級編

  1. ユーザー車検で車検合格までの流れ
  2. 車検を取るならこの時間帯がおすすめ
  3. DIY開始前に陸運局に行って、自分の計画に問題がないかを事前に確認する
  4. 検査員さんによって言うことが違う

3.上級編

  1. 改造を始める前に、まずは元の状態のまま車検をとる
  2. 乗用?乗合?
  3. 就寝スペースのクッション(マット)は用意するのが無難
  4. 後部座席のシートベルトの必要可否は車両の年代だけでは決まらない

初級編

まずは、全くの初心者のかたに向けた章です。実際に私は車検の意味もよく分からなかったので、もしそういうかたがいたらお役に立てれば幸いです…(笑)

そもそも車検って何?

車検というテストに車を通すことで、車の形をした「鉄の塊」が、正式に「車」としてみなされ、公道を走れるようになります。登録によりますが大体1〜2年に一度、車検を受ける必要があります。車を車検に通さないとその車は公道を走ることが許されません。

車検ってどうやって通すの?

車検の通し方 2パターン

車検に通す方法としては大きく分けて以下の2通りです。

①業者に代行してもらう

②自分で車を陸運局まで持っていきテストを受ける「ユーザー車検」


①のユーザー車検だと、代行費用がかからないため安く抑えることができます。「バンライフ仕様の車を車検に通すのって難しいんでしょ?だったらお金を払うから代行してほしい!」と思ったかたがいらっしゃるのではないでしょうか。実はこのバンライフ仕様の車、あまりにも規定が多すぎて(たまに検査員の人さえ把握しきれてない時もあるくらい)、一般の車検代行屋さんではほぼ100%の確率で断られます。私はまだバンライフ仕様の車の車検だけを代行する業者さんを聞いたことがありません。そうすると①の業者さんに代行してもらうという選択肢がなくなるので、残った②のユーザー車検を使用して、自力で車検に通すかたが多いです。「そんな時間と労力、私にはない!」というかたは、既にバンライフ仕様に改造されている車を購入することをおすすめします!

バンライフ仕様の車ってどの登録に属するの?

車検に通す際、どの区分で車を登録するかを決める必要があります。今回の記事では、主にキャンピングカー登録についての説明です。

私の車はもともと福祉車両として登録されていた車でした。バンライフをするためにキッチンやベッドを設置したかったので、もともとあった車内の車椅子用リフターや椅子を全て取り外す必要がありました。しかし、椅子やリフターを取り外してしまうと、福祉車両として成立しなくなってしまいます。

つまり、他の区分で登録し直さなければなりません。この時点で、大きく分けて2つの選択肢があります。


バンライフ仕様車の車検登録パターン

①貨物車両登録

→キャンピングカー登録に比べると規定がゆるいのでもっと自由に改造できる

→車検の度に荷物を降ろさなければいけない

②キャンピグカー登録

→後ろの席にも人を乗せることができる

→車検の時に作ったものを車から降ろさなくていい

→車検2年に一度

→高速道路は普通料金


【重要】ここで超重要なことを1つ!上記の2つは貨物車両登録とキャンピングカー登録の特徴を紹介したものですが、実はどちらがいいかを選択する以前に、私の場合はキャンピングカーにせざるを得ませんでした…その理由はもともとの車の用途が関係していました。詳しいことは本記事後半の上級編で解説するので、ぜひ見てください!本当に改造するかたは、知らないとあとで大変なことになるかも…。


▼車検のルールに関する記事はこちらもぜひ!

おすすめの勉強の仕方

では、実際にキャンピングカー登録にはどのような要件があるのか。それについて全部この記事で説明するととてつもない量になってしまうので、おすすめの解説をご紹介します!


基礎編

ノスケさん【VANLIFE】さん


この動画で、まずキャンピングカー登録とはどんなものなのかという全体像が掴めます!実際に見せてくれるのでとてもわかりやすい!


応用編

大和家のVan Trip Life.さん


実際にDIYを開始し始めると出てくる疑問を、全て動画内で解決してくれています!DIY中に何度もお世話になった動画!


最新編

たびぼうずさん


冒頭でも記載したように、キャンピングカー登録の要件は2022年4月から大きく変わりました。その内容をまとめてくれているわかりやすい動画がこちらです!

中級編

これから実際にキャンピングカー登録を目指す方へ、ここだけは絶対に抑えておいた方がいいポイントです!

ユーザー車検で車検合格までの流れ

構造変更の申請

私のように「福祉車両からキャンピングカー登録へ」というように、登録を変更する場合は構造変更が必要です。これが結構面倒です。というか書類がちょっと難しいです。なので検査員さんに助けてもらいながら一緒に記入しました。以前まではこんなに難しい申請書を書く必要はなかったのですが、令和元年10月から規定が変わったようです。申請から受理まで約1週間ほどかかります。受理されない場合もあるので、車検に挑む日までに余裕を持って申請しましょう。ちなみにこれを代行してくれる業者さんも探してみましたが見つけられませんでした。詳しくはこちら


構造変更の際に必要だった写真


車のメカの部分のメンテナンス

車の機械の部分(ブレーキやエンジンなど)に問題がないか、業者さんに頼んで見てもらいます。


必要書類の準備

必要書類のうちの一つ「車庫証明」は取得から1ヶ月以内である必要があるので注意!1ヶ月以上経ってしまっている場合は、また再申請に行けばOKです。通常受理されるまでに3日間くらいはかかるので時間に余裕を持っていきましょう。


ネットで予約

自動車車検インターネット予約システムで予約を取りましょう。


仮ナンバーを借りる

車検が切れている場合は仮ナンバーを借りましょう。本当は借りない状態にあることがベストなのですが、それについては上級編でお話しします。

当日

いくら事前にメンテナンスをバッチリにしていても、陸運局に向かうまでの道でライトの調子が悪くなったり、小さな不具合が生じることはよくあります。陸運局の近くには「テスター屋」と呼ばれる事前検査をしてくれる場所があります。予約の必要がないので、そこに立ち寄って最終確認を行うことをおすすめします。無事合格しますように!

ENEOSのテスター屋さん

車検を取るならこの時間帯

1番早い時間かお昼過ぎ

やっぱり相手も人間なので、ちょっと心理戦もあるような…(個人の考えです)。検査員さん関係なくですが、人はお昼前お腹がすいてイライラしてしまうことがあるようです。その時間は避けるのがベストかと思います。


繁忙期の3月

4月になるとだいぶ空きます。私が車検に行った日は、とても空いていました。空いていたがために、検査員さんにも時間の余裕があり、結構細かいところまで見られました。あの日もっと混んでいれば、検査員さん2人がかりで見られることは、もしかしたらなかったのかも…。

DIY開始前に陸運局に行って、自分の計画に問題がないかを事前に確認する

陸運局のかたが親切に教えてくれます。以下のことを事前に確認しておきましょう。


この設計で問題ないかの確認

紙に設計図を書いて係のかたに見せます。「こんな感じで作ろうと思っているのですが、問題ないですか?」と聞いてみてください。寸法も併せて記載すると尚良しです。

持っていった設計図

車両のベースと最初の乗車定員調べてもらう

これ、めっちゃ重要です。これら2点を聞いた上で、「本当に自分の車は貨物車登録/キャンピングカー登録ができるんですね」とか、「後部座席のシートベルトは本当につけなくていいのですね」と確認してください。詳しくは上級編で書いていますので、最後まで読んでくださいね!

検査員さんによって言うことが違う

これはキャンピングカー登録のユーザー車検経験者のほぼ全員が言っていることです(笑)本当はあまり良くないことですが、検査員さんで各々要件に対する認識が異なる場合があります。そして、検査の際どこまで細かく見られるか、というのも検査員さんによって異なります。なので「あそこの陸運局は厳しい」「あそこの陸運局は緩い」など、本当にまちまちみたいです。つまり、「あの検査員さんはこう言っていたんですけど…」と言っても当日の担当者が「だめ」と言ったらもうそれで終わりなので、念には念を入れて準備することが大切だと思います。

では、どのような準備をすればいいのでしょうか。

上級編

改造を始める前に、まずは元の状態のまま車検を通す

私の車はもともと車検が切れている状態で購入しました。本当はお店側がまずは福祉車両のまま車検をとってくれる(もちろんお金払って)という話だったのですが、その時はお金がなさすぎて断りました。そしてあろうことか私はそのまま車を解体してDIYを始めてしまったのです。車検を通すまではその車はただの鉄の塊、公道を走ることは許されません。もちろん、仮ナンバー (ほんの数日間しか使えない)を借りれば走れるのですが、入れる保険は自賠責保険のみ。1日保険にも任意保険にも入れないのです。そうなると「半年後には改造したバンで日本中を旅をしていたい!」と意気込んでも、もし車検にうまく通らなかった場合、旅への出発はどんどん長引いてしまうのです。なのでおすすめは、まずは元の状態のまま車検を通す。そしたら最低1年の猶予はあるはずなので、その期間は保険に入り、安心して車を動かすことができます(ホームセンターに行ったり!)。改造しながら旅というのはグレーゾーンなので、決して表立って推奨することはできないのですが…とにかく先に車検を通すことをおすすめします!

乗用?乗合?

初級編で「バンライフ仕様の車の車検登録大きな2パターン」を紹介しましたが、そもそも私の車はキャンピングカー登録という選択肢しかない車両でした。改造を始める前からキャンピングカー登録を目指していたので、結果的には特にこれといった問題はありませんでした。しかし、もしこれが仮にもともと貨物車両登録を目指して改造していたけど、車検の日に「あなたの車はキャンピングカー登録しか選択肢が残っていません」と言われていたら…きっと終わっていました。


乗合自動車等とは

乗車定員11人以上の自動車で貨物自動車等及び特種用途自動車等以外のもの。

乗用自動車等とは

乗車定員10人以下の自動車であって貨物自動車等及び特種用途自動車等以外のもの。


私の車はもともと10人定員の登録がされており「乗合」というものでした。乗合の車両を貨物車登録することもできなくはないようなのですが、「後部座席を外すなら大丈夫」とのこと(何で?)。後部座席を外しての貨物車両登録は難しいらしいので、結局キャンピングカー登録にしました。

就寝スペースのクッション(マット)は用意するのが無難

本来、「就寝スペースにはクッションやマットを装備する必要がある」というような規定はありません。なので、私が事前に検査員さんに確認した時も「それは必要ないから丈夫です」と言われました。しかし、いざ当日車検を受けると「クッションやマットがない状態では就寝スペースとみなせない。たしかに就寝スペースの箱はあるが、これでは貨物車両と何ら変わらないではないか。」と言われ、その日は出直すことになったので、事前に用意しておくのが無難だと思います。その際には難燃性の素材であるという「証明書」が必要になるので、併せて用意しましょう。


マットがない状態

後部座席のシートベルトの必要可否は車両の年代だけでは決まらない

キャンピングカー登録をすることの個人的に一番大きなメリットは「後部座席で横向きの座席を設置することができる」という点です。車内で座席とみなすにはシートベルトが必要なのですが、平成24年以前の車なら、横向き座席でシートベルトの設置も必要ない、という例外があります。2022年の年明け、陸運局に「本当にシートベルトが必要ないか」を確認した際も「あなたの年式の車両であればシートベルトは必要ない」との回答でした。しかし、いざ車検の日になると別の検査員さんに「元々の登録で乗車定員が11人以上でないとシートベルトは着用必須。」と言われました。規定が書かれている本を見せていただくと、確かにそのように記載されていました。これは聞いたことのない規定だったので、びっくりしました。

まとめ

陸運局


以上、キャンピングカー登録解説でした。お金に余裕があれば、既に完成しているキャンピングカーを購入することをおすすめします。でも、DIYで作るバンライフ仕様のバンはお金とか関係なく、ロマンなんですよね(笑)正直車検を通すことは簡単ではないし、学ばなければいけないことも少なくない。それでもなんとかして自分のイメージする、世界に一つしかない最高のバンを作りたい。そんなロマンがあるから、これだけ規定が複雑でも、未だたくさんの人がキャンピングカー登録に挑戦するのだと思います。


途中挫けそうになりましたが、知識ゼロからスタートの私でもどうにか車検に通すことができました。たとえ1回で合格できなかったとしても、また挑戦すればいいんです!分からなくなったらとにかく陸運局の係のかたに聞きに行けば大丈夫。夢のバンライフまであと少しです!頑張ってください!!!


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昭和女子大学の4年生。専門は中国語。コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、軽バンを借りて、授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。1年後、ハイエースをかりて、またオンライン授業を受けながら1ヶ月間のバンライフを経験。現在は、現役大学生が本格バンライフをする「大学生×バンライフ」のための準備中。

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